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 2002年4月30日(火) 
 連休の谷間の出勤。「ベスト・オブ・シド・バレット」を聴きながら。
 職場のそばにオープンしたばかりの大型電機店で、アイワのポータブルCDプレーヤーXP-V525を発見。迷わず買う。8500円也。
 「ROMANTIQUE」(大貫妙子)を聴きながら帰る。この頃の不安定な声が好きだ。御本人はきっと嫌がるだろうが。
 「人の噂はどこまでも/わたし憂鬱にさせる/みんなほんとのことなんか/知りたくもないんだわ」(「軽蔑」)
 夕食後、XP-V525を試し聴き。素直で無理のない音だ。今まで使ってきたソニーのD-E404より解像度も高かったのでひと安心である。
 「イノセント・マン」(ビリー・ジョエル)「チープ・スリル」(ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニー)を聴いてから眠る。「チープ・スリル」のリマスターはとても荒々しい仕上がり。ここまでやるか。良い。

 2002年4月29日(月) みどりの日 
 一日家にいる。身体がだるくて仕方がない。
 未聴のCDの山から「ロック・オブ・エイジズ」(ザ・バンド)を引っぱり出してきて聴く。去年出たリマスター・ヴァージョン。
 LP2枚組全曲をディスク1に収録し、ディスク2には10曲のボーナス・トラック。ディランとの共演4曲が目玉だろう。ザ・バンドの音楽は、こちらが年をとればとるほど味わいが増してくるような気がする。
 続けて「ロイヤル・アルバート・ホール」(ボブ・ディラン)。ブートレグで有名な1966年の英国ライヴのオフィシャル・リリース盤である。
 エレクトリック・サウンドを認めない偏狭なフォーク原理主義者が騒ぐ前で、ディランとザ・ホークス(のちのザ・バンド)は、凄まじくアグレッシヴな演奏を繰り広げる。その破壊的プレイは「ロック・オブ・エイジズ」と同じ人間が演奏しているとはとても思えないくらいだ。
 観客「(ディランに向かって)ユダ!」
 ディラン「あんたのいうことなんか信じない。あんたは嘘つきだ。」
 ロビー・ロバートソン「でかい音で行くぞ!」
というやりとりの後はじまる「ライク・ア・ローリング・ストーン」はとりわけかっこいい。
 全てのロック・ファン必聴でしょう、これは。 

 2002年4月28日(日) 
 ポータブルCDプレイヤーを買い替えようと思っている。今使っているのはソニーのD-E404という2年ほど前に買った普及機だが、ぼちぼちガタがきているのだ。
 で、単純にソニーの後継機で、と考えていた。D-EJ1000D-EJ955あたり。実売1万6千円〜2万円くらいの機種である。
 ところが「2ちゃんねる」のポータブルCDスレッドでは、ソニーの評判はひどく悪い。長時間演奏や音飛び防止を追求するあまり、音質がおざなりになっているというのだ。過去の機種と比べても明らかに音が悪くなっているという意見が大勢を占めている。
 うーん、音質が悪いのは困るなあ…。僕の場合、外で使うよりも家の中で使うことの方が圧倒的に多いのだ。音質は重視したい。
 2ちゃんで評判のいいのは、アイワのXP-V525という実売1万円弱の機種。デザイン的にはソニーに劣るが、音質はこちらの方が優れているという。ただし品薄商品なので、探すのに手間がかかりそうなのが難。
 英国GoodmansのCDMP352(実売2万円程度)も音質重視で心惹かれるものがあるが、電池2本で6時間しか持たないってのはちょっと実用的じゃない。
 ヘッドフォン出力を比較すると、ソニー(EJ1000)は5mW、アイワは12mW、Goodmansは20mW。ちなみに今使っているE404は12mW。ソニーが長時間演奏を優先するために出力をおさえているのがわかる。こりゃほんとに今使ってる方が音が良かったりするかも。買い替えるべきじゃないのかなあ。迷ってます。
 今日聴いたのは、「バッハ:平均律クラヴィーア曲集 VOL.1」(グレン・グールド)「プレミアム・ベスト」(ローラ・ニーロ)「ライヴ/デッド」(グレイトフル・デッド)「ジャック・ジョンソン」(マイルス・デイヴィス)
 ローラ・ニーロの声のテンションの高さは、こちらの状態によっては聴いていてつらく感じるときもあるのだが、今日は素直に心にしみた。

 2002年4月27日(土) 
 朝、大学の先輩K氏からいただいた「不思議」(中森明菜)を聴く。86年リリース作品。
 ヴォーカルが極端にオフ・ミックスされていたため、発売当時不良品だという苦情が殺到したアルバムだ。シングル曲も全く収録されていないし、アイドル歌手のアルバムでよくこんな大胆なことをやったものだと思うが、それだけ当時の彼女には勢いがあったのでしょう。吉田美奈子プロデュースだという記憶だったのだが、クレジットを確認したら中森本人のプロデュース。ふーむ。
 午後、妻と一緒にチャチャが水葬された川に行く。庭に咲いている花で小さな花束を作って持ってゆき、川に流した。
 そのあと久しぶりに祖母の家に寄る。大阪勤めの叔父が来ていた。
 鰻丼をご馳走になりながら、祖母と叔父の昔話を聴く。曾祖父は柳行李の製造・販売で大儲けした人だったという話とか。祖母の話は明治・大正の匂いにあふれ、とてもおもしろい。しかしこういうのは誰かが記録しておかないと忘れ去られていってしまうんだよな。
 行き帰りに車の中で聴いたのは「主よ、人の望みの喜びよ」(アレクシス・ワイゼンベルグ)「バッハ:フランス組曲 第5番&第6番」(グレン・グールド)「コンコルド」(モダン・ジャズ・カルテット)
 そういえば予約してあったザッパ紙ジャケシリーズ第3弾を入手した。
 「スタジオ・タン」「スリープ・ダート」「シーク・ヤブーティ」「オーケストラル・フェイヴァリッツ」「ジョーのガレージ ACT1」「ジョーのガレージ ACT2&3」の6枚。

 2002年4月26日(金) 
 電車で出勤。「ファンファーレ」(advantage Lucy)を聴く。
 「天王星の近くにソラリスっていう星があったよ/きれいな色をしていたから見とれていたんだ/あんまりきれいだったからちょっと寄ってみたら/大好きだったチロがいたよ/元気なんだね」(「Solaris」)
 続いて「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ」を半分くらい聴いたあたりで職場に到着。
 親切のつもりでやった仕事が仇になって返ってきた。なんだかばかばかしい。
 夜、職場の親睦会。適当に飲んで一次会だけで帰る。
 帰りの電車の中で「ザ・ベスト・オブ・スザンヌ・ヴェガ」を聴く。
 チャチャが死んでから1週間がたった。

 2002年4月25日(木) 
 朝、「ドリーム・レター」の続き。ヴィブラフォンに導かれてはじまる「ハルシネイション」が美しい。
 元気じゃないのに元気そうに働く。ひどく疲れる。
 「愛がなくちゃね」(矢野顕子)を聴きながら帰宅。
 「胸にしみる空のかがやき/今日も遠くながめ/涙を流す/悲しくて悲しくて/とてもやりきれない/このやるせないモヤモヤを/だれかに告げようか」(「悲しくてやりきれない」) 

 2002年4月24日(水) 
 「ドリーム・レター」(ティム・バックリィ)を聴きながら出勤。68年、ロンドンでのライヴ。彼の歌は祈りのように響く。
 帰りは「ストレンジウェイズ・ヒア・ウイ・カム」(ザ・スミス)。バンドが崩壊する直前の一瞬の輝き。
 「Love, peace and harmony ? / Oh, very nice, very nice / Maybe in the next world / Maybe in the next world 」(「DEATH OF A DISCO DANCER 」) 

 2002年4月23日(火) 
 なにもする気になれない。でも仕事を休むわけにもいかない。
 出勤の途上、「レクイア」(ジョン・フェイヒイ)を聴く。チャチャのためのレクイエム。
 仕事をしていると少し気がまぎれるが、間歇的に悲しみは襲ってくる。
 帰りに「ニウロマンティック」(高橋幸宏)を聴く。
 「Feel like I've been through a washing machine / I'm all washed up / I'm ready to drop / You just plugged me in / And took me for a spin」(「DRIP DRY EYES」)
 残った猫2匹もなんだか落ち着かない様子だ。チャチャが死んだことをわかっているのだろうか。
 それにしても、せめてうちに埋めてやりたかったなあ…。 

 2002年4月22日(月) 
 今日は一日休暇をとっている。もともと予定していた休みである。
 朝一番に市役所と国道事務所に電話をし、金曜から土曜にかけて僕の家の付近で猫の死骸を回収した事例がないかたずねる。国道事務所の方に記録があった。土曜日の午前10時半の記録。
 うちの猫だと思うので遺骸をひきとれないか、とお願いすると、調べてみるとのこと。
 返事の電話がなかなか来ないのでいらいらして待つ。午後2時頃になってやっとかかってきた。
 遺骸は道路パトロールが回収したが、埋めるべき適当な場所がなかったため、川(僕の家から25キロほど離れた川)に流したという。首輪も連絡先を書いたプレートも着けていなかったので、野良猫だと思われたのだろう。
 国道事務所では、僕の電話を受けて川を探してくれたそうだが、昨日の雨で流れたのかみつからなかったとのことだった。
 いてもたってもいられず、妻と一緒にその川まで行く。
 大きな川との合流地点から、猫を流したという場所まで約3キロを数時間かけて探すが、みつからなかった。海の方まで流れていってしまったのかもしれない。
 あきらめて家に帰る。
 状況がわかっただけでも良かったと思うべきか。でもこれで猫の死は決定的になってしまった…。
 さようなら、チャチャ。今までいろいろありがとう。気が向いたらいつでも遊びに帰っておいで。

 2002年4月21日(日) 
 終日、雨。猫は帰ってこない。心配でとても音楽など聴く気になれない。
 夕方、妻が探しに行き、金曜の夜に国道脇で車にはねられて死んでいた猫がいたとの話を聞いてくる。白地に茶色い虎じまの猫だったという。うちのに似ている。そのあとしばらくして猫の亡骸は誰かが片づけたとのことだ。
 妻と現場に行き、周辺の家の人の話を聞いて回る。その結果、はねられたのはうちの猫である可能性が高いと判断せざるを得なかった。
 悲しくてたまらない。死んだなんて信じられない。雨が止めばいつものようにひょっこり帰ってきそうな気がする…。

 2002年4月20日(土) 
 飼っている猫のうち1匹が金曜の早朝に出ていったまま帰らないので、妻がひどく心配している。
 もともと放浪癖のある猫で、こういうことは今までも時々あった。しかし歳をとったせいか、最近は少なくなってきていたのだが…。
 結局深夜になっても猫は戻らなかった。これでまる二日いないことになる。雨も降ってきたし、さすがに僕も心配になっている。

 2002年4月19日(金) 
 「久々の物欲刺激物件」と書いたVAIO U ですが、こういった意見もあります。なるほどアナログモデムないのはだめですか。僕は現にP-in Comp@ct使ってるんで特に不便は感じないけれど…。海外で使う機会もほとんどないし。
 柴尾さんの場合は買えるけど買わない、僕の場合は買いたくても買えないってのはちょっと悲しいです。とほほ。
 さて、今日は出勤時にトミフェブを聴いただけ。
 夜は職場の飲み会があり、例のごとく2次会はカラオケでしたが、仕事で疲れていたせいもあって僕はおとなしめ。最後に無理矢理テンション上げてハイロウズを歌い、吐きそうになりました。 

 2002年4月18日(木) 
 出勤前に「バッハ:ピアノ協奏曲 3番&5番&7番」(グレン・グールド)
 バッハの時代にはピアノという楽器はまだほとんど使われていなかったそうだから、厳密には「ピアノ協奏曲」とはいわないんだろうなあ。ちなみに英語表記は「Keyboard Concerto」になっている。
 「薔薇色の明日」(高橋幸宏)を聴きながら出勤。
 「My bright tomorrow / Where are you,today ? / Why can't you come now / And carry me away」 せつないっす。
 帰りは「LIVE in TOKYO '79」(トッド・ラングレン/ユートピア)のディスク2。「伝えられずにいられない」〜「ハロー・イッツ・ミー」〜「ジャスト・ワン・ヴィクトリー」というラストが超強力。
 夜、人に貸す予定の「トミー」(ケン・ラッセル監督)のヴィデオの状態をチェックしつつ、最後まで見てしまう。いま見ても十分強烈な映画。ティナ・ターナー(アシッド・クイーン)やキース・ムーン(アンクル・アーニー)やビリー・ニコラス(いとこのケビン)のトゥー・マッチな演技は、ちょっと比較するものを思いつかないくらいの凄さだ。
 ザ・フーのフの字も知らない小学6年生の時、僕は初めてこの映画を見たのだった…。 

 2002年4月17日(水) 
 出勤前にグールド・ボックスから「インヴェンションとシンフォニア」を聴く。そういえばネットでグールドのことを調べていたら「Initials G.G.」というページにたどりついた。「グールドをロック的視点から聴く」というアティテュードにはシンパシーを覚える。
 「マスタープラン」(オアシス)を聴きながら出勤。
 今日、ネットニュースで知ったこれには久々に物欲をかきたてられた。小さいなあ。幅はシグマリオンとほぼ同じ。これでWinXPマシンである。価格は15万前後らしい。
 気になる点はバッテリーの駆動時間。カタログ上2.5〜4時間ってのはちょっと…。ハンドヘルドPC並み(10時間とか)になってくれればもう完全に「買い」なのだが。(っても金ないんで買えませんけど。)
 職場からの帰りに「ドロー・ザ・ライン」(エアロスミス)を聴く。エアロのアルバムの中ではこれが一番好き。僕の持ってるCDは「20ビット・リマスタリング」というやつなんだが、あいかわらず音質はいまいち。これ以上良くならないんだろうか。

 2002年4月16日(火) 
 出勤時に「マニア・マニエラ」(ムーンライダース)。81年に録音されたが、その先進性が理解されずに発売延期になったいわくつきの作品である。(のちにカセットブックやCDとして復活。)
 僕はこのアルバムこそがムーンライダースの最高傑作だと思っている。「薔薇がなくちゃ生きてゆけない」というメイン・モチーフも好きだ。
 仕事の帰りに上司を家まで送る。吉田美奈子と12日ぶりのトミー・フェブラリー

 2002年4月15日(月) 
 月曜は憂鬱だ。「Romantique 96」(ピチカート・ファイヴ)を聴きながら出勤。これ、憂鬱なときにはけっこう効きます。
 帰りは「ビッチェズ・ブリュー」(マイルス・デイヴィス)のディスク2。聴くたびに何か新しい発見がある。しかしフュージョンの元祖みたいに言われるのは納得いかんな。

 2002年4月14日(日) 
 午後、バレエを観に行く妻を駅まで車で送り、そのあと「BOOK OFF」に寄ってみる。この間買い損ねた紙ジャケはすべてなくなっていた。まあ仕方がない。で、ローラ・ニーロのベスト・アルバムと「Big Hits and Jet Lags 1991-1995」(ピチカート・ファイヴ)を買って帰る。
 家に着いてからピチカート・ファイヴを聴く。古い方のベスト・アルバム。お馴染みの曲ばかりだが、新録やリミックスやスタジオ・ライヴなどが収録されているのはいかにも彼ららしい。でもなんだか少し欲求不満だ。新しい方のベスト・アルバム買えばよかったかな…。
 そのほかに今日聴いたのは「バッハ:パルティータ第3番&第4番、トッカータ第7番」(グレン・グールド)「バグズ・グルーヴ」「マイルス・デイヴィス・オールスターズ VOL.2」

 2002年4月13日(土) 
 「屋根の上のものがたり」というサイトをやっておられるキューピーさんから、リンク希望のメールをいただきました。シド・バレットのことを検索していてこの「音楽中心日記」がひっかかったとか。なんだか嬉しいです。こちらもさっそく「リンク集」に追加させていただきました。
 それからもうひとつお知らせ。新コーナー「80年代音楽」開設しました。第1回はアズテック・カメラ「ハイ・ランド、ハード・レイン」The Bop Junk Bandメルマガとの連動企画です。どうかよろしく。
 さて、今日聴いたのはグールド・ボックスから「バッハ:イタリア協奏曲/パルティータ第1番&第2番」、そしてフランク・ザッパ「アブソリュートリー・フリー」「ランピー・グレイヴィ」の計三枚。
 「アブソリュートリー・フリー」はザッパの中では苦手なアルバム。なんだか中途半端な気がするんですよね…。アヴァンギャルドな「ランピー」の方がかえってすっきり楽しめたりするのでした。

 2002年4月12日(金) 
 出勤時に「モーツァルト:ピアノ・ソナタ11番&15番 他」(グレン・グールド)。発表時にその異端的解釈によって酷評されたとのことだが…。
 今日もうちあわせ。なんだか今週はうちあわせと調整ばかりしていたような気がする。
 帰りは吉田美奈子のアルファ時代のベスト。重量級のかっこよさ。宇多田ヒカルなんて目じゃないよ。しかしこのあたりの音源もきちんとリマスターした上で再発して欲しいなあ。

 2002年4月11日(木) 
 朝出かける前に、昨日買ったグールド・ボックスから「ゴールドベルグ変奏曲」(55年版)。こちらの方を聴くのは初めてだが、81年版に劣らずいいですねえ。若さゆえの才気がみなぎっているというか。ロック・ミュージックを聴くスリルと同質のものを感じる。
 「シェイヴド・フィッシュ」(ジョン・レノン)を聴きながら出勤。CD時代になってもっと曲数の多いベスト・アルバムが出ているが、個人的には昔から聴いてきたこのアルバムに愛着がある。「僕らはみんな輝いている/月のように星のように太陽のように/僕らはみんな輝いている」(「インスタント・カーマ!」)
 9時まで残業して帰りは「ラム」(ポール・マッカートニー)。行きにレノン、帰りにマッカートニーなんてすごいゼータク。

 2002年4月10日(水) 
 出勤時に「アンソロジー」(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)後半。見事なソウル・バラードと化した「ケ・セラ・セラ」を見よ。
 なんだかガス欠状態です。集中力が続かない。
 帰りにいつも行かない方の新星堂に寄り、グールドの輸入盤紙ジャケCDボックス「GLENN GOULD PLAYS BACH」を買う。12枚組。「紙ジャケ探検隊」では「TOO BAD!」という評価だが、バッハ音源をまとめて聴けるので前から欲しかったのだ。日本盤紙ジャケはいまや入手困難だし。
 「イエロー・サブマリン・ソングトラック」(ビートルズ)を聴きながら帰る。

 2002年4月9日(火) 
 出勤時に「レクイア」(ジョン・フェイヒイ)。「レクイエム・フォー・モリー」パート3に出てくるメロディは「カリフォルニア・ドリーミング」を解体したものに聞こえて仕方がないのですが。
 今日も昼の間は打ち合わせ等が続き、落ち着いて仕事できず。9時まで残業して書類仕事を少し片づける。
 帰りは「ザッパ・イン・ニュー・ヨーク」(フランク・ザッパ)。「TITTIES&BEER」とか「I PROMISE NOT TO COME IN YOUR MOUTH」とか「THE ILLINOIS ENEMA BANDIT」とか、すげえタイトルの曲が収録されたライヴアルバム。あんまり下品なので日本語訳は自粛しときます。

 2002年4月8日(月) 
 「チェルシー・ガール」(ニコ)を聴きながら出勤。朝からそんなダークなもん聴いてどうする。
 打ち合わせばかりで一日が終わる。仕事がたまりつつあるので残業しようかと思ったが、上司に「月曜日はやめましょうよ〜」と言われてとりやめ。体調もいまいちだし。
 「サード・アルバム」(イエス)を聴きながら帰る。気持ちいいくらい元気なアルバム。
 夕食後、昨日に引き続きデッドを聴く。今日は「アオクソモクソア」。久々に聴いたけどやっぱりこれは傑作。最初から最後まで続く微妙なゆらぎが気持ちいい。ボーナス・トラックもすごいぞ。3曲35分にわたるジャムと、よれよれ「コズミック・チャーリー」のライヴだ。
 マイルス「イン・ア・サイレント・ウェイ」で気持ちをクールダウンさせてから眠る。

 2002年4月7日(日) 
 寝てるか音楽聴いてるかの日曜日。
 朝、グレン・グールド2枚。「バッハ:パルティータ5&6番」「ベートーヴェン:ピアノコンチェルト1番」
 午後、グレイトフル・デッド「ザ・ゴールデン・ロード」ボックスからファーストとセカンド。初めて聴いたが、ファーストの意外な良さに驚いた。既に自分たちのスタイルを持っている。「ヴァイオラ・リー・ブルース」なんて10分にもわたる演奏だ。ボーナス・トラックとして収録されているライヴ・ヴァージョンだと20分を超える。圧巻である。音質もいい。空気感まで伝わるような優れたリマスター。しかしセカンドはちょっと手ごわいっす。アヴァンギャルド&サイケばりばり。
 夜、2ちゃんねるのザッパスレを眺めつつ「フリーク・アウト!」を聴く。重要なアルバムではあるが、これだけではザッパはわからないとも思う。

 2002年4月6日(土) 
 紙ジャケCD3枚を聴く。
 「フロム・A・トゥ・ONE」(ホール&オーツ)は、ソウル・ミュージックへの入り口を作ってくれたという点で個人的に重要なベストアルバム。それにしても名曲揃いだなあ。リズムボックスだけでグルーヴを作り出している「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」なんてほんとに見事。
 「イエスタデイズ」(イエス)は初期のアルバム2枚からの曲にアルバム未収録曲2曲を加えた編集盤。「こわれもの」メンツで演奏するS&G「アメリカ」のカヴァーがすごい。ここまでやるかというくらいイエス・サウンドに染め上げている。
 「ロンリー・ハート」(イエス)はアナログ盤以来だから20年ぶりくらいに聴いた。当時も感じたことだが、これはイエスというよりもトレヴァー・ラビンのバンドなんだろうな。
 昨日の山火事は夕方になってやっと鎮火した。出火原因はまだ不明。花見客の火の不始末ではないかという噂はあるけれど。

 2002年4月5日(金) 
 出勤前に「ニュー・ジャズ・コンセプションズ」(ビル・エヴァンス)を聴く。「ワルツ・フォー・デビー」のオリジナルってここに収録されていたのか。
 「ニュー・ブーツ・アンド・パンティーズ!」(イアン・デュリー&ブロックヘッズ)を聴きながら出勤。
 午後、市内で大規模な山火事が発生。火山の噴火のような煙がたちのぼるのが職場からもよく見えた。こんな大きなものは記憶にない。同僚O氏は、燃えてるのが自宅の真ん前とのことで早退していった。周辺地区の住民には避難勧告が出たようだ。
 そういえば、僕の住んでいる地区でも最近火災が相次いでいる。それもどうやら不審火らしい。一昨日の夜には同じ町内の雑木林が燃えた。似たようなことが3月中旬以降10件も発生している。誰かが火をつけてまわっているのだろうか。こんなんじゃ恐ろしくておちおち寝てもいられないよ。
 クイーンのセカンドアルバムを聴きながら帰る。洋楽ロックを聴き始めた頃に原体験として焼き付けられてしまったアルバムのひとつ。
 帰ってみると僕の家の周辺にまで今日の山火事の煙らしきものが漂っている。火災現場から僕の家までは20キロくらい離れているのだが…。

 2002年4月4日(木) 
 朝は「トンズ・オブ・ソブス」(フリー)、帰りはトミー・フェブラリー。トミフェブはまだ飽きません。
 ライノのウェブサイトを見て知ったのだが、ザ・バンドのラスト・コンサート「ラスト・ワルツ」の4枚組CDボックスが4月下旬に発売されるらしい。今までリリースされていなかった音源がたっぷり含まれているようだ。コンサート部分は完全収録になるのだろうか。欲しいっす。早く日本盤でないかなあ。

 2002年4月3日(水) 
 出勤は「アンソロジー」(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)を聴きながら。「ファミリー・アフェア」は、ダウナー系ファンクの存在を僕に教えてくれた。そういえば村上春樹に、この曲からタイトルを借りたとおぼしき短編がありましたね。(「ワタナベ・ノボル」シリーズだったかな)
 仕事の帰りにMAPに寄る。「マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル・コンプリート・デュエッツ」を買い、そのほかホール&オーツフリーブラインド・フェイスなどの紙ジャケCDも買う。
 帰りに聴いたのは「LIVE in TOKYO '79」(トッド・ラングレン/ユートピア)。録音・演奏ともにすぐれたライヴ・アルバム。ロジャー・パウエルのイマジネイティヴなキーボード・プレイがいい。

 2002年4月2日(火) 
 「アメリカン・サイズ」(ヴェルーカ・ソルト)を聴きながら出勤。今聴くとけっこうつまんないアルバム。
 仕事で弁護士事務所に行く。行き帰りに「グレイテスト・ヒッツ」(バナナラマ)を聴く。トミフェブの元ネタのひとつですね。
 なんのかんのあって夜9時まで仕事場にいる。帰りにバナナラマの残りを聴く。
 寝る前には「キリマンジャロの娘」(マイルス・デイヴィス)を聴いた。
 曲ごとの演奏者クレジットについて、ライナーノーツと「マイルスを聴け!」では記載が違うのだが、どっちが正しいんだろう。「ブラウン・ホーネット」でベースを弾いてるのはデイヴ・ホランドなのかロン・カーターなのか。

 2002年4月1日(月) 
 新年度のはじまり。
 「ごはんができたよ」(矢野顕子)を聴きながら仕事場へ。彼女のアルバムの中ではこれが一番好きだ。「義なるものの上にも/不義なる者の上にも/静かに夜は来る/みんなの上に来る」
 仕事の方は今年度の課題に関するうちあわせなど。
 上司を自宅まで車で送ってから帰る。帰りに聴いたのはトミー・フェブラリー。すっかりはまってます。

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