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 2002年12月15日(日) 開設一周年
 当サイトを開設して今日でちょうど一周年です。一年なんてほんとあっという間ですね。
 もうこのサイトは僕の生活の一部になってしまいました。まだまだ続く予定ですので、今後ともどうぞよろしく。

 ビーチ・ボーイズ「LIVE AT KNEBWORTH 1980」を聴いた。
 ブライアン−カール−デニス−マイク−アル−ブルースという全盛期ラインアップでのライヴ。
 当時リリースされたばかりの「キーピン・ザ・サマー・アライヴ」をプロモーションしながらヒット曲もがんがんやるという構成が嬉しい。ライナーノーツによれば、事前宣伝の不備で観客を10万人集めるつもりだったのに43000人(それでも凄い数だが)しか集まらなかったらしいが、それでもかなり盛り上がっている様子。
 彼らのヴォーカル・ハーモニーはライヴでも完璧ですね。「レディ・リンダ」のコーダ部分なんて聴いててほんとぞくぞくする。海外ではDVDも発売されてるようだが、これはちょっと見てみたいなあ。
 もう一枚。「ぜんぶ!プッチモニ」。中古屋で安売りしていたのでやっと入手。
 プッチモニについては、タンポポのような個人的思い入れはないので気楽に聴けた。でもこうして聴いてみると、よくできた曲が多いよね。「ちょこっとLOVE」は「スカ・リズムの曲がミリオン売れた!」ということで日本ポップス史上に残ると思うし。しかしいくら曲が足りないからって、プチモビクス(それも2曲も)入れることねーだろ、って気もします。まあそれもまたプッチモニらしいのかもしれんが。
 あ、それからもうひとつ。ボブ・ディラン「ローリング・サンダー・レヴュー」のボーナスDVDだけ見ました。
 幻の映画「レナルド・アンド・クララ」からの映像が2曲収められていますが、なんといっても「イシス」でしょう。「バイオグラフ」に収録されていたあのめちゃくちゃかっこいいテイクの映像版です。「欲望」収録のオリジナル・ヴァージョンよりもアップテンポで、はるかに攻撃的。スカーレット・リヴェラが大股開いて、あおるようにぐいぐいヴァイオリン弾きまくる映像が見られるだけでも嬉しいっす。ロブ・ストーナーのベースもかっこいいなあ。

 2002年12月14日(土) 二本のソーセージと魂のための壁紙
 昨日入手したシガー・ロスとTahiti80を聴く。
 シガー・ロス「()」はなかなかよかった。確かに初期フロイドの「神秘」とか「太陽賛歌」とか「エコーズ」とかを直接的に連想させる音だ。夢の中をふらふらとさまよっているような。ミニマル・ミュージックのようでもあり、アンビエントのようでもあり。美しい。ただし後半の妙に激しい盛り上がり方はちょっと青臭い感じもしたが。
 このアルバムを教えてくれたスーパーリスナークラブさん伯爵タイムズさんに感謝です。
 あ、ちなみに日本盤はCCCDなので注意。輸入盤を買いましょう。
 Tahiti 80「ウォールペーパー・フォー・ザ・ソウル」
 前作「パズル」を僕は聴いていない。あの売り方と、ジャケットがどうにも好きになれなくて。
 今回はジャケ的には問題なしだけど、音の方は…うーん。
 個人的に好きなはずの音楽スタイルなんだけどなあ。実験的スパイスをまぶした品の良い中産階級ポップス。シブヤ系フランス人というか。でもなぜか諸手をあげて歓迎する気になれない。けして悪くはないんで、なんども繰り返し聴いてしまうのだが。
 カヒミ・カリイがアルバム「TILT」で歌っていた「Separate Ways」のセルフ・カヴァーが収録されている。でも出来はカヒミの方が上だな。
 夕方、妻と一緒に川へ行き花を流す。
 行き帰りに聴いたのは「ON THE STREET CORNER 1」(山下達郎)ガール・ポップ編集盤

 2002年12月13日(金) セクシー心理学
 ストーンズ大阪公演のチケット、先行予約しました。ウドー大阪HPで。
 今はネットで予約できちゃったりするんで便利ですね。チケットぴあにえんえん電話し続けるのがつらい僕のような人間にとってはありがたいこってす。でもいまだに支払い方法が現金書留のみってのはちょっとなあ。クレジットカード使えるようにしてほしい…。

 今日はやけに「変態少女のアルバム」へのアクセスが多いなあ、と思ってたらこんなところでリンクされてました。(「ニュース」欄の中)。で、変態少女ページへの今日一日の最終的アクセス数は、なんと351。おお。でも特にこの日記へのアクセス数は増えませんでした…。とほほ。

 以下のアルバムを入手。
 ・ボブ・ディラン「ローリング・サンダー・レヴュー」(DVD付き限定盤)
 ・ビーチ・ボーイズ「LIVE AT KNEBWORTH 1980」
 ・シガー・ロス「()」(CCCDじゃないほう)
 ・Tahiti 80「ウォールペーパー・フォー・ザ・ソウル」
 ・バッドリー・ドローン・ボーイ「恋を見ていた少年」

 2002年12月12日(木) 君がいてもいなくても
 関西で活動する実力派社会人バンドThe Bop Junk Bandのメルマガ最新号が近日リリース予定です。
 今回は来日を記念してポール・マッカートニー特集。ベース岩堀氏によるボリュームたっぷりの大阪公演レポートが泣かせます。コンサート見に行けなかった僕も、80年代のポールについての駄文を書きました。
 編集長である中井君が仕事でへとへとのカラダにムチ打ってまとめた力作です。ぜひご一読を。こちらから登録できます。「まぐまぐ」を使っているので、発行者サイドには登録者のメルアドはわかりません。安心してお申し込み下さい。15日配信予定なので今登録すればポール特集号に間に合います。ぜひぜひ。

 仕事の行き帰りにU2「THE BEST OF 1980-1990」を聴く。最初のベストアルバム。
 新しいベストは買ったけどまだ聴いてない。その前にとりあえず復習ということでこちらをひっぱりだしてきた。
 こんなフレーズばかりが耳に残る。
 ” I will be with you again ”(「ニュー・イヤーズ・デイ」)
 ” Tonight we can be as one ”(「ブラディ・サンデー」)
 ” Only to be with you ”(「終りなき旅」)
 この執拗な繰り返しの果てに”With or without you, I can't live”(君がいてもいなくても/僕は生きてゆけない)ということばが出てきたように僕には思えるのだが…。妄想かな。

 2002年12月11日(水) 貧者の晩餐会
 ストーンズ「ベガーズ・バンケット」を聴きながら出勤。こうやって来日に向けて気持ちを高めてるのかな俺。
 「俺を駅まで連れていって/そして汽車に乗せてくれ/もう二度とここを通ることはないだろう」(「ノー・エクスペクテイションズ」)
 午前にひとつ、午後にひとつうちあわせ。そのあいまに契約変更の書類を仕上げたところで他部署からストップがかかった。なんのこっちゃ。疲れるぜちくしょー。
 「All of タンポポ」なぞ聴きながら帰る。「恋をしちゃいました!」はブリティッシュタンポポ最強のポップ・ソングだ。イントロ聴くだけでわけもなく高揚する。
 そういやタンポポといえば、これにはかなり笑った(12/9の項)。石川梨華が歌う「ブルー・マンデイ」だって。名訳だよこれ。破壊力抜群。イアン・カーティスには祟られそうだが。

 2002年12月10日(火) SNOWFALL
 昨日書いたストーンズ来日情報、あってたことはあってたんだけど朝のZAKZAKにもう掲載されてました。ありゃ。
 で、なんとなく「メイン・ストリートのならず者」を聴きながら出勤。
 高校生の頃、朝ふとんから出るのがつらかった。そういうとき、このアルバムの1曲目「ロックス・オフ」を聴きながら無理矢理起きていたことを思い出す。
 「太陽の光なんて退屈なだけ/暗闇と神秘的な月の光を追いかけていこう/ほこりっぽい道にばらまかれた荷物を目の前にしたときのように/俺をけとばしてみな/もう痛みすら感じやしないよ」
 寒い。ついに雪がちらつきだした。「メイン・ストリート」の残りを聴きながら帰る。
 「泣き出すのはやめてくれ/ベイビー お願いだから泣き出すのはやめてくれ/ヤクはあんたの頭をこわしちまう/あんたの心を失わせる」(「ストップ・ブレイキング・ダウン」)

 2002年12月 9日(月) 労働者階級の英雄
 1万ヒット達成に関連してK'z ROOMさんに文中リンクしていただきました。ありがとうございます。
 なんのかんの言ってもアクセス数は気になります。「音楽観察者」のリドミカウントは現在こんな感じですが、いつかK'z ROOMさんのようなアクセス数をゲットできるようになりたいなあ…。たぶん無理だけど。

 今日仕事の行き帰りに聴いたのは「WORKING CLASS HERO」。95年リリースのジョン・レノン・トリビュート・アルバム。いちおうまだ追悼モードってことで。
 「愛と平和の」という肩書きで語られがちなジョンだけど、このアルバムは彼のアナザー・サイド「孤独と狂気のジョン・レノン」を強調した選曲になっているところが良い。レッチリ「アイ・ファウンド・アウト」、チープ・トリック「コールド・ターキー」、コレクティヴ・ソウル「ジェラス・ガイ」といったところが個人的お気に入り。
 ところで、ある裏情報書きとばし系メルマガ(数日前「坂本冬美膵臓ガンで死亡確定!」って書いてた)によれば、ストーンズ来日公演が以下のように決まったとのことですが、ほんとでしょうか。
  3月15日 東京ドーム
     16日 東京ドーム
     20日 大阪ドーム
     21日 大阪ドーム
    S¥13200 A¥11200
 あいかわらず「名古屋とばし」なのね…(泣)。

 2002年12月 8日(日) 10000HIT
 当サイトのアクセス数が本日10000に達しました。いつもご覧いただいているみなさん、ありがとうございます。これからもどうぞよろしく。
 アクセス解析を見てみると、コンテンツ別ではこの「音楽中心日記」へのアクセスが一番多いのですが、意外と多いのが資料館コンテンツ「変態少女のアルバム」へのアクセス。ただし「変態 写真」とかの検索ワードでたどりつく方が多いようで、そういう方の需要にはあんまり応えてないすね。
 10000HIT達成についてはスーパーリスナークラブさんからお祝いのネタをいただきました。ありがとうございます。
 しかし僕の日記のパロディやってもマイナーなだけだと思うけど…。(あ、マイナーだからやったのか)
 返礼にスーパーリスナークラブのパロディやろうと思いましたが(極大ゴシックで「変態写真あります」とか書いて)やめました。才能ないんで。
 
 今日は妻の要望で大須へ。あまり気が進まなくて渋っていたのですが「減らしてた分のお小遣いあげるわよ」との一言で態度豹変。でかけることに。
 ところが出発直前に突如襲来したひどく不愉快なできごとのおかげで、テンション下がりまくり。「バナナレコード」→「タワーレコード」→「円盤屋」と見て回りましたが結局なにも買う気になれませんでした。
 行き帰りに聴いたのは、ジョン・レノン「シェイヴド・フィッシュ」(命日だし。)、坂本龍一「BTTB」山下達郎「COZY」の3枚。

 2002年12月 7日(土) 郵便配達とジョージ
 音楽レビュー&ニュースサイトとして、もはや定番サイト化しつつある「伯爵タイムズ」さんが新しいBBS(レビュー&雑談用)を開設されました。スレッドフロート型掲示板で、話題ごとにスレッドが立てられるようになってます。
 うまくいけば楽しく自由に音楽の話ができる掲示板になりそうですんで、ここをご覧のみなさんもぜひ。僕もちょくちょく顔を出すつもりです。

 昼、妻と一緒に「山の郵便配達」という映画を観にでかける。
 中国湖南省の辺鄙な山里に、歩いて郵便を届ける配達人の物語。
 素朴で地味だけれど、しみじみといい映画だった。これは徒歩によるロード・ムービーであり、同時に家族の物語でもある。強い郷愁を感じてしまう中国の山村風景も美しかった。
 ただ、今回の上映会は郵政省関連施設の一周年記念イベント(そのおかげで料金は500円と安かった)だったので、そのあたりちょっとひっかかりを感じた。郵政事業民営化の是非が議論されている時にこの映画を上映する意図が透けて見えるような気がしたのだ。
 というようなことを妻に話したら、「そんな裏のことまで考えてしまうなんて可哀想な人ね」と言われてしまいました。
 映画の後、いつものように川へ行き、花を流してから帰る。雨が降っていてとても寒い。
 行き帰りに聴いたのは、山下達郎「ON THE STREET CORNER 3」ビートルズ「1」
 夜、ジョージ・ハリスン「ブレインウォッシュド」を聴いた。
 「遺作」という言葉から連想する悲壮感や切迫感など微塵もないナチュラルな作品だった。曲も粒ぞろい。ジョージらしいメロディが頻出する。そしてスライド・ギターは鳴りっぱなし。それでいて聴き終わるとどこか物足りなさを感じてしまうのも彼らしい。
 こういう作品(その「物足りなさ」も含めて)をもう聴くことはできないんだなあ、と気づくときだけ「遺作」を感じて悲しくなった。
 ビルボードのアルバム・チャートで初登場18位だったのに、次の週にはもう57位に落ちてしまっているところも、いかにもジョージぽくていいっすね。 

 2002年12月 6日(金) ビートルズにごあいさつ
 仕事場へはジョン・レノン「マインド・ゲームス」を聴きながら。
 僕はジョンのなにが一番好きなのか。それは「声」だ。ナチュラルにバスルーム・エコーのかかったあの声。唯一無二の声。彼が「ドレミファソラシド〜」と音階をなぞっただけでも僕は耳を傾けるだろう。
 「筒井康隆が『あいうえお』と書いただけで言葉は妖しい輝きを帯びる」というようなことをむかし山下洋輔が書いていたけれど、それに近い感じ。
 10時まで残業。以前から気になって気になって仕方がなかった仕事が少し進んだのでちょっとだけ気が楽になった。
 帰りは「COME TOGETHER 〜 America Salutes The Beatles」。昨日聴いた「COMMON THREAD」と同様にカントリー系ミュージシャンを中心にしたビートルズ・カヴァー・アルバム。
 これまた全体的クオリティ高し。ジョージのギター・ソロがチェット・アトキンス風であるといわれた「オール・マイ・ラヴィング」をそのチェット・アトキンスご本人が演奏していたりするウィットが楽しい。
 個人的ベストトラックはウィリー・ネルソンによる「ワン・アフター・909」。ルーツ色の強い仕上がりで、実はこれが原曲なんだよと言われたら信じてしまいそうだ。この曲のみプロデュースはドン・ウォズ。あーなるほど。
 ちなみにジャケのイラストはジョン・レノンによるものです。

 2002年12月 5日(木) つきせぬよろこび
 「ラム」(ポール&リンダ・マッカートニー)を聴きながら出勤。ポールのアルバムの中でたぶん最もアーシーなアルバム。狂気じみた「モンクベリー・ムーン・ディライト」が好きだ。
 「俺のバナナは年老いちゃって 俺の髪は赤くてくしゃくしゃ/パジャマはビリー・ブダペストにやっちまった/あんたの手紙、意味わかんないよ/つかまえろ つかまえろ 子猫たちをつかまえろ」
 午後、うちあわせ2件。残業しなきゃと思うが気力がない。
 帰りは「COMMON THREAD」。カントリー系のミュージシャンによるイーグルス・トリビュート。
 カントリーにはうといので、ここに参加しているミュージシャンのうち僕が知っているのはトリーシャ・イヤウッドとタニア・タッカーくらい。ジョン・アンダーソンという人がいますが、イエスのあの人とは同名異人スペル違いです。
 でもそんなこと気にならないくらい各曲のクオリティは高い。あっと驚くようなカヴァーはないが、その分リラックスして聴ける。まあ楽曲自体の良さのおかげではありますが。

 2002年12月 4日(水) 憩室という名の小部屋
 出勤時に「UP FROM THE DARK」(デイヴ・スチュアート&バーバラ・ガスキン)。イギリス人らしい淡いポップ感覚が好きで、こうして今でも聴き続けている。「(Do I Figure) In Your Life」って曲はせつないね。
 「ねえ 今どうしているの/新しい友達をつくって 楽しく騒ぎまわってるんでしょうね/彼らは私をナーヴァスにさせる/彼らの言葉はナイフのように私を切り裂く/私はあなたの人生のどこかにまだ存在しているのかしら?」
 仕事の帰りに医者に寄って月曜の検査結果を聞く。
 大きな問題はないそうだ。ただ、僕の腸には憩室というものがいくつもあるらしい。それがあるから今すぐどうこうということではないらしいのだけれども。
 「ストレスと暴飲暴食に気をつけるように」といわれたが、なかなかそういうわけにもいかないのが世の常でございます。
 帰りに聴いたのは「KISS MY ASS」。キッスのトリビュートアルバム。
 ファンキーなレニー・クラヴィッツの「デュース」と、なんの工夫もなくストレートなガース・ブルックス「ハード・ラック・ウーマン」がいい。でも個人的ベスト・トラックは無気力大王ダイナソーJr.の「ゴーイン・ブラインド」かな。まるでJ・マスシス自身のオリジナル曲みたいだ。
 食事の前に祈りを捧げる一家の顔があのメイクになってる、というジャケはなかなか秀逸だと思います。 

 2002年12月 3日(火) 五つの塔
 「ノー・ニード・トゥ・アーギュ」(クランベリーズ)を聴きながら出勤。
 僕にとってクランベリーズはこのアルバムで完結している。初めて聴いたとき、このバンドに関してこれ以上のものは望み得ないだろうと思った。
 だからこれ以降の作品は聴いていない。彼らにとっては迷惑な話だろうけど。
 「またひとりの母親の心が傷つけられる/暴力は沈黙をもたらす/私達は間違っているのだろう/1916年から変わらないテーマ/あなたの頭の中で 彼らは戦い続けている」(「ゾンビ」)
 1916年はアイルランド民族派がダブリンで蜂起した年だ。(イースター蜂起
 一日休んだだけでなんだか雑用がたまっている。それを片づけているうちに終業時間がきてしまった。
 帰りは「ENCOMIUM」。ツェッペリンのトリビュートアルバム。
 4ノン・ブロンズの「ミスティ・マウンテン・ホップ」が圧倒的にかっこいい。直球勝負のかっこよさ。デュラン・デュランが演奏する「サンキュー」もそうだし、血管が切れそうなロリンズ・バンドの「フォー・スティックス」もそう。ロバート・プラント御大の「ダウン・バイ・ザ・シーサイド」はつまらないっす。
 話はかわるが、以前の日記で我が家の応接間にある未聴CDの塔について書いた。
 あれ以来、塔はさらに成長してこんなになってしまった。ここのところ調子にのってCDを買いすぎたのだ。
 で、ついに妻からクレームがついた。「なんとかしてよ、あれ。全部聴くまで新しいの買わないでよ。」
 つーことで今月のこづかい減らされました(泣)。金なけりゃCD買えないだろうって…そりゃそうだ…ちくしょー。

 2002年12月 2日(月) 接続された男
 昨日から検査食しか食べていないのでふらふらである。おもいっきり血糖値下がってる感じ。
 腸の精密検査は午後から。腸をふくらませるための空気と造影剤(バリウム)を注入する管に接続されたままレントゲン台の上でくるくるくるくる。事前におどかされていたほど苦しくはなかったけれど、なにぶん初めてなので、この状態がどれくらいの間続くのがわからず不安でした。結局検査自体は15分程度で終了。
 検査後、妻のクルマでイトーヨーカドーに行き、フードコートで焼きそばやら北海焼(たこやきのタコのかわりにホタテの入ったヤツ)やらフライドポテトやらを食いまくって昨日からの恨みをはらす。ああ満足満足。
 夕方5時に結果が出るから来るように、と言われていたので病院に行ってみると、手術が長びいてるとかなんとかでまだ診察がはじまっていない。1時間くらい後だろうと受付でいわれる。
 うんざりしたので後日にすることにして帰宅。風呂に入ったあと少し本を読んでいるうちに爆睡してしまいました。疲れてたんでしょう。
 というわけで一日なんも音楽聴きませんでした。

 2002年12月 1日(日) イリノイの浣腸強盗
 明日、腸の精密検査を受けることになっているので、今日は病院でもらった検査食というものを食べなければならない。X線検査の前に腸の中をできるだけきれいにしておくのだ。
 朝食(レトルト白粥、鰹ふりかけ、インスタントみそ汁)、昼食(レトルト味付粥、インスタントすまし汁)、夕食(インスタントポタージュスープ)の三食に、間食(ビスケット、キャンディ、エネルギー補給飲料)までついている。おお。
 製造者がグリコなんでちょっと期待したけど、味は普通に販売されているレトルト食品やインスタント食品と大差ない。たいしてうまくないけど、まずくもないといった感じ。まあでも他のものが食べられず腹が減ってたまらないので、とにかく全部食べた。
 しかし問題はこの検査食の名前である。「エニマクリン」というのだ。アルファベット表記では「ENIMACLIN」なんてもっともらしく書いてあるけど、これって「enema(浣腸)」と「clean(きれいにする)」をくっつけた造語であることは明らか。げー。食い物の名前にこんなんつけんなYO!
 そんな食欲を減退させる名前のおかげで、ザッパに「イリノイの浣腸強盗」(THE ILLINOIS ENEMA BANDIT)という曲があったことを思い出した。10年間にわたりイリノイ大学の女子学生に恐れられた浣腸強盗、マイケル・H・ケニヨンの実話をもとにした曲。興味のある方&そちらの趣味のある方は聴いてみて下さい。「ザッパ・イン・ニュー・ヨーク」「レザー」に収録されてます。
 今日聴いたのは、ポール・マッカートニーの80年代のアルバム。「タグ・オブ・ウォー」やら「パイプス・オブ・ピース」やら「プレス・トゥ・プレイ」やら。The Bop Junk Band メルマガ用原稿のネタです。
 このあたりのアルバム、もっと評価されてしかるべきだと思うのだがいかがでしょう。

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