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はてなダイアリー(Everything but Music)

 2005年11月15日(火) Mixed emotions
    
◆ストーンズ「レアリティーズ」日本盤が発売延期(CDJournal.com)
 発売日が11/30→1/25に大幅延期。輸入盤は11/22発売のままなのに。あ、来日記念盤にするつもりだな。

◆ソフトマシーン1st 紙ジャケ
 おお!ついに。歯車ギミックジャケが楽しみ。フェアポートの続きも出るのか。

◆カフェ・アプレミディのクリスマス(HMV Japan)
 とうぜん橋本徹氏選曲。「プレゼントにも最適(女子受け確実!モテへの近道か!?)! 」て解説文に笑った。

◆カウントダウン企画 日本のシンガーTOP30(HMV Japan)
 30位 平井堅、29位 大貫妙子、28位 椎名林檎というめちゃくちゃさがおもしろい。次の展開期待してます。

 2005年11月14日(月) I'll follow the sun
◆「ムーン・ユニット」が最も奇妙=セレブの子の名前(livedoorニュース)
 ムーン・ユニットドゥイージル・イアン・ドナルド・カルヴィン・ユークリッドアーメット・エムーカ・ロダンディーヴァ・マフィン。ザッパの4人の子どもたちの名前。しかし、ザッパがセレブとか言われるとちょっと違和感あるなー。


 
○「Apple of her eye 〜 りんごの子守歌」(2005)
 このアルバムの欠点は、聴いているとむしょうに眠くなってしまうところだ。あまりに気持ちが良すぎて。
 畠山美由紀、アン・サリー、イノトモ、原田郁子、湯川潮音ほか計10人の女性シンガーによるビートルズ・カヴァー集。子守歌というコンセプトらしいから眠くなるのもあたりまえか。
 しかし子守歌といっても、単純ななごみ系ではなく、凛とした空気感を持ったトラックが並ぶ。曲によってシンガーは替わってもバックトラックを貫く思想はひとつなので、最初から最後まで見事な統一感に包まれている。そういう意味ではこれはプロデューサーのアルバムだ。どうせプロデューサーやるなら、こんなアルバム一度でいいから作ってみたいよね。
 日本人アーティストによるビートルズ・カヴァー集ってムニャムニャなものが多いんで、買うときにかなり迷ったんだけどこれは買って正解でした。
 いちばん僕の心をとらえたトラックはイノトモ「Julia」。次にchie「Across The Universe」。そして三番目に、ちょっとした気恥ずかしさも含めて原田郁子「I Will」。
「ようやくあなたをみつけると あなたの歌は空気を満たす/大きな声で歌って わたしに聞こえるように/あなたのそばにいられるように/あなたのすることすべてが いとしく思える/ねえ わかるでしょう」(「I Will」) 

 2005年11月13日(日) Remind me
◆HIGH-HOPES管理人のひとりごと
 ソニーミュージックのサイト「HIGH-HOPES」管理人さんのBlog。「BORN TO RUN 制作日記」が興味深い。DVDに日本語字幕つけるのってたいへんなんすね。発売を楽しみに待ちます。

◆マイルス・デイヴィス アナログ・コレクション
 紙ジャケ探検隊経由。20枚組で税込81,900円。アナログ盤集める趣味とすっぱり手を切っておいてよかったなあと思えるアイテム。こんなんに手出してたら小遣いがいくらあっても足りない…。



○ディスロケーション・ダンス「クローマー」(2005)
 80年代にネオアコまみれだった人間にとっては忘れがたいグループ、まさかの復活。21年ぶりの新作ということになります。(日本盤オビには「12年ぶり」と書いてあるけど間違い。)
 どんな音になっているかおそるおそる聴いてみたのだが、よく練り込まれたアコースティック・ポップでとても良かった。傑作と言い切っちゃってもいいかも。ジャズやボッサなどの要素を上品にとりいれた心地よい音を響かせています。
 かつてのメンバーは中心人物のIan RunacresとトランペットのAndy Diagram(ペイル・ファウンテンズのメンバーでもあった)の二人だけで、女性ヴォーカルもKathryn Way嬢ではなくなってしまっているけれど、十分に当時の面影を残したサウンドです。Andy氏の吹くトランペットの音を聴いてると、なんだか甘酸っぱい気分になってくるよ…。すでにエヴァーグリーンな輝きを帯びて、末永く聴き続けられそうなアルバム。
 ウィークエンドやディヴァイン&スタットン、初期エヴリシング・バット・ザ・ガールなどの音が好きな人はぜひ。

 
 ついでなので、CD化された彼らのアルバムを紹介しておきます。
 一番左は「MUSIC MUSIC MUSIC」。'81年リリースのセカンドアルバム。線が細くて少しぎこちないけど、今聴いてもなかなか魅力的な音。ジャズの影響強し。CD化にあたって「You'll Never Never Know」などのシングル曲を追加。
 まん中はサードアルバム「Midnight Shift」('84)。僕が彼らに出会ったアルバム。「Show Me」という曲が好きで好きで。ジャケットもいいですね。CD化にあたり、これも12インチシングル音源などを追加。
 右は「BBC Sessions」。タイトル通りの'81〜'82ラジオ音源。ピール・セッションとか。イギリスのバンドにありがちなやや不安定な演奏もあるけど十分楽しめます。音質もまあまあ。
 EBTGやアズテック・カメラなどと違って、当時の日本では彼らはあまり人気はなかったけれど、「You'll Never Never Know」がカヒミ・カリイ「マイク・オールウェイズ・ダイアリー」の元ネタになったりして、一定の影響力は持っていたように思います。CD再発もVinyl Japanだし。

 2005年11月12日(土) All shook up
 

 今週届いた紙ジャケ購入特典ふたつ。

 左は「BOB DYLAN LIVE AT CARNEGIE HALL 1963」という未発表ライヴCD。
 「NO DIRECTION HOME」と9月にリリースされた紙ジャケ4種をすべて購入するともれなくもらえるもの。紙ジャケ仕様になっているのが泣かせます。

 右はエルヴィス・プレスリー紙ジャケ収納ボックス。
 8月に再発されたエルヴィス紙ジャケ30枚のうち10枚を購入するともらえる特典です。30枚を収納できる紙製ボックス。実は今、エルヴィスがプチ・マイブーム状態なのであります。特に70年代のエルヴィスが。

 それぞれの写真をクリックすると、詳細写真のページが開きます。よろしければどうぞ。

 2005年11月10日(木) Too much monkey business
 二日更新休んだだけで不安になったわたくしです。見捨てないで。

     
◆「BORN TO RUN」30th Anniversary イベント
 へ。11/23って、発売日にイベントなの? と思ったらいつの間にか12/14発売に変更になったみたい。

◆イーノが機材をオークションで大放出(what's my scene? ver.7.0)
 そういやWindowsの起動音ってイーノが作ったんでしたね。

◆タワレコ発パンクガイド本!(bounce.com)
 Docomoに買収されてしまったタワレコが今度は本を出すそう。以前店頭で配っていた「TOWER GUIDE TO PUNK」のアップグレード版かな。

◆P2P『ビットトレント』ユーザーに、世界初の有罪判決(HOTWIRED JAPAN)
 一時はあれほど入れ込んでいたBTも、ここのところすっかりごぶさたです。飽きるの早い。

◆ロジャー・ダルトリー、マッカートニー夫妻を攻撃(BARKS)
 なぜヘザー・ミルズはここまで嫌われるのでしょう。よくわかんないす。

◆チャック・ベリー氏、著作権侵害でカラオケ会社を訴え(ロイター・ジャパン
 全ての曲の版権を所有しているってのはたいしたもんです。さすが御大、モンキー・ビジネスのことをよくわかっていらっしゃる。

◆ジョン・レノン、デジタルの時代に突入(NME.COM)
 12月からソロ時代のバックカタログがオンラインストアでダウンロード購入できるようになるとのこと。ふむ。

◆スパークスがカムバック(UNDERCOVER)
 するらしいよ。

 2005年11月7日(月) The Rebel Jesus
 
○ジャクソン・ブラウン「ソロ・アコースティック第一集」(2005)
 自らのアコースティック・ギター(またはピアノ)だけをバックにおこなったコンサートからのベスト・テイクを収めたライヴ・アルバム。長年在籍したアサイラム/エレクトラを離れ、自分で設立したインディー・レーベルからのリリースである。

 これが実に素晴らしい。驚くほどみずみずしく、誠実で、聴くものの琴線をふるわせる。内ジャケの写真を見るとさすがに老けたなあと思うけれど、声は昔と全く変わらない。ギターやピアノの響きも美しく、とても一人で演奏しているとは思えない豊かな音楽だ。聴いているといつの間にか遠い目になり、そのうちにうつむいてしまう。

 うつりかわりの激しいポップ・ミュージックの世界で30年以上活動しながら、このみずみずしさを保っているというのはほんとにすごいことだと思う。ある意味、スプリングスティーンよりもすごいかもしれないぞ。

「ぼくはおめでたいばか者になって せっせと稼ぎまくることにしよう/消費者の心や魂を狙って広告が打たれ あれこれと売り込んで来る世界で/そして金で買えるものならそれが何であれ 信じることにしよう/まことの愛こそがそんな考えを打ち負かしてくれると思っていたけれど/神様 そこにいらっしゃるのですか? 仮面を被って生きる者のために祈ってください/うんと若くして意気揚々と旅立ったのに 結局は降参するしかなかった者のために」(「プリテンダー」 中川五郎 訳)

 デジパックの内側、バックステージにずらりと並んだギターケースの写真にはちょっと笑った。「ソロ・アコースティック」という言葉から連想する「身軽さ」とは対極の生真面目さ。やっぱすげえ。

(追記)
 これに似たアルバムをひとつ思い出した。ジム・ウェッブ「Ten Easy Pieces」

 2005年11月5日(土) How to be invisible
◆フランク・ザッパ「Dub Room Special」フラッシュ・ページ(zappa.com)
 あ、もうDVD出たんだ。でもリージョン1だっけ。

◆遠藤賢司スペシャルBOX 東京ワッショイ(仮)(ディスクユニオン)
 エンケンさんの音楽にはそれほど興味はないのだけど、「東京ワッショイ」だけは別。欲しいぞ。


  
○ケイト・ブッシュ「エアリアル」(2005)
 激しく地味。
 ディスク1を聴いていたときは、これもアリかなって思っていた。なにせ2枚組だし、ディスク2ではがらりと変わった音楽を聴かせるのではないかと。フー・ファイターズ最新作みたいに。
 しかしディスク2を聴き進んでいっても基本的に同じ路線が続くので愕然とする。往年の彼女を思わせるのは、ディスク1のトップとディスク2の最後くらい。レコード会社はセールス・ポイントを探すのに苦労しただろうな…シングルカットできそうな曲もほとんどないしな。

 これまでの彼女の音楽には、エキセントリック的な部分とヒーリング的な部分の両方が等価で存在していた。それは既にデビュー・アルバム(1978)にあった特徴だ。しかし今回は後者の方向に偏りすぎてしまったように思う。両面の微妙なバランスこそがケイト・ブッシュの音楽の魅力だったのに。
 この12年間、彼女は子育てに専念していたらしい。そういう背景を知ると、これは子供を持った後の女性アーティストが作る音楽の典型のような気もする。そんな形容は彼女には最も似合わないはずだったのだが。なんだかローラ・ニーロの変遷を連想してしまった。

 あ、誤解のないように書いておきますが、音楽のクオリティ自体が低いわけではないので念のため。ひとつひとつの音もとてもよく練り込まれているし。一音たりとも無駄な音を許さない完成度の高さはさすがって感じです。
 それから、ジャケット・アートワークが素晴らしい。表のストイックな抽象と、中のファンタスティックな具象の対比がとても鮮やかで。そういったセンスは全く変わっていないと思わせるだけに、よけい残念に思えるのかも。

(追記)
 絶賛派である風来坊さんの秀逸なレビューもご参考にされるとよいかと。

 2005年11月1日(火) There's gonna be an accident
    
◆KATE BUSH特集(TOSHIBA EMI)
 12年ぶりの新作出ました。紙ジャケ再発も。

◆ジョン・フェイヒイ・トリビュート・アルバム(この世はレースのようにやわらかい)
 フェイヒィってトリビュートしにくそうだよね……あ、リー・ラナルドの名前が。

◆紙ジャケ・リリース情報(HMV Japan)
 またリリース情報が追加になってる。しかもヴァシュティ・バニヤンスラップ・ハッピー/ヘンリー・カウレフュジーだ……とほほ。2940円、高えなあ。

◆王様、ひねった“カブトムシ”カヴァー集(OngakuDB.com)
直訳ロッカー、王様にとって、長年の願いであるビートルズの直訳カヴァー。しかし、ビートルズのオリジナル曲は、現在原語以外でのカヴァーは禁止となっています。 そこで考えたのが、ビートルズがカヴァーした曲の直訳カヴァー!多くのロック・ファンがビートルズから知った数々のオールデイズの名曲を今、王様が日本語でお届けします!
 「BOYS」→「男子」てのに笑った。


  
 この間、近所の大型古書店の完全閉店セールにて10円で入手した「バーダー・マインホフ」(1996)が激しく良い。
 すきまを活かしたサウンド。パーカッションやハンドクラッピングに切り込むヴァイオリン。ぶっきらぼうなヴォーカルににじむリリシズム。哀感をたたえたメロディ。グループ名にたがわず、歌詞はドイツ赤軍のことばかり。
 ジ・オトゥールズのルーク・ヘインズのプロジェクトだそうだ。侮りがたし。

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