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 2003年9月30日(火) 急いで口で吸え。
◆CCCDへの抗議に埋め尽くされたビートルズ「レット・イット・ビー…ネイキッド」ユーザー・レビュー。
 (情報元: パンサラッサ 9/30)

◆もはや伝説。スネークマンショ−遂に再発!!(from HMV Japan)
 紙ジャケ再発。ひゃはは楽しみ。ソニーはYMO関係音源を順調に再発してますね。「ニウロマンティック」とか「薔薇色の明日」とかも早いとこリマスター再発してほしい。

 今日は終日イベントの手伝い。直接の担当であったVIP受付だけでなく、終了後の会場撤収もさせられてへとへと。モップがけ(会場が体育館だったので)までやらされたぞ。運動部か。
 行き帰りに聴いたのはザッパ「ティンゼルタウン・リベリオン」('81)。新曲、代表曲をとりまぜたライヴアルバム。スティーヴ・ヴァイ初登場。
 ザッパの数ある作品中、最初にハマったのがこのあたりの80年代作品群だった。
 まあ僕がザッパを聴き始めたころはこのあたりのアルバムしか入手できなかったから必然だったわけだが、適度にポップで適度にアヴァンギャルドで初心者には良かったのかも。ただ、60年代や70年代の”濃い”作品に触れるようになると物足りなくなってくるのも確か。
 「そんな気はないぜ 心をくれてやる気はないぜ/俺は坐って恋に落ちたバカどもを笑ってやる/恋なんてもんはないんだぜ/今じゃ天国で歌う天使なんていないんだぜ」(「アイ・エイント・ガット・ノー・ハート」 茂木健 訳)

 2003年9月29日(月) Beat it with your fist
◆ボブ・ディラン、DVD『ドント・ルック・バック』スペシャル・エディション (from OngakuDB.com)
 ライヴ映画を期待すると肩すかしをくらうけど、あの時代の雰囲気と当時のディランをとりまく状況を追体験するのに適したフィルム。いきなり「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」のプロモーション・フィルムではじまるのもカッコいい。

◆21馬鹿バンド、ライヴ盤はCD+DVD  (from CDJournal.com)
 聴きたいような聴きたくないような…見たいような見たくないような…。

 出勤時に「黙ってギターを弾いてくれ」ディスク3。
 従来盤ではアナログ3枚組をCD2枚に収録してあったが、この紙ジャケ盤はオリジナルに準じた3枚組となっている。もともとがアナログだっただけにこの方が良い。従来盤CDとはかなり印象が変わるのだ。
 急ぎの資料を提出し、うちあわせに出て、午後は明日行われるイベントのリハーサルに参加。思ったより早く終了してラッキーでした。
 帰りはDCPRG「アイアンマウンテン報告」。身体の記憶をよみがえらせてから「混沌音楽」と「構造と力」に入っていこう。

 2003年9月28日(日) Sensuous Experience
 DVD付きアルバム特集。(from HMV Japan)
 流行ってるとは思ってたけど、こんなにあるんですね。

 行きたくねえなあと思いながら休日出勤。「黙ってギターを弾いてくれ」ディスク2を聴きつつ。
 このアルバムに収められた演奏は、ほとんどがライヴ録音である。つまり、コンサートで演奏した曲のギター・ソロ部分だけをピックアップして3枚組に仕立ててしまったわけだ。お手軽な手法に思えるのだけれど、アルバムの内容はとてもお手軽どころじゃない重量級の出来。そこがザッパ。
 仕事はなんとか半日程度で終了。あーやれやれ。
 帰りはかしぶち哲郎「彼女の時」。「リラのホテル」は矢野顕子とのデュエット・アルバムだったけれど、こちらではアッコちゃんに加えて大貫妙子と石川セリ(井上陽水夫人)がデュエット・パートナー。うらやましいです。

 2003年9月27日(土) Dear Catastorophe Waitress
 午前、妻とクルマで出かける。川で花を流し、図書館で本を返してまた借りて、そのあと名古屋へ。
 栄タワレコでベル&セバスチャン「ヤァ!カタストロフィ・ウェイトレス」ロバート・ワイアット「クックーランド」デートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデン「Structure et Force」ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌 リミックス」といった新譜を買い、10%オフバーゲン中のバナナレコードでジョアン・ジルベルト「ジョアン 声とギター」インクレディブル・ストリング・バンド「ベスト 1966-1970」ザ・カラー・フィールド「ヴァージンズ・アンド・フィリスタインズ」「フリー・ソウル クラシック・オブ・アレサ・フランクリン」などを購入。買いすぎ。
 そういやエルヴィス・コステロの紙ジャケが発売されていたので手にとってみたけど、購入欲をそそらず。あれだったらMSIからリリースされてる各アルバムの拡張版2枚組を買った方がいいなあ…「ゲット・ハッピー」なんか50曲入りなわけだし。

 2003年9月26日(金) Shut up 'n play yer guitar
 Pink Floydの『Live At Pompeii』完全版DVDが日本盤でも発売!
 初期フロイドのファンにはたまらないフィルム。11分の未発表映像と、特典の「オリジナル・コンサート・フィルム」っつーのが気になる。
 もひとつリリース情報。ホリーズも紙ジャケに。
 オリジナル・アルバムは持っていないのでちょっと欲しい。でも東芝さんの紙ジャケは高いんだよね…。

 朝起きてTVをつけたら北海道・東北で地震とのニュース。最近大きな地震が多いような気がする。
 出勤時にザッパ「黙ってギターを弾いてくれ」('81)ディスク1。もともとは通販のみのアイテムとしてリリースされた3枚組ギターソロ集。
「このアルバムが発表されるまで、ハード・コア・ザッパ・マニアであればとうの昔に知っていたこの事実に思い至る人はほとんどいなかった…FZはギターが弾けるのである。」(オリジナル・ボックスのクレジットに掲載されていた解説より)
 ザッパのギターはもちろん凄いのだけど、バック・バンドの演奏力の高さにも注目してほしい。特にドラムスのヴィニー・カリュータ。「ファイヴ・ファイヴ・ファイヴ」での彼の演奏にはあぜんとします。
 午前中に懸案の会議を終え、午後にはグループ・メンバーとみっちりうちあわせをして、さあ休み休み、と思ったところに急ぎの仕事が…。土日のどちらか出勤しなくちゃならん。一週間も締め切りを繰り上げるなよ、ったく。
 帰りはかしぶち哲郎「リラのホテル」。気恥ずかしくなるほどのロマンティシズムとリリシズム。
 「うららな 春の庭から/聞こえる 夢のとける音が/僕ら ふたりでひざをかかえて/揺れる大地を できるだけ そっと 見つめてる」(「春の庭」)
 「One Way To The Heaven」で知ったのですが、ライヴ・アンソロジー集が10/25に出るようです。これは良いかも。

 2003年9月25日(木) Watermelon in Easter hay
 R・ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」、米ヒットチャートで初登場1位。
 ストーンズに首位をあけわたしたのがプレスリーだというのがなんとも…。情けなくないすかね、そういうの。若手ミュージシャンの方々。

 最も有名なアルバムは「明日なき暴走」。
 ふむ。「Born in The USA」じゃないだけマシか…。10位までのアルバムはどれも問答無用の名盤ではあります。

 今日もずっと雨。午前中に気合い要な会議。午後は朝もらった宿題の片づけ。夜は書類の精査。
 行き帰りに聴いたのはザッパ「ジョーのガレージ Act II&III」
 ジョーはあやしげな新興宗教に金をまきあげられた後、欲望処理用アンドロイドを壊して刑務所に入れられる。そこでさらにひどい目に遭った末に、彼は自分の頭の中だけでギター・ソロを鳴らすようになる。かつてのガールフレンドであるメアリーが夢想の中に現れ、こう演説する。
 「情報は知識ではなくて 知識は知恵ではないわ/知恵は真実ではなくて 真実は美じゃないわね/美は愛ではないし 愛は音楽じゃないわ」
 ジョーはもうギター・ソロを夢見ることもやめ、マフィン工場で来る日も来る日も機械相手にマフィンを作り続ける。
 「音楽」はこのように人をボロボロにしてしまう…。

 2003年9月24日(水) Lucille has messed my mind up
 朝から雨。寒い。
 ザッパ「ジョーのガレージ Act.I」('79)を聴きながら出勤。
 音楽が非合法化されつつある世界で、犠牲者となるジョーの物語。
 「ジョーのガレージには ヤクもLSDもなかった/だけど何本かのビールで上手くノレたから ひどく外れた音にはなってなかっただろう/そして コードを何度も何度も弾くうちに それがシンフォニーになっていくんだ/俺たちは演ったね 何度も何度も何度も/俺には素敵に聞こえたんだ」(茂木健 訳)
 歓喜に満ちたガレージでの演奏を頂点に、どんどんジョーは落ちぶれてゆく…。
 これから毎日毎日テンションを上げないとこなせない行事がしばらく続く。今日はその第一弾。2時間程度で済むと思っていたのに4時間もかかった…。ついでに10時すぎまで残業してさらに疲労。今週も「トリビアの泉」見れんかったよ…。
 帰りはパディ・マカルーン「I Trawl the Megahertz」。夜運転しながら聴くとすごくいいね〜結局日本盤出ないね〜。

 2003年9月23日(火) Jessie's Girl
 肌寒い一日。終日家でごろごろ。ライノ80年代BOXを聴き進む。今日はディスク2と3。
 ディスク2ではリック・スプリングフィールドとかラヴァーボーイとかクオーターフラッシュとかキム・カーンズとかに記憶をよびさまされる。トム・トム・クラブって米米クラブのバンド名の元ネタだったな、とか。ザッパ「ヴァリー・ガール」が収録されているのにはちょっと感動。
 それはそうとリック・スプリングフィールドって、どこか福山雅治にイメージがだぶるね。俳優・ミュージシャン兼業であるところや、ヒットした曲があまり記憶に残らないところも含めて。
 ディスク3ではイギリスのバンドが増えてくる。デュラン・デュラン、ABC、ソフト・セル、ヒューマン・リーグ、ヘアカット100、ジョー・ジャクソンetc。第二次ブリティッシュ・インヴェイジョン。そういやトンプソン・ツインズってのもいたな。どこが良いのか全くわからないグループだったけど、20年たって聴いてみても印象は変わりませんでした。
 テリー・ボジオ、パトリック・オハーン、ウォレン・ククルロといったザッパ・バンドの面々が結成したグループ、ミッシング・パーソンズが収録されているのにまたまたちょっと感動。 

 2003年9月22日(月) Strictly Genteel
 休みの谷間の出勤。ザッパ「オーケストラル・フェイヴァリッツ」('79)を聴きながら。タイトル通りの管弦楽曲集。これまた「レザー」のかけら。
 1曲目に収録されている「ストリクトリー・ジェンティール」が好きで好きでたまらない。ザッパのオーケストラ作品は現代音楽の影響をモロにかぶったアヴァンギャルドなものが多いのだが、例外的にこの曲はわかりやすく勇壮なメロディをもっている。ザッパ版「威風堂々」とでもいえばいいか。
 「200モーテルズ」('71)で初出(ヴォーカル入りヴァージョン)、「ロンドン・シンフォニー・オーケストラ VOL.2」('87)でも再演し、長大なライヴ・アンソロジー「オン・ステージ」シリーズ最終巻のラストにバンド・ヴァージョンを収録しているくらいだから、ザッパ自身も気に入っている曲だったのだろう。
 休みの谷間とはいえ、かたづけておくべき仕事はあって結局9時過ぎまで残業してから帰る。
 帰途聴いたのは飯田圭織「オサヴリオ」10/22にカヴァー集第2弾が地中海レーベルから出るらしいですね。発売1ヶ月前だというのに、まだタイトル決まってないんでしょうか。

 2003年9月21日(日) Ghost Bells
 いきなり涼しくなりましたね。いやむしろ寒いくらい。もうTシャツと短パンでは暮らせない。
 昨日の朝にamazonで注文したライノ編集80年代音楽コンピ「Like, Omigod!: 80's Pop Culture Box」が届く。BOXセットバーゲンの誘惑に負けて結局買ってしまいました。
 だって、タワレコやHMV通販で売っている値段と比べて5千円も安いし…許して。
 7枚組全142曲というボリューム。さっそくディスク1を聴いてみる。これって年代順に並べてあるんだなあ。ディーヴォでスタートして「ラジオスターの悲劇」につながるという流れがまず良い。びしっとした音質と、当時の世相を映した写真や情報が満載されたブックレットもライノらしい。ディスク1ではエア・サプライとかゲイリー・ニューマンとかビリー・スクワイアなどに悶絶。しばらく楽しめそうです。
 amazonではあわせてマイク・オールドフィールド「Tubular Bells 2003」US盤も購入。やっと非CCCD盤を入手することができたよ。
 で、こちらもさっそく聴いてみたけど……噂どおりの完コピ。オリジナルにあった空気感を丁寧に再現しつつ、ベースなどの低音楽器がぐっと前に出た音像になっているのが特徴的だ。御本人にとってオリジナルの不満点がそこだったんだろう。完成度は高い。でも自己満足に過ぎないような気もする。たぶん熱心なファン以外買わないと思うし。
 ちなみにオリジナルでヴィヴィアン・スタンシャル(ボンゾ・ドッグ・バンド)がやっていた楽器紹介MC役は、今回はジョン・クリーズ(モンティ・パイソンの)がつとめています。
 それから原始人パートにおける姉サリー・オールドフィールドとのうめき声デュエット。ちょっと笑った。

 2003年9月20日(土) OHM SWEET OHM
 Carpentersデビュー35周年記念!究極の紙ジャケBOX!
 えーと。欲しい。オリジナル・アルバムは中途半端な形でしか聴いてないし、クリスマスアルバム2種が紙ジャケ化されてるのも嬉しいし。ザッパBOXはあきらめたんで、そのかわりにこっちを買うか…。

 ここのところ毎週、県立図書館に通っている。図書館はいいね、ほんと。気持ちが落ち着く。静かで快適で。ここにある本を全部借りることができるんだと思うと嬉しくなる。本屋だとそうはいかないもんね。
 今日はマイルスのディスコグラフィー本やカーペンターズのムックなどを借りました。
 夜、amazon輸入盤1000円セールで買ったクラフトワークのアルバムを一気聴き。「放射能」「ヨーロッパ特急」「人間解体」の3枚。代表作「人間解体」よりも、「ヨーロッパ特急」の淡々とした美しさ、「放射能」の実験音楽くささの方が好み。「ヨーロッパ特急」はデヴィッド・ボウイの「ステイション・トゥ・ステイション」より後にリリースされていたのか…。てっきりボウイの方が、クラフトワークに影響を受けてあの曲を作ったんだと思いこんでいた。
 ところでこの3枚、リマスター盤だということで買ったんだけど、CD自体にそういったクレジットは全くない。ほんとにリマスターしてあるのかな。確かに音質は悪くはなかったけど、驚くほどクリアというわけでもなかったし。

 2003年9月19日(金) Shake your booty
 ウドー音楽事務所からメールが届いた。ニール・ヤング&クレイジー・ホース、11月に来日。日程と場所はリンク先をどうぞ。うーん、ストーンズと時期的に重なりそうだね…。

 仕事の行き帰りにザッパ「シーク・ヤブーティ」('79)。ふだんロックやポップスを中心に聴いている人のための入門盤として最適なアルバム。
 新曲をライヴで演奏し、その録音にスタジオでオーヴァーダブしてクオリティの高い新作を作りあげてしまうというザッパ・マジックが展開される。エイドリアン・ブリュー(ギター)、トミー・マース&ピーター・ウルフ(キーボード)、パトリック・オハーン(ベース)、テリー・ボジオ(ドラムス)という面々で構成されたバンドも良い。無謀で闇雲な性急さがあって。
 「クズ野郎ども! ゴミども!/あんたの車のブレーキの修理なんて やつらにはできない/『俺の車、どこにあるんだ?』とあんたがやつらに訊いても やつらはこう答える 『あ、あれ蛇に食われちまいました…』 あんたが刺し殺そうと撃ち殺そうとツバ吐きかけようと やつらは修理なんてしない/やつらは嘘つきで怠け者/やつらはあんたをかんかんに怒らせる/神かけて言えるね やつらは西海岸のあらゆるビジネスにはびこってるんだ/西海岸のビジネスがクズどもを食わせてるんだ」(「フレイクス」 茂木健 訳)
 この曲では、エイドリアン・ブリューがボブ・ディランのものまねをやっていて、これがまたメチャクチャおかしいのであった。 

 そういやこのニュースにはすっかりだまされた……ZACZAKだって。Sledge Hammer Webにはいつもやられっぱなし。

 2003年9月18日(木) The ocean is the ultimate solution
 ザ・ビートルズ14枚目の最新作「Let It Be...Naked」11/17世界同時発売。んで、やっぱりCCCDなの?

 ザッパ「スリープ・ダート」('79)を聴きながら出勤。
 これもア・ピース・オブ・<レザー>。CD化の際に女性ヴォーカル版となった3曲はいつ聴いてもあまり好きになれないが、インスト・ナンバーはどれも良い。ザッパがめずらしくアコースティック・ギターで淡々としたソロを聴かせるタイトル曲はとりわけ素晴らしい。
 アルバムタイトルの意味は「目やに」。ゲイリー・パンターによるジャケはSLEEPしていたDIRT(ゴミ)がベッドから這い出した図になってるけど。
 仕事はまたあほあほな展開になりつつあってうんざり。人の仕事を否定するようなそぶりばかり見せやがって。あー腹立つ。
 帰りはひさしぶりの松浦亜弥「First Kiss」。最近どうしようもなくハロプロ関係への興味を失いつつある。結局このアルバムと「TANPOPO 1」だけが残るのかな、僕の中では。

 2003年9月17日(水) RDNZL
 ジョアン・ジルベルト、空白の15分間。(from 「GOOD ROCKIN' TONIGHT」DIARY 9/17)
 寝てたんだろうか…不思議な人だ。
 各公演のセットリストは中原仁氏のサイトに。

 出勤時にザッパ「スタジオ・タン」('78)。いやあスタジオにこもりすぎてこんなに焼けちゃいましたよははは。
 ワーナー・ブラザーズが「レザー」をバラして勝手に発売したとされるアルバムのひとつ。資本主義社会で活躍する子ブタの物語「グレッガリー・ペッカリー」にはビッグ・スウィフティやビリー・ザ・マウンテンも登場する。
 うちあわせやら外出やらでゆっくりと資料のチェックができず、ひさびさに夜9時まで残業。
 帰りはヴェルヴェット・アンダーグラウンド「VU」。失われたアルバム。「ステファニー・セッズ」が美しい。
 「ステファニーは言う あたしは知りたいの/なぜ人生の半分を 今は憎んでいる人たちに捧げてしまったのか/ステファニーは言う 電話に答えながら/どこの国から電話してるって言おうかしら/でも彼女は死を怖れてはいない/みんな彼女のことをアラスカって呼ぶ/世界中どこにいても人々は訊ねる/すべては彼女の心の中にあるのだから」

 2003年9月16日(火) The torture never stops
 amazonから「ディランのSACDボックスが30%オフ!」とかいうメールが届いたのでのぞいてみたら、BOXセットバーゲンなんてはじまってやんの。ロック・ポップス関係だけで174タイトルもある。ライノの80年代ボックス欲しいなあ…でも金ないなあ…。
 そういえば、ザッパ紙ジャケボックス、僕のところにもお知らせのハガキが届いた。サイトでの申し込みもはじまったみたい。僕はたぶん買わない…いや買えない。

 仕事の行き帰りに「ザッパ・イン・ニューヨーク」。総勢13人という大所帯バンドによる76年のライヴ(リリースは78年)。ブレッカー兄弟が参加しているのがめずらしい。高度な演奏能力を誇る面々をしたがえ、ザッパは緩急自在に駆け抜ける。
 「銀バエがぶんぶん飛び回る絶望の地下牢/かれらはいったい何者なんだ? あいつがここに閉じ込めている囚人たちは?/狂人どもなのか? 聖者なのか?/罪をでっちあげられたつまらないやつらなのか?/説明なんてされたことないんだ この部屋が造られてからずっと/だけど 地下牢はあたかも原罪のように 閉じ込められるものすべてを閉じ込めるためだけに そこにある/あの女を見ろよ… あの男を見ろよ…/俺たちが生きているのは こういう世界なんだ/俺たちが生きているのは こういう世界なんだ」(「拷問は果てしなく」 茂木健 訳)

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