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2006年12月15日(金) Feel your groove
◆元「モー娘。」紺野あさ美 慶應大学藤沢に合格(J-CAST ニュース)
 おめでとうおめでとう。すごいよ。あっという間だよ。ほんとよかったね。
 って、自分のことのように喜んでたんだけど、気がついたら今日は自分の記念日だったじゃねえか。当サイト「音楽観察者」開設5周年。お祝いしていいんだよね。とりあえずおめでとう自分。10周年を迎えられた「小心者の杖日記」に負けないようがんばります。


  
○松浦亜弥「Naked Songs」(CD+DVD)(2006)
 スタジオライヴ形式によるセルフカヴァー音源を新曲でサンドイッチした変則的なアルバム。ただし純然たるスタジオライヴではなく、ブラスセクションやコーラスはオーヴァーダビングしてあるようだ。
 ミュージックマガジンでは手ばなしの絶賛。(「まるでリンダ・ルイスのような歌い回し」だって。)一方、amazonユーザーレビューでは不評の嵐が吹き荒れている。
 僕自身の感想としては、「”歌手復権”の心意気は感じるんだけど、ちょっと中途半端なできだな…」といったところ。
 新曲は良いと思うんですよ。でも肝心のスタジオライヴ部分が弱い。リハーサルみたいに聞こえる瞬間もあるし。その原因(の一端)は付属DVD(スタジオライヴ部分を約50分にわたって収録したもの)にかいま見ることができる。要するにバンドがあまり楽しそうじゃないんだよね。あくまで「歌手」と「バックバンド」にセパレートされてしまって一体感がないというか。そうなると松浦自身も”楽しんでいるふりをしている”ように見えてきてしまうのがツラいところ。
 どうせなら、新曲タイプの曲ばかり集めてコテコテのAORアルバム作れば良かったのに…。

2006年12月14日(木) Sweet memories
◆東芝EMIから東芝が撤退、英国EMIグループの完全子会社に(CDJournal.com)
 良い方向に向かっていくといいんだけど。さらに英国本社の専横が強くなるなんてのはご勘弁願いたい。


  
○「Jewel Songs 〜Seiko Matsuda Tribute & Covers」(2006)
 松田聖子トリビュートアルバム。参加アーティスト等の詳細はこちらを参照のこと。(試聴もできます。)
 ガガガSP(パンク「制服」だよ…)とかマニ☆ラバ(声太い女の人が歌っているのかと思った)など少々微妙なトラックもあり、しかも中森明菜だけ旧録だったりする(なぜ?)んだけど、おおむね楽しめるアルバムでした。
 まず1曲目YUKIと2曲目Coccoが鮮烈。YUKIは個人的に最も苦手とするタイプのシンガーなんですが、ここでは非常に抑制の効いた歌い方をしていて好感を持ちました。ひょっとして、俺が思っていたよりずっとクレバーな人なのか。
 で、Cocco「渚のバルコニー」は、あまりにあまりなストレイト・カヴァーになっているのが素晴らしい。松田聖子シンギングのコピーをこれだけ忠実にやりながら、ここまでみずみずしさを感じさせるのはマジすごいです。
 そして後半にも1曲すげーのがありました。小島麻由美「SWEET MEMORIES」。ただの凡曲でしかないあの曲を、ここまでせつなくやさぐれた曲にしてしまうセンスには脱帽です。スピッツトリビュートでの「夏の魔物」も見事だったけど、こっちも好きだなあ。
 あ、それから爆笑したのがPuffy「天使のウィンク」。あの可愛らしい曲を、強引にザ・フーにしちゃってるんですもん。
 イントロが「ピンボールの魔術師」&「無法の世界」で、すぐに「サマータイム・ブルース」に突入し、最後は「シー・ミー・フィール・ミー(もしくは「俺達はしないよ」)」で締めるという…。全ザ・フーファン必聴のトラックです(嘘)。
 それにしても、各曲の演奏者等の詳しいクレジットがないのは残念。なにか掲載できない理由でもあるのかな。 

2006年12月12日(火) ダーリン
◆BEAT CRUSADERSがインディー時代を総括するCDと通販限定DVDを『1999-2003 Lastrum Years』
 (CD+DVD) として発売。
(bounce.com)

「※なおCDは、2003年のCD発売時にはCCCD仕様でしたが、今回は通常のCD仕様となります。」て。買い換えさせようって手か。ずるい。


  
○つじあやの「さよなら愛してる」(2006)
 店頭で見たジャケの美麗さに負けて買ってしまいましたよシングル。髪伸ばしてイメージチェンジですか。
 「さよなら愛してる」、ずーっと後ろで「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」ぽいメロトロン(たぶんキーボード代用)が鳴っているのが良い感じです。で、終わりの残響は「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」ぽい。
 そうか。あれだな、発売時期といい、これはジョン・レノン追悼シングルだな(妄想)。※1
 それともうひとつ。ドラムスのクレジット見てびっくり。屋敷豪太だって。あーなるほど。kokuaつながりですか。※2
 というわけで、あいかわらず細かく練り込んであるなーと思いました。カップリングの「ダーリン」も、後ろで鳴っているキーボードがアレンジのキモですね。もちろん「ウクレレあってこそ」のアレンジでしょうけど。


 ※1 ほんとにただの妄想なんで、アホとか言わんでください。
 ※2 公式サイトのプロフィール見て知ったんだけど、最近は堂本ブラザーズバンドでドラム叩いてたりするんすね。

2006年12月11日(月) 湯気
 毎日チャットモンチーばかり聴いているので、新ネタがありません。「耳鳴り」のでこぼこ加減も繰り返し聴くうちに気にならなくなってきました。それにしても高橋久美子のドラムス、たまらんなあ。パワフルでありながら「押し」一辺倒じゃなくて、「引き」もきちんと心得たプレイが良いです。
 例のごとくYouTubeには様々なライヴ音源があがっているのですが、日比谷野音での演奏が一番好きです。以下の3曲。「ハナノユメ」「東京ハチミツオーケストラ」「湯気」
 次点が場所不明の「ツマサキ」。それからELVIS LIVES 2006での「恋の煙」
 本気でライヴ見たくなってくるよこれは。

2006年12月9日(土) Anyway, anyhow, anywhere
◆つじあやの「さよなら愛してる」PVフル試聴
 うららか・びより及びhtpr経由。見たら(聴いたら)シングル欲しくなった。12/20までの期間限定試聴だそうです。


  
 「資料館」に「ザ・フー・スペシャル・ボックス・セット」についての記事を追加しました。こちらからどうぞ。

2006年12月8日(金) The Case
湯川潮音が〈冬盤〉ミニ・アルバム『雪のワルツ』を1月31日にリリース。やっと出ますか。冬終わっちゃうやんと思ってやきもきしていたところでした。


  
○Tommy heavenly6「I Love Xmas」(CD+DVD)(2006)
 クリスマスシングル。もはや惰性で買っているんだけど、今回のはなかなか良かった。ハードかつ切ないというTommy heavenly6セオリーを遵守している。カップリング曲も同様。メロディ的に目新しくないのは、仕方ないと思うことにします。
 付属のDVDに収められたPVにはTommy february6も登場。それからパンダに乗ったガラの悪いサンタクロース。

2006年12月7日(木) 罪と罰
 これ見て笑いすぎた。ごほごほ。「人類の進歩と調和とせつなさと心強さと」より。


     
◆椎名林檎、アルバム&DVD決定!(HMV Japan)
 4年前の熱狂はもう戻らない。聴かないかも。

◆コリン・ムールディング引退?!(rickdom)
 SOTF経由。音楽にまったく興味がなくなっちゃったんだって。くすん。で、XTC凍結てか。

◆THE WHOの来日は絶望的(子供騙しの猿仕事日記)
 これまた悲しいニュース。今度こそ見に行こうと思っていたんだが…。

◆デヴィッド・ボウイ紙ジャケ全17種(紙ジャケットミュージアム)
 こう並ぶとさすがに壮観ではある。「レッツ・ダンス」までは駄作1枚もないし。

◆E.L.O.のインスパイア・バンド、L.E.O.デビュー!Bleu、A.スターマー、ハンソンら参加 (CDJournal.com)
 試聴してみたけど見事にまんまですがな。うははは。買い物リストにメモメモ。

2006年12月6日(水) どなる、でんわ、どしゃぶり
    
○チャットモンチー「シャングリラ」(2006)「chatmonchy has come」(2005)「耳鳴り」(2006)
 入手しました。シングルだけでは飽きたらずアルバムまで。で、この3日間こればかり聴いておりました。
 作詞にしろ作曲にしろ演奏にしろ、メンバー3人それぞれが有機的に作用しあっている様子が手に取るようにわかるグループですね。最初はどうしても橋本嬢のヴォーカル&ギターに目がいきがちなのですが、すぐにベース福岡嬢とドラムス高橋嬢の重要性にも気づくことに。あらまほしきロックバンドの姿を体現してます。それも「自然体」にしか見えないたたずまいで。今後まだまだすごくなりそう。楽しみ。

 以下簡単にそれぞれのディスクの感想を。
 最新シングル「シャングリラ」。もともとこの曲にノックアウトされてしまったわけですが、カップリング2曲もいいです。3曲でひとつの流れができている感じで。
 「chatmonchy has come」は、ほぼ一年前に出たデビューミニアルバム。「ハナノユメ」で鮮烈に始まり、さまざまな表情を見せながらラストまで一心に駆け抜けていきます。予備知識なしに聴いたら衝撃かも。最初に手に取るべき一枚。
 「耳鳴り」は、今年の夏にリリースされたファースト・フルアルバム。これはちょっとでこぼこした印象。「東京ハチミツオーケストラ」「恋の煙」「恋愛スピリッツ」そして再度収録された「ハナノユメ」。この4曲のレベルとその他の曲のレベルとが、うまく調和していないように感じられました。単調に思える、もしくは冗長に感じる部分もあります。でもまだファーストだしね。今後これを凌駕するアルバムを確実にリリースしてゆくでしょうから、これはこれで良いんだと思います。
「薄い紙で指を切って/赤い赤い血が滲む/これっぽっちの刃で痛い痛い指の先/バラのトゲを見ていたら/あなたの心の寂しさが/痛い痛い とがった心臓/ドクンドクン 血がめぐる」(「ハナノユメ」)

(参考)Wikipedia:チャットモンチー

2006年12月4日(月) Everybody knows this is nowhere
  
○ニール・ヤング&クレイジー・ホース「LIVE AT THE FILLMORE EAST MARCH 6&7, 1970」(2006)
 1970年、フィルモア・イーストでのライヴ音源が公式リリースされた。
 このときの前座はスティーヴ・ミラー・バンドとマイルス・デイヴィス(!)。今から見ると、豪華すぎてため息が出るようなメンツ。ぜひ前座も含めてフルで収録して欲しいところだけど、ブートレグでもなけりゃそんなことができるわけもなく。ニールの演奏についても、前半のソロ・アコースティック・セットは含まれず、オリジナル・クレイジー・ホースを従えたエレクトリック・セットのみの収録となっている。
 というわけで、少々文句を言いたくなるリリースではあるけれど、実際聴いてみれば、そんな不平不満もどっかへいってしまうような濃い演奏が、生々しくも素晴らしい音質で展開されるのだから、ぜいたく言ってすみません、って感じになる。カントリータッチの曲(「ウィンターロング」とか)と、テンションの高い曲(「ダウン・バイ・ザ・リヴァー」「カウガール・イン・ザ・サンド」)とのバランスもいい。もちろん後者では、ニールによる”情念のイタコ弾き”ギターソロも堪能できる。(ちなみにニールのギターは右チャンネル、左チャンネルのギターは故ダニー・ウィッテン。)ほんとこのソロは唯一無二の世界だよなあ。
 ところで、ジャケ表の左上に「NEIL YOUNG ARCHIVES PERFORMANCE SERIES DISC2」との記載があるんだけど、これはどういう意味だろ。アコースティック・セットの方もいずれリリースされるってこと?


※マイルスのこの時の音源(1970/03/07演奏分)は別途公式リリースされてます。これですね。

2006年12月2日(土) ハナノユメ
◆チャットモンチー「シャングリラ」PV
 この曲にはなんか打ちのめされた感じ。こういう声は基本的に身体が受け付けなかったはずなんだけど。
 好きになってしまうかも知れないな、チャットモンチー。
 このスタジオライヴVerも良い。爆音で聴きましょう。演奏とコメントのギャップがありすぎるのがおかしいね。
「胸を張って歩けよ/前を見て歩けよ/希望の光なんて なくったっていいじゃないか」
 さあシングル買いに行こ。

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