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 2001年12月31日(月)
 朝、「ゴッデス・イン・ザ・ドアウェイ」をもう一度聴く。昨日よりは耳に馴染む。
 妻とともに親の家にゆき、正月の準備。近所に新しくできた複合商業施設に、おせち料理の材料など買いにゆかされるが、そこに入っている「BOOK OFF」で中古紙ジャケCDを発見。こういった店には普通あまりないものだが。元値の半額だったので、ファンカデリック「アンクル・ジャム・ウォンツ・ユー」やら、クリーム「ライヴ・クリーム VOL.2」やら、ウェストミンスターやら数枚購入。
 夜、実家から帰る途中に「1996」(坂本龍一)を聴く。
 寝る前に今日買ったウェストミンスター・レーベルの紙ジャケ「モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク/音楽の冗談」(ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団)を聴く。「音楽の冗談」ってのは初めて聴いた。タイトル通り冗談のような奇妙な曲。

 2001年12月30日(日)
 寒い。午後には雪がちらつく。やっと年賀状を印刷。半日仕事である。
 「つづれおり」(キャロル・キング)を聴く。英コロンビアリリースの紙ジャケCD。コーティング・ダブルジャケット、歌詞カードの再現、音質アップ、で好感の持てる出来。それにしてもこのアルバムは、気分がロウなときによく効く。
 ミック・ジャガーの新作「ゴッデス・イン・ザ・ドアウェイ」も聴いた。1曲目のスケールの大きさ、2曲目のボノとのデュエットにおおっとなる。力作である。しかしちょっと疲れるのも確か。ここしばらくのストーンズのアルバムの感触と同じ。なんか売れてないとのニュースも聞いたが…。

 2001年12月29日(土)
 眠くてたまらない。音楽を聴いていても本を読んでいても、すぐに眠くなってしまう。
 そんな状態の中、ゴドレイ&クレーム脱退後10cc「愛ゆえに」「ブラディ・ツーリスト」の紙ジャケを聴く。前者にはポップの権化みたいな曲もあってまだ楽しめるのだが、後者になると楽しめる曲がどんどん少なくなってゆく。続けて「びっくり電話」を聴き返してみたので、よけいにそう思ったのかもしれないが…。
 紙ジャケとしてのできはなかなか。ヒプノシスのアートワークって、やっぱりインパクトあるね。

 2001年12月28日(金)
 仕事納めであるが、妻を病院に連れていくという用事が生じたため、数時間遅れで出勤。年明けの仕事に備えて書類などを準備し、今年の仕事は終わり。
 行きに「アウト・オブ・ザ・ブルー」(エレクトリック・ライト・オーケストラ)を聴く。彼らの最高傑作。このアルバムともつきあいが長いなあ。20年以上だ。
 帰りは「ポール・サイモン」(ポール・サイモン)。「母と子の絆」が聴きたくなったのでひっぱりだしてきた。このアルバム自体はちょっと地味ですかね。

 2001年12月27日(木)
 朝の通勤は「アナザー・グリーン・ワールド」(ブライアン・イーノ)。これもモスト・フェイヴァリットのひとつ。そろそろデジタル・リマスター盤をだしてくれてもいいのでは。
 前から気になっていた仕事がひとつかたづいた。少し気が楽になる。
 帰りは「ブロウ・バイ・ブロウ」(ジェフ・ベック)。これってリリース当時、「ギター殺人者の凱旋」とかいう凄い邦題がついていたなあ。
 家に帰ると、eelpie.comで注文した「ライフハウス・クロニクルズ」(ピート・タウンゼント)が届いていた。商品発送のメールをもらってから10日で到着。
 これは未完に終わった「ライフハウス・プロジェクト」に関する音源を集めたCD6枚組ボックスである。
 「ライフハウス」はSF的な設定を持つ物語で、1970年代前半、映画とレコードとコンサートのメディア・ミックス的な発想で企画されたのだが、結果的にはいくつかのライヴ・コンサートとレコード(「フーズ・ネクスト」)を残しただけで終わった。
 しかし、ピートはその後も「ライフハウス」にこだわり続け、99年、BBCでのラジオ・ドラマという形でこのプロジェクトはとりあえずの決着を見る。
 そのラジオ・ドラマのために新たに制作された音楽や、70年代当時のデモ音源、そしてラジオ・ドラマそのものがこのCDボックスには収められている。付属のブックレットには脚本も掲載されているので、これは自分で訳してみないとな。時間はかかるだろうけど。 

 2001年12月26日(水)
 気がついてみると、仕事納めまであと3日しかない。うう。2ヶ月くらい時間が戻ってくれないだろうか。
 朝は「サ・ヴァ」(スラップ・ハッピー)を聴く。ダグマー・クラウゼの声の不思議な魅力。前衛でありながらポップというサウンドも好き。
 帰りは「ZOOM」(エレクトリック・ライト・オーケストラ)。今年の6月にリリースされたけどアメリカではあまり売れなくて、ツアーも中止になって、という盛り下がるニュースしかなかったのは悲しかった。アルバムの出来としては悪くないと思うんだが。ジョージ・ハリスンもゲストで参加しているし。
 そういえば、ちょっと前のこのニュースも悲しかった。昔、来日公演を見て感激したよなあ。
 S&G紙ジャケボックス「水曜の朝、午前三時」を聴いてから眠る。 

 2001年12月25日(火)
 朝の通勤は「シングルズ」(フリッパーズ・ギター)を聴きながら。日本のロック史の節目として「フリッパーズ・ギター以前」と「フリッパーズ・ギター以後」というのは確実に存在すると思う。
 職場ではとんでもないことがおきた。許せませんよこれは。
 帰りは「ホワッツ・ゴーイン・オン」(マーヴィン・ゲイ)のオリジナル・デトロイト・ミックスを聴く。オフィシャル・リリースされたものに比べ、曲のつながり方がかなりごつごつしている。
 妻からクリスマス・プレゼントとしてゴドレイ&クレーム「ギズモ・ファンタジア」「L」の紙ジャケCDをもらった。「ギズモ〜」の方は箱入りである。
 寝る前に10cc「オリジナル・サウンドトラック」「びっくり電話」を聴く。先日紙ジャケCDに買い替えたもの。どちらも昔からさんざん聴いたアルバム。「びっくり電話」の方が個人的には好きだ。それにしても訳詞くらい付けてほしいよな。ひねくれた歌詞も10ccの魅力のひとつなんだから。

 2001年12月24日(月)
 一日家で過ごす。
 今日聴いたのは、「僕がいなくてさびしくないの?〜ザ・ベスト・オブ・シド・バレット」。シド・バレットはいまだに僕のアイドルの一人である。これは今年になって新たに編まれたベストアルバム。リマスターにより音質が向上した上に、完全未発表曲(まだあったのか!)と、いまやレアになってしまったBBCセッションからの曲を含む22曲が収録されている。最良の編集盤といえるだろう。
 そしてもう一枚、「モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ第35番、第40番」(ワルター・バリリ、パウル・バドゥーラ=スコダ)。ウェストミンスターレーベル紙ジャケCDである。堂々とした40番より、印象的なメロディが頻出する35番の方が個人的には好きだ。 

 2001年12月23日(日)
 早朝に目覚め、「いそしぎ」(アストラッド・ジルベルト)を聴く。「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」はまるで彼女のオリジナルのようだ。
 妻の買い物につきあって大須へでかける。帰りに犬山のホームセンターに寄り、妻が園芸用品などを買っている間に僕は近くの古本屋へ。中山康樹「ディランを聴け!!」を買う。大学時代に所属していたクラブの大先輩が出された本も発見したので購入。
 行き帰りの間に聴いたのは「シューマン おとぎ話 他」(ウラッハ)「EGO」(高橋幸宏)「ヴェリー・ベスト・オブ・セルジオ・メンデス&ブラジル'66」「ワルツ・フォー・デビー」(ビル・エヴァンス)

 2001年12月22日(土)
 朝、妻と待ち合わせてメルサホールで「コレリ大尉のマンドリン」を観る。お客様ご招待イベントである。
 もっと甘ったるい映画かと思っていたが、それほどでもなかった。ケファロニ島の風景が美しい。降伏後のイタリア兵が、同盟国であったドイツ軍に虐殺されたという悲劇があったなんて知らなかった。
 それにしても、ギリシャ人もイタリア人もドイツ人も皆英語でしゃべるというのはなんとかならんもんか。
 いったん家に戻り、夕方、僕の車で瑞浪へ。妻の用事。行き帰りに聴いたのは「グレイテスト・ヒッツ」(ホール&オーツ)「シンプリー・バロック2」(ヨー・ヨー・マ)「ナイトフライ」(ドナルド・フェイゲン)
 ホール&オーツのベストは最近リリースされたものでなく、BMGデンマークが数年前に独自に出した2枚組。最高の選曲なのだが、残念ながら音質はあまりよくない。ライノあたりでリマスター音源を使って、これと同じ選曲のものを出してくれないかな。

 2001年12月21日(金)
 課の忘年会があるので電車で出勤。大貫妙子「HISTORY 1978-1984」を聴く。彼女は僕のモスト・フェイヴァリット・シンガーの一人だが、今朝はなんだかよく楽しめなかった。ベスト・アルバムだったからか。
 忘年会では、すっかり恒例となったマジシャンMによるマジック・ショーが炸裂。今回は上司酷使芸であった。かなり大がかり。
 僕も数少ない持ちネタをやらされる。いやだいやだと言っていたが結局拒否できず。まあ一部にはかなりうけたようなのでいいけど。
 12時近くまで飲んで実家に泊まる。

 2001年12月20日(木)
 「いとしのレイラ」の後半を聴きながら出勤。僕の場合、冬になるとこのアルバムを聴きたくなる。なぜだろう。
 昼はいろいろとあって、細かい事務処理に手が回らなかったので9時まで残業。
 帰りに「レリックス」(ピンク・フロイド)を聴く。初期作品を集めた編集盤ということで一般には軽んじられているアルバムだが、僕は結構好きだ。「ジュリア・ドリーム」や「ユージン、斧に気をつけろ」(のスタジオ・ヴァージョン)といった曲はここでしか聴けないし。
 眠る前に「波」(アントニオ・カルロス・ジョビン)。この間買った紙ジャケCD版。6,7年前、精神的にとてもヘヴィーな仕事をしていたときに、毎朝ベッドの中でこのアルバムを聴き、気持ちを落ち着けてから出勤していたことを思い出す。あの頃に比べれば今の仕事はずっと楽だ。

 2001年12月19日(水)
 疲れがたまっているのか、身体がだるい。目の前にある仕事になかなか集中できない。
 朝の通勤は「フェイシング・ユー」(キース・ジャレット)。「ラレーヌ」はソロ・ピアノによるゴスペルだ。
 帰りは「いとしのレイラ」(デレク&ザ・ドミノス)。マンガ「レコスケくん」(本秀康)の中で、レコガールがこのアルバムを聴きながら、「ドロクサ・ロックの最高峰よね」というんだけど、確かにそうだなあ。「ドロクサ・ロック」って表現もいいですね。そういえば、来日記念で紙ジャケ盤が出たのだが、まだ買えずにいる。リマスターは今持ってるCDと同じだし、ジャケのためだけに買えるかどうか…。でも人気盤だから、ぼやぼやしてるとなくなっちゃうだろうし…。

 2001年12月18日(火)
 日帰りで東京に出張。取引先の施設の見学である。家を出て新幹線の駅までの間、「プレミアム・ベスト」(サイモン&ガーファンクル)を聴く。「アイ・アム・ア・ロック」の詞はいつも心にひっかかる。
 出張用務終了後、上司・同僚と別れて有楽町のHMVに寄る。マイルス「ソーサラー」の紙ジャケCDと、さんざん迷った末に、S&G「THE COLUMBIA STUDIO RECORDINGS 1964-1970」を購入。輸入盤限定の、紙ジャケ仕様デジタル・リマスター盤ボックス・セットである。朝、S&Gを聴いていたのはこれを買うための助走であった。
 帰りの新幹線の中でザッパ「ユー・キャント・ドゥ・ザット・オン・ステージ・エニイモア VOL.2(ヘルシンキ・コンサート)」ディスク1を聴くが、出張帰りに聴くにはハードすぎた。ディスク2を聴くのはやめて、買ったばかりの紙ジャケ「ソーサラー」。聴けば聴くほど良くなってくるアルバムだ。ハービー・ハンコックのピアノの響きが美しい。音質も今まで持っていたCDよりかなり良くなっている。
 家に帰ってからS&Gボックスを開けてみる。付属のブックレットに全ての曲の歌詞が掲載されているのが嬉しい。ライナーノーツは英語なので読むのが少々面倒だが、アルバム毎にまとまった文章なのでなんとかなりそう。これでリマスターがよければ「あたり」である。聴くのが楽しみだ。

 2001年12月17日(月)
 通勤時、「動乱」(クラッシュ)を聴く。15歳の時に夢中になっていた音楽に、20年後の今もエキサイトしているというのは考えてみると不思議だ。音楽そのものの力なのか、単に僕が成長していないだけなのか。
 仕事の帰りにふと思いついて「愛曲堂」に寄ってみたら、どうせ売れ残ってるからいいやと思っていたディープ・パープル後期の紙ジャケCDが売れてしまっていることを発見。ショックである。あわてて「夢屋書店」に寄ってみるとこちらも数が少なくなっている。これはまずいと、とりあえず「24カラット」「ラスト・コンサート・イン・ジャパン」を買う。
 家に帰ってさっそく聴く。「24カラット」は、個人的に思い入れのあるベスト・アルバム。「ブラック・ナイト」のライヴ・ヴァージョンは当時このアルバムでしか聴けなかった。「スピード・キング」もイントロ付きヴァージョンだし。しかしこんなにライヴ・テイクの多いアルバムだったっけ。記憶って意外とあてにならないもんだ。
 「ラスト・コンサート・イン・ジャパン」は、なぜかこれまで縁のなかったアルバム。デヴィッド・カヴァーデール+グレン・ヒューズ+トミー・ボーリンの演奏は鋭角的でなかなか良いが、「ハイウェイ・スター」は少し奇妙な感じであった。

 2001年12月16日(日)
 朝、PCで作業をしながら「エクソダス」(ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ)を聴く。見事にデジタル・リマスターされた紙ジャケCD。アルバムとしての完成度も高いことを再確認。ただ、ラスタファリズムに関する部分はいまだに自分の中で整理・消化できないところがある。少々居心地が悪い。
 昼近く、妻と車で大須へ行く。
 妻が自分の欲しい物を見ている間に、僕はナディア・パークのヤマギワソフトに行き、「PowerDVD」の新しいヴァージョンを購入。ついでに「ファイアー・アンド・ウォーター」(フリー)「ジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン」といった紙ジャケCDも買う。
 そのほか紀伊国屋書店では、さがしていた「文藝」別冊のマイルス特集号を手に入れた。
 午後4時頃大須を出るが、ひどい渋滞に巻き込まれる。駐車場から出るだけで30分もかかった。
 行き帰りの運転中に聴いたアルバムは、「モーツァルト ピアノ・ソナタ 第11番 他」(グレン・グールド)モーツァルト セレナード第10番<グラン・パルティータ>」(ウィーン・フィルハーモニー木管グループ)、「ア・デイ・ウィズアウト・レイン」(エンヤ)、「トリオ’64」(ビル・エヴァンス)、そして「男と女」(オリジナル・サウンドトラック)
 家に着いてから、新しい「PowerDVD」をPCにインストール。画質は前よりもシャープになったし、DTSもデコーダなしで聴けるのが嬉しい。さっそくキング・クリムゾン「デジャ・ヴルーム」でDTSを体験してみる。そのあと「ベスト・オブ・エンヤ」に収録されているクリップを3分の2くらい見てから就寝。

 2001年12月15日(土)
 雪のちらつく寒い日。
 このページをやっとウェブ上にアップした。ネット経由で見てみると、いくつか改良すべき点に気付く。で、ちょこちょこと手直し。
 夕方、猫(この間腸炎になったのとは別の猫)がエサを食べた直後に数度繰り返して吐く。あわてて動物病院に連れてゆく。軽い胃炎ではないかとのこと。
 今日聴いたのは、2枚。
 1枚はポール・マッカートニーの新作「ドライヴィング・レイン」。秀作である。しかしちょっと地味すぎる。もっと派手にやってほしかったと思うのはファンの勝手な願いだろうか。ジャケット・デザインもよくない。もう少しなんとかならなかったのか。英では売り上げが低迷しているそうだが、このジャケットも一因なのでは。
 2枚目は、「愛のプレリュード〜ソングス・コンポーズド・バイ・ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムス」。伝説のデモ・テープ集のCD化である。ソフト・ロック・ファンにはたまらないアルバムだ。名曲「ドリフター」のポール・ウィリアムス歌唱ヴァージョンには感激した。

 2001年12月14日(金)
 仕事場への車の中で「山羊の頭のスープ」(ローリング・ストーンズ)。傑作ぞろいの70年代ストーンズ作品の中では下位に位置する作品だが、ときどき無性に聴きたくなる。「ダンシング・ウィズ・ミスター・D」と「100イヤーズ・アゴー」が特に好きだ。
 打ち合わせと会議の連続で夕方になる。疲れたので残業はやめて帰ることにする。10ccの紙ジャケCDがリリースされたので「MAP」に買いに行くが、そのほかにフリーの紙ジャケやロジャー・ニコルス&ポール・ウィリアムスのデモテープ集、ついでに「スター・ウォーズ エピソード1」のDVDなどいろいろ買い込むこととなった。
 「スロー・ハンド」(エリック・クラプトン)を聴きながら帰る。 

 2001年12月13日(木)
 行きは「レット・イット・ブリード」(ローリング・ストーンズ)。生きている限り聴き続けるであろうアルバムのひとつ。
 今日もなんやかやで忙しい。10時まで効率の悪い残業をする。
 帰りは「トリニティ・セッション」(カウボーイ・ジャンキーズ)の後半。ここでの「スウィート・ジェーン」のカヴァーは秀逸である。ルー・リードもほめていたらしい。

 2001年12月12日(水)
 朝はヴァレリー・ルメルシエ「シャントゥ」。ピチカート・ファイヴが好きな人は聴くべきアルバム。ライナーノーツを小西康陽が書いてるし。
 今日も残業。そのおかげで、名古屋にオペラを見に行くはずだったが行けず。
 帰りは「ロンドン・コーリング」の(アナログ盤で言うと)C・D面あたりを聴く。
 ところでこのニュース(ゴードン・ハスケルのクリスマス・ソングが英チャートで注目を集めているという内容のニュース←すでにリンク切れ)には驚いた。ゴードン・ハスケルって、あのゴードン・ハスケル?クリムゾン歴代ヴォーカリストの中で最も幸薄い人?苦節30年で大ヒットなんて、演歌歌手みたいだなあ。

 2001年12月11日(火)
 朝からなぜだか戦闘的な気分。で、「ロンドン・コーリング」(クラッシュ)を聴きながら仕事場へ。
 9時過ぎまで残業。なんやかやで疲れる。
 帰りは昨日の続きで「ワイアード」のB面(っていわないのか今は。)。続いて「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」(マイルス・デイヴィス)。「アー・リュー・チャ」ってかっこいい曲だけど、どういう意味だろう。
 家に帰ってからベッドの中でポール・マッカートニーの新作「ドライヴィング・レイン」を聴き始めるが、疲れから知らぬ間に眠ってしまった。

 2001年12月10日(月)
 朝は「クライシス」(マイク・オールドフィールド)。吉本ばななで有名になった「ムーンライト・シャドウ」のマギー・ライリーもいいが、「シャドウ・オン・ザ・ウォール」のロジャー・チャップマンもなかなか。
 夜10時まで残業。食事を食べ損ねてはらぺこ。眠気覚ましに「ワイアード」(ジェフ・ベック)を聴きながら帰る。

 2001年12月9日(日)
 用を済ませるため妻と瑞浪へドライブ。帰りに瑞浪の「TSUTAYA」で、XTCボサノヴァ2001シリーズの紙ジャケCDを数枚購入。そのほかにもちょっと珍しい紙ジャケがあったのだが、資金不足で買えず。
 行き帰りの間に聴いたのは、「ガウチョ」(スティーリー・ダン)、「モーツァルト クラリネット協奏曲 イ長調/ファゴット協奏曲 変ロ長調」(ウラッハ他)、「ザ・マン・フロム・イパネマ」(アントニオ・カルロス・ジョビン)のディスク1、そして「サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」(ビル・エヴァンス)

 2001年12月8日(土)
 車の支払いのトラブル。お互いの思い違いから生じたことでとりあえずは収まったのだが、どうにも納得できず。
 実家からの帰りにネオアコ編集盤を聴く。
 午後、妻と日用品の買い物にでかける。自分の編集したソフトロックの編集盤を聴く。
 そういえば今日はジョン・レノンの命日であった…。

 2001年12月7日(金)
 朝の通勤は「ファンファーレ」(advantage Lucy)を聴きながら。終曲「Almond」での「ハロー、ハロー」というフレーズの解放感。そのためにこのアルバムを聴いているような気がする。
 夜は職場の三十代メンバーの飲み会。10人ほど集まる。かき鍋をつつき、串を食べながら楽しく飲んだ。終了11時半。実家に泊まる。

 2001年12月6日(木)
 通勤時にLucy Van Pelt「Jumbo Max EP」を聴く。現在はadvantage Lucyという名で活動しているグループのインディー時代のミニ・アルバム。ここに収録された「When I Sleep」は名曲だ。「浅い眠りの中/ぼんやり思い出す/壁のラクガキは/いつか消えるけど」
 続けて自分で編集したカヒミ・カリイのベスト
 今日は残業せず。帰りは「キリマンジャロの娘」(マイルス・デイヴィス)。いつ聴いてもよくわからないアルバム。
 猫はレントゲン検査の結果、異物は見あたらず、単純な腸炎ではないかとの診断。
 夕食後、ジェフ・ベック「ブロウ・バイ・ブロウ」「ワイアード」。この間入手したデジタル・リマスター盤である。やっとまともな音質で聴くことができるようになった。めでたい。フュージョンの衣をまといながらもベックのギターはどうしようもなくロックだ。そこがいい。

 2001年12月5日(水)
 朝は「アイランド」(マイク・オールドフィールド)。過小評価されているアルバム。傑作なのに。
 急な仕事が入って、今日も9時過ぎまで残業。
 帰りに「トリニティ・セッション」(カウボーイ・ジャンキーズ)。あまりに完成されているがゆえに、ここで成長を止めてしまったバンド。しかしマーゴ・ティミンズの声はいつまでもその鮮烈さを失わない。
 猫の様子がおかしい。腹部に異物があるかもしれないとのことで明日レントゲンをとることになった。バリウムを飲まされて明日まで絶食である。かわいそうに。

 2001年12月4日(火)
 今日も寝不足。
 朝の通勤は「ウェイク・アップ」(ブー・ラドリーズ)。これってもう6年も前のアルバムなのだ。ついこの間のような気がしていたが。ところでラストは「ペット・サウンズ」へのオマージュなのでしょうか。
 昨日に引き続き午後10時まで残業。帰りは「FOSSIL FUEL」( XTC)のディスク2。カジヒデキが「メイヤー・オブ・シンプルトン」をパクっていることにいまさらながら気付いた。
 寝る前にHPの編集をしながら「モーツァルト セレナード第10番 変ロ長調<グラン・パルティータ>」(ウィーン・フィルハーモニー木管グループ)を聴く。ウェストミンスターの紙ジャケCDなり。

 2001年12月3日(月)
 寝不足気味でつらい。
 朝の通勤はベル&セバスチャンのシングル集を聴きながら。自分で編集したCD−Rである。曲目はこんな感じ。単に発売順に並べただけです。
 仕事が思うように進まず夜9時半まで残業。帰りは「ブラック・アンド・ブルー」(ローリング・ストーンズ) 。70年代のストーンズは最強のロック・バンドであったと思う。

 2001年12月2日(日)
 朝、昨日買ったウラッハの「モーツァルト クラリネット協奏曲 イ長調/ファゴット協奏曲 変ロ長調」「シューマン おとぎ話/メンデルスゾーン 2つのコンツェルトシュテック」を聴く。ウラッハのクラリネットは典雅で優美だが、甘さに流れない。休日の朝に聴くにはぴったりだ。
 ホテルをチェックアウトしたあと、梅田に出て大阪駅前ビルに入っている中古盤屋を回る。ツェッペリンの紙ジャケCDを元値の倍以上で売っている店があった。その中には探していた「プレゼンス」もあったのだが、あまりの暴利に腹が立ったので買わず。別の店でマイルスやビル・エヴァンス、コルトレーンの紙ジャケCDを数枚買う。
 帰りの電車の中で「クラウド・ナイン」。昨日にひきつづきジョージ追悼である。続けて「レッド・ツェッペリン2」も聴く。
 「ヤマギワソフト」でポール・マッカートニーの新作やら、ミック・ジャガーの新作やら、プリファブ・スプラウトの新作やら、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの未発表ライヴやらを買ってから帰宅。 

 2001年12月1日(土)
 大学時代の友人N氏が関わっている社会人バンド「The Bop Junk Band」のライヴを見るために神戸「T2楽屋」へ。僕は彼らのメルマガに原稿を書いており、そのおかげでこのHPのコンテンツもできたようなものなのだが、バンド自体の演奏を聴くのはこれが初めてである。
 行きの電車の中で「オール・シングス・マスト・パス」を聴く。ジョージ追悼である。すべてのことは過ぎゆく、か…。
 大阪天満駅のそばにあるホテルにいったんチェックインして付近をぶらぶら。駅近くの中古盤屋で探していた「レッド・ツェッペリン2」の紙ジャケCDを発見。帯なしだが1200円そこそこで安かったので購入。
 同じ店のクラシックコーナーでは、ウェストミンスター・レーベルの紙ジャケCD(新品)をみつける。こちらも安い。レオポルト・ウラッハがモーツァルトのクラリネット協奏曲を演奏したアルバム他数枚を買う。
 午後7時、N氏と神戸三宮駅で待ち合わせ、いよいよ「T2楽屋」へ。
 素晴らしいライヴだった。ビートルズ・ナンバーを中心に、軽妙なMCをおりまぜながら、緩急自在の演奏を繰り広げる。ボサノヴァ・アレンジの「オール・マイ・ラヴィング」なんておもわず頬がゆるんでしまった。機材トラブルに見舞われたのは不運だったが、それをおぎなってあまりある内容。詳しいライヴ・レヴューを次回のメルマガに書かせてもらおう。
 終了後、メンバーと飲みに行こうという話になったのだが、片づけが遅くなったりしたことで残念ながら今回は見送り。再会を約して別れる。
 ライヴの余韻にひたりながらホテルに帰り着いたのは午前1時頃であった。

 2001年11月30日(金)
 朝の通勤時は「プラチナム」(マイク・オールドフィールド)。フィリップ・グラス「ノース・スター」のテーマが現れるところにはいつも感動する。
 続けて「ノース・マリン・ドライブ」(ベン・ワット)から数曲。
 なんやかやで仕事がたまってきた。ちょっと気分がふさぐ。
 帰りは「ライヴ・イヴル」(マイルス・デイビス)。テンションの高さに圧倒される。特にジョン・マクラフリン。
 9時のNHKニュースでジョージ・ハリスンが死んだことを知る。新作を待っていたのに…。悲しい。
 喉頭癌→肺癌→脳腫瘍ということらしいが、すさまじい闘病生活だったんだろうなあ。ご冥福をお祈りします。 

 2001年11月29日(木)
 私用のため有給休暇をとる。
 朝、「ケルン・コンサート」(キース・ジャレット)を聴きつつ実家から帰る。二日酔い気味の頭にキースのピアノが心地よい。
 午後、車のガソリンを入れに行ったついでに近所の「TSUTAYA」に寄り、棚にひっそりと隠れていたマイルスの紙ジャケCDを買う。「バグス・グルーヴ」「ライヴ・アット・ブラックホーク VOL.2」の2枚。
 PCで作業をしながら「ロンドン・コーリング」(クラッシュ)を聴く。英コロンビアがリリースした紙ジャケCDヴァージョン。おお、ちゃんと内袋を再現してあるじゃないか。音質も今まで持っていたCDよりずっといい。買ってよかった。しかし、ほんとにかっこいいアルバムだな。聴いているといまだに血湧き肉躍ってしまうのであった。

 2001年11月28日(水)
 朝の通勤時に「Q.E.2」(マイク・オールドフィールド)。僕の持っているCDは、インレイカードが破れている。買い替えたい。どうせなら紙ジャケで出してくれないだろうか。
 夜は職場の飲み会。「くじら屋本舗」でくじら料理を食べながら。初めて行った店だが、想像以上に旨かった。尾の身の刺身なんてトロみたいである。ちょっと高かったけど満足する。
 2次会はカラオケボックス。いつも行っていたところがつぶれてしまっていたので仕方なく別の店へ。
 終了12時半。実家に泊まる。

 2001年11月27日(火)
 朝の通勤時に「オマドーン」(マイク・オールドフィールド)を聴く。トラッド・メロディがしみる。
 帰りは「ロウ」(デヴィッド・ボウイ)。彼のアルバムの中ではたぶん一番好きだ。
 途中、「サウンドハンター」に寄り、前から目をつけていた紙ジャケCD(ビル・エヴァンス「トリオ’64」スタン・ゲッツ&チャーリー・バード「ジャズ・サンバ」)を買う。紙ジャケなのに1400円そこそこという値段が嬉しい。
 夕食後「トリオ’64」を聴く。コンパクトで楽しいが、リヴァーサイド時代のようなきらめきとテンションには欠けるなあ。

 2001年11月26日(月)
 一週間がはじまった。
 通勤の車の中で「FOSSIL FUEL−THE XTC SINGLES 1977-92」を聴く。
 ちょっとつらかったので途中でやめ、自分で編集したネオアコのCD。曲目はこんな感じ
 帰りは「フィンガーポッピン」(ホレス・シルヴァー)。ファンキーで気持ちいい。
 夜寝る前に、「スカイラーキング」(XTC)。この間買った紙ジャケCDヴァージョンである。
 久々に聴いたが、あっという間に濃密で美しいねじれの渦に飲み込まれる。
 そのおかげで自分の持っているXTCのCDを取り出してあれこれ聴いてみることになったけれど、あまり満足は得られず。
 「アップル・ヴィーナス VOL.1」を聴いているうちに眠ってしまう。

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