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 2002年1月31日(木)
 朝の通勤時に「ジャンブル・ソウル」(トット・テイラー)を聴きかけるが、どうものりきれずに「リスペクツ」(シンバルズ)にチェンジ。N君に教えてもらったシンバルズだが、いいですね。ピチカート・ファイヴなきあと、こういうバンドにはぜひがんばってほしいと思う。
 帰りは「レッド」(キング・クリムゾン)。ストイックな音が聴きたかったので。
 明日から3日間台湾旅行。で、荷物を作り、早めに眠ることにする。

 2002年1月30日(水)
 朝、「びっくり電話」(10cc)を聴く。いつ聴いてもいい。スチュアート&グールドマンとゴドレイ&クレームのバランスが絶妙なのだ。
 9時半まで残業をする。
 帰りは「ダズ・ユーモア・ビロング・イン・ミュージック?」(フランク・ザッパ)。このライヴアルバムを初めて聴いたときの衝撃は忘れられない。特に「ズート・アリュアーズ」と「トラブル・エヴリデイ」は凄い。オリジナル・ヴァージョンを聴くのがばかばかしくなるほどのクオリティである。

 2002年1月29日(火)
 自分で編集したビートルズのCD−Rを聴きながら出勤。イギリスでリリースされたシングルを発売順にAB面並べたもの。音源はモノラル。ビートルズの初期シングルって、モノ・ミックスの方が断然リアルに響く。ステレオ・ヴァージョンでは「抱きしめたい」のイントロの衝撃はうまく伝わらないだろう。しかし、「抱きしめたい」のモノ・ミックスを現在CDで手に入れようと思ったら、高価なCDシングルボックスを入手しなければならない。そういう状況はよくないんでは。
 仕事の帰りに新星堂(いつも寄らない方の店)に行く。ジョージ・ハリスン「不思議の壁」「電子音楽の世界」の日本盤CD新品を発見したのであわてて買う。すでに廃盤になってしまっているはずだ。在庫が出てきたのかな。そのほかにもT.REX「ザ・スライダー」(紙ジャケ)や、セルジュ・ゲンズブールが音楽を担当したサントラ「アンナ」(これも紙ジャケ)を買う。
 「スカイラーキング」(XTC)を聴きながら帰宅。
 夕食後、「フリーホイーリン」(ボブ・ディラン)を聴いているうちに眠ってしまう。

 2002年1月28日(月)
 「THE BEST PUNK ALBUM IN THE WORLD…EVER ! 2」を聴きながら出勤。
 いよいよ仕事がせっぱつまってきたので9時まで残業。
 帰りに「女たち」(ローリング・ストーンズ)を聴く。記憶があいまいだが、ストーンズのアルバムを初めてリアルタイムで聴いたのがたぶんこれだった。なんて退廃的なバンドだと思ったものだ。
 今日はキースが歌う「ビフォア・ゼイ・メイク・ミー・ラン」がしみた。「歩かなきゃ/やつらが俺を走らせようとする前に」
 家に帰ってからふと目に付いたadvantage Lucy「STATION」を久々に聴く。以前聴いた印象と変わらず。もどかしさが残る。「ファンファーレ」があんなに素晴らしかったのに。

 2002年1月27日(日)
 朝、もう一度「血の轍」を聴く。
 午後、妻と一緒に買い物に出かける。ウラッハの演奏するモーツァルトを聴く。
 夜、「アナザー・スクープ」(ピート・タウンゼント)を聴く。「スクープ」の続編。「キッズ・アー・オールライト」、「ハッピー・ジャック」といった初期の曲のシンプルなデモから、シンセ中心のエクスペリメンタル・ミュージックまで。
 「1958マイルス」(マイルス・デイヴィス)を聴いているうちに眠ってしまった。

 2002年1月26日(土)
 朝、「フィルモア・コンサート」(オールマン・ブラザース・バンド)を聴きながら帰宅。「エリザベス・リードの追憶」もいいけど、「ストーミー・マンデイ」もいい。
 夜、ディランの「血の轍」を聴き、続けて「バイオグラフ」「ブートレッグ・シリーズ」からも関連トラックを拾い聴き。メルマガに書くレビューの下準備である。

 2002年1月25日(金)
 朝の出勤時に「FEEL EASY」(パンジーズ)を聴く。フィンランドのギターポップバンドだが、いいんすよ、これ。聴いていると「青春」とか「疾走」とかそういう気恥ずかしい単語が頭の中を駆けめぐるのであった。
 夜、O氏の全快を祝う会パート2。待ち合わせ時間まで少し余裕があったのでバナナレコードに寄って新入荷のコーナーをチェック。ケヴィン・エアーズのコンサートにジョン・ケイル、イーノ、ニコという暗黒メンツが参加した「JUNE 1,1974」を発見したので購入。CD化されていたとは知らなかった。
 飲み会はなかなか楽しかった。ある人の恥ずかしい過去がバクロされたり、2次会のカラオケでO氏のファルセット浜崎あゆみにのけぞったり。
 11時半過ぎお開き。実家に泊まる。

 2002年1月24日(木)
 某先輩からメールで、最後に「。」のついた13人組の件について問い詰められる。うう。
 「THE BEST PUNK ALBUM IN THE WORLD…EVER ! 2」を聞きながら出勤。英ヴァージンが編集したパンク・コンピ2枚組。ピストルズやジャム、ストラングラーズなどの有名どころに加えてスージー&ザ・バンシーズとかエディ&ホットロッズとかリチャード・ヘル&ヴォイドイズとかの渋めのバンドも収録されていて楽しめる。ジャケも「勝手にしやがれ!」のパロディになっているし。「1」の方も欲しいのだがもう手に入らないようだ。残念。
 今日やった仕事の関係でいきがかり上、残業せざるを得なくなる。午後9時まで。
 帰りに「地下室」(ボブ・ディラン&ザ・バンド)のディスク2。得心したり、しなかったり。

 2002年1月23日(水)
 「サージェント・ペパーズ」(ビートルズ)を聴きながら出勤。最近「ゲッティング・ベター」がお気に入り。それにしても密室的なアルバムだ。
 帰りは「地下室」(ボブ・ディラン&ザ・バンド)のディスク1。
 MAPに寄って予約してあった「ザ・ゴールデン・ロード(1965−1973)」(グレイトフル・デッド)を受け取る。12枚組だけあってずっしりと重い。
 家に帰ってから少し聴いてみる。素晴らしい音質で嬉しくなってしまう。これで今までのCDは完全に用無しだ。それにしても全部聴くと15時間半、そのうち未発表が7時間というヴォリューム、聴き終わるのはいつになることやら…。

 2002年1月22日(火)
 電車で出勤。Lucy Van Pelt「イン・ハーモニー」を聴く。インディーズ時代のアルバム。未熟なところも含めて愛すべき作品集である。
 うちあわせをいくつかこなしたら終業時間になってしまった。内容に比して時間が長いというものばかりだったのでちょっとうんざり。
 夜は係新年会&O氏の全快を祝う会。「給食当番」なる店で飲む。名前の通り、酒の肴に給食メニューが出てくる店。O氏のたっての希望である。
 ソフト麺にミートソースをかけたものやら鯨の竜田揚げやら揚げパンやらハムカツやらいろいろと注文。(ミルメーク飲んだ人までいました。)味はまあまあ。びっくりするくらい安かった。
 今日はおとなしく一次会だけで帰る。自宅帰着10時半。

 2002年1月21日(月)
 昨日の日記に書き忘れましたが、「資料館」オープンしました。まずは「ライフハウス・エレメンツ」です。しばらくはザ・フー関係資料を中心に掲載してゆくつもりです。興味のある方はぜひご覧ください。 
 朝の通勤時には、「アビー・ロード」(ビートルズ)を聴く。最も成熟したビートルズ。
 午前中張り切って仕事をしたら、午後にはバテてしまった。やれやれ。
 帰りは「太陽と戦慄」(キング・クリムゾン)。暴力的なまでにソリッドな音楽。
 寝る前に「スクープ」を聴く。ピート・タウンゼントによるデモ集。僕にとってはいろいろと思い出深い作品である。最近、様々なアーティストのデモ集がオフィシャル・リリースされるようになってきているが、そういうことをしたのは彼が最初ではなかったか。ちなみにオリジナル・リリースは’83年。今は、eelpie.comで紙ジャケ仕様リマスター盤を入手可能である。

 2002年1月20日(日)
 朝、昨日買った「ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・オーティス・レディング」を聴く。ライノ編集のリマスターベスト。ポイントをおさえた選曲である。ボックス・セットやオリジナル・アルバムを聴くのがかったるいときには便利。シングル・マスターを使っているというのもいい。
 続いて「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」(マイルス・デイヴィス)。マイルスのアルバムって、聴くときに気合いのいるものが多いのだが、これは比較的気軽に楽しめる。かなりクールではあるけど。
 夕方、妻の用を済ませるため瑞浪までドライブ。帰りに瑞浪の「TSUTAYA」でロキシー・ミュージックファースト「フォー・ユア・プレジャー」の紙ジャケを買う。ちょっと見ない間にこれも品薄になってきたなあ。
 ドライブの間に聴いたのは「呪われた夜」(イーグルス)「おいしい水」(アストラッド・ジルベルト)「恋は水色」(クローディーヌ・ロンジェ)「ポートレイト・イン・ジャズ」(ビル・エヴァンス)「ベートーヴェン三大ピアノ・ソナタ集」(グレン・グールド)

 2002年1月19日(土)
 朝、「おいしい水」(アストラッド・ジルベルト)を聴く。65年リリースのファースト・アルバム。収録曲の半分以上を何らかの形で聴いていたのであまり新鮮味はないものの、やはりいい。彼女の魅力はその歌声の不安定さにある。
 昼、妻と一緒に「ハリー・ポッターと賢者の石」を観にでかける。
 映画館到着後、上映までしばらく時間があったので同じ建物内にあるCDショップをのぞく。新品CDの半額在庫処分セールをやっていた。で、オーティス・レディングのリマスターベストと買い損ねていたオアシスのライヴ・アルバムを購入。
 「ハリー・ポッター」はなかなか楽しめた。セオリーをふまえた品のある作り。俳優が皆いいし。特にハーマイオニー役のエマ・ワトソンは素晴らしい。そのほかにもアラン・リックマン(とは気付きませんでした。長髪だったので。)、”ほとんど首なし”ジョン・クリーズ(これもキャスト一覧を見て知った)、「バックビート」でジョン・レノンを演じていたイアン・ハートなどなど。
 上映時間の関係で吹替版を見ざるを得なかったのだが、画面に集中できてかえってよかったかもしれない。しかし、いくら吹替版だといっても、文字で示すべきところ(たとえば通りの名前とか手紙の宛先とか)まで声で説明するのはやりすぎじゃないすか。
 映画終了後、原作を読んでいる妻の解説を聞きながら食事。原作にある細かいエピソードはかなりはしょってあるそうだ。例えばロンがチェスの名手だということを示すエピソードとか。
 午後7時頃帰宅。今日、行き帰りに車の中で聴いたのは「ジャズ・サンバ」(スタン・ゲッツ&チャーリー・バード)「アヴァロン」(ロキシー・ミュージック)「フリーソウル・ラヴァーズ」

 2002年1月18日(金)
 「ストリクトリー・ジェンティール」を聴きながら出勤。ザッパの「クラシカル」な作品を集めた編集盤。まあ「クラシカル」といってもザッパのことだから一筋縄ではいかないのだが。でもこのジャンルだけで編集盤ができてしまうのが彼のおもしろいところでもある。
 帰りは「インナーヴィジョンズ」(スティーヴィー・ワンダー)。この頃のアルバムは今聴いても新鮮なり。

 2002年1月17日(木)
 朝、「アイランド」(キング・クリムゾン)を聴きながら仕事場へ。「フォーメンテラ・レディ」冒頭のコントラバス、たまらんです。
 帰りは「ブロンド・オン・ブロンド」(ボブ・ディラン)。いまだにその価値がよく実感できないアルバム。「アイ・ウォント・ユー」とか「我が道を行く」とか「ジャスト・ライク・ア・ウーマン」とか単体で好きな曲はあるのだが、アルバム全体となるとちょっと…。特に「雨の日の女」のブカブカドンドンでアルバムが始まるのにはどうしても馴染めない。脱力してしまうのだ。

 2002年1月16日(水)
 通勤時に「TKO NIGHT LIGHT」(パンタ&HAL)を聴く。パンタの歌は20年たった今でもリアルに響いてくる。特に「マーラーズ・パーラー」は圧倒的。「階段の下でふるえてた/ネズミが明日を見つめるように/時の流れに身を任せ/今日もぶらぶら電気の街を」
 帰りは「生と死の幻想」(キース・ジャレット)。この間気付いたのだが、1曲目の頭で延々と続く笛とパーカッションの絡み、ストーンズ「山羊の頭のスープ」収録の「キャン・ユー・ヒア・ザ・ミュージック」のイントロにそっくりである。録音はストーンズの方が一年ほど先。偶然なのか真似したのか。

 2002年1月15日(火)
 「ベスト・オブ・シド・バレット」の後半を聴きながら出勤。連休明けの仕事はきつい。思うように進まない。帰りは「スターレス・アンド・バイブルブラック」(キング・クリムゾン)を聴く。
 夕食後、NHK-BSでやっていたチープ・トリックの最新ライヴを見る。ドラムスがバーニー・カルロスじゃなくなってる!いつメンバーチェンジしたのだろう。リック・ニールセンはずいぶん太っちゃったし、ロビン・ザンダーはテンガロンハットを目深にかぶっていてよく顔が見えないし、変わってないのはトム・ピーターセンだけ。しかし演奏自体は全く衰えを感じさせないパワフルなものであった。新しいドラムスもなかなかシャープでよかったし。

 2002年1月14日(月)
 軽い二日酔い。キンクス「ローラ対パワーマン、マネーゴーランド組パート1」を聴く。僕のキンクスのフェイヴァリットはこれと「アーサー」。
 ホテルをチェックアウトした後、梅田に出て例のごとく紙ジャケCDハンティング。アストラッド・ジルベルトT.REXチェット・ベイカージョン・コルトレーンビル・エヴァンスの紙ジャケを入手。
 歩き疲れて気分が悪くなってきたので、午後2時新大阪発の新幹線に乗って帰る。途中、ビートルズ「ホワイト・アルバム」を聴く。ビートルズの各アルバムもそろそろ新たなリマスターが必要だと思う。
 家に帰ってから今日買った「グレイト・ヒッツ」(T.REX)を聴く。これ、リマスターしてあるの?「電気の武者」の素晴らしいリマスターを聴いた後ではとても満足ゆく状態ではないな。LP時代からの愛聴盤なのでちょっと残念。

 2002年1月13日(日)
 朝、「資料館」用のコンテンツを作りながら「アンダーカレント」(ビル・エヴァンス&ジム・ホール)「ジャズ・サンバ」(スタン・ゲッツ&チャーリー・バード)を聴く。
 昼に家族の新年会。ふぐを食べる。東京にいる弟は結局帰省できず不参加。
 そのあと僕は大阪へ。友人N君及びThe Bop Junk Bandの面々との飲み会があるのだ。
 新幹線の中でザ・フー「フー・アー・ユー」「バイ・ナンバース」を聴く。コンテンツ作りの余波である。
 皆とは梅田で待ち合わせ。時間より少し早く着いたので、紀伊国屋書店に行き、探していた「100ベスト・アルバム・カヴァーズ」(ストーム・トーガーソン、オーブリー・パウエル)を買う。元ヒプノシスの二人が、デザイン的にすぐれたアルバム・ジャケット100点を選び、取材に基づき解説をした本。
 飲み会は相撲茶屋のような居酒屋でスタート。いきなりディープな音楽ネタで盛り上がる。めちゃくちゃ楽しい。これだけまとめて音楽の話をしたのは本当に久しぶりだ。そのノリを保持したまま飲み会は深夜まで続いた。最後はさすがにへろへろ(僕だけだが)。宿泊先のホテルに帰り着いたのは午前2時であった。 

 2002年1月12日(土)
 家で過ごす。
 「資料館」用のコンテンツを作り始める。
 作業をしながら聴いたのは「Lifehouse Elements」(ピート・タウンゼント)「フーズ・ネクスト」(ザ・フー)。どちらも作成中のコンテンツに関係のあるアルバム。

 2002年1月11日(金)
 「ザ・ベスト・オブ・シド・バレット」を聴きながら出勤。
 どうも身体がだるい。頭もすっきりしない。風邪をひいたのだろうか。残業しようかと思ったがやめる。
 帰りは「ライヴ・アット・リーズ〜デラックス・エディション〜」(ザ・フー)のディスク2。ついにオフィシャル・リリースされたリーズ版「トミー」である。
 夜、「プッチベスト2」を聴く。メロン記念日「This is 運命」が大傑作。笑えるのにカッコいい。おバカポップスのファンは必聴でしょう。「愛されたいの?/つきまとわれたいの?」ってフレーズがいいね。
 そのほかには20人祭の曲が名作「21世紀」を連想させてなかなかであった。

 2002年1月10日(木)
 朝は「キッズ・アー・オールライト」(ザ・フー)。ここに収録された「マイ・ジェネレーション」は、数あるテイクの中で最もすぐれた演奏ではないだろうか。
 仕事の後、新星堂に寄ってCD「プッチベスト2」とDVD「Together!Clips」を購入。ぼやぼやしてるうちに初回盤を買い逃しちまったよ。
 「クリムゾン・キングの宮殿」を聴きながら帰る。ずいぶん久しぶり。
 寝る前に今日買った「Together!Clips」を見る。どうせなら3人タンポポのクリップもDVD化してほしいなあ。 

 2002年1月9日(水)
 今日も研修。雪のせいで道路が渋滞し、会場までゆくのに普段の倍以上の時間がかかった。
 行き帰りに聴いたのは、「ゴールドベルグ変奏曲」(グレン・グールド)「スケルトンズ・フロム・クローゼット」(グレイトフル・デッド)「欲望」(ボブ・ディラン)。「欲望」におけるスカーレット・リヴェラのヴァイオリンはいつ聴いてもいい。このアルバムのサウンドは彼女の音なしには成り立たない。

 2002年1月8日(火)
 終日研修。行きに聴いたのは「マクドナルド・アンド・ジャイルズ」。裏クリムゾンである。本家に比べるとかなり牧歌的だが。
 帰りは「ライヴ・イヴル」(マイルス・デイヴィス)のディスク2。どうしてこんな訳のわかんない音楽が、こんなにかっこよく響くのだろう。
 家に帰ると大学の先輩K氏から荷物が届いていた。不要になったCDを譲ってくださったのである。
 「いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー」やら「ザ・スパイダース・カバーズ」(ムッシュかまやつ)やら佐藤奈々子やら弘田三枝子やら平山みきやら山口百恵の3枚組やら、興味はあっても普段なかなか手が回らないものばかり11タイトル。ありがとうございます。

 2002年1月7日(月)
 朝の通勤時に「ドライヴィング・レイン」(ポール・マッカートニー)を聴く。今日はメロディがすっと入ってきて、素直に楽しむことができた。
 仕事の帰りに「MAP」に寄ってグレイトフル・デッドCDボックスの予約をする。ライノが出したこれの日本盤である。初期のアルバムに未発表音源を加えた12枚組。デッドの初期アルバムは5枚ほど持っているのだが、雑誌広告を見ているうちにどうしても欲しくなってしまった。デジタル・リマスターの評判もいいし、今まで持っていなかった音源も一気に揃うし。
 「ゴッデス・イン・ザ・ドアウェイ」(ミック・ジャガー)を聴きながら帰る。

 2002年1月6日(日)
 一日家でごろごろ。
 今日聴いたのは三枚。
 「ヘッド・ファースト」(バッドフィンガー)は75年に制作されながら発売されなかった幻のアルバムの復刻。このあとピート・ハムは自殺してしまうので、これが実質的に彼らの最後のアルバムになる。
 あまり期待せずに聴いたのだが、素晴らしい内容にびっくり。曲はどれもメロディアス、そして演奏はダイナミック。アップル時代のアルバムに肩を並べる傑作だと思う。
 「電気の武者〜30thアニヴァーサリー・エディション」(T.レックス)は、紙ジャケ仕様と8曲ものボーナス・トラック、そしてトニー・ヴィスコンティ監修の最新デジタル・リマスターが売り。確かに音はよくなったなあ。陰影とふくらみが感じられる。久しぶりに聴いたけどやっぱり名盤でした。
 「ジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン」はモノとステレオの両ヴァージョンを1枚に収めたもの。両者のニュアンスの違いがわかっておもしろい。ビートルズなんかもこういう形式でリリースしてくれるといいのに。クラプトンのギターは、今の姿からは想像もつかないほどアグレッシヴである。

 2002年1月5日(土)
 朝、昨日買った「マイ・フェア・レディ」(シェリー・マン&ヒズ・フレンズ)を聴く。難しいことを考えずに楽しめるので、以前から愛聴しているジャズ・アルバム。この紙ジャケの音質の良さには驚いた。ヴェールが一枚はがれた感じ。
 昼、妻を医者につれてゆき、買い物をして帰る。また雪がちらついている。行き帰りに聴いたのは、「インクレディブル・ジャズ・ギター」(ウェス・モンゴメリー)「主よ、人の望みの喜びよ」(アレクシス・ワイセンベルグ)
 深夜、昨日聴きかけだったグールドベートーヴェン三大ソナタ集を聴く。グールドらしいテンションのみなぎった演奏。こんな有名曲でこんなに感動できるなんて思ってもみなかった。
 このCDにはグールド自身が書いたライナーノーツが付属しているのだが、これがおもしろい。三大ソナタのうち評価しているのは「月光」だけで、「悲愴」と「熱情」のことはボロカスにけなしている。すごいです。

 2002年1月4日(金)
 今日から仕事。ゆうべまた雪が降ったので大事をとって電車で出勤する。
 最寄り駅から職場まで、真っ白に雪の積もった道を「38カラットコレクション」(プリファブ・スプラウト)を聴きながら歩く。この音はこういった景色にはまりすぎるくらいはまる。
 帰りも引き続きプリファブを聴く。途中、「バナナレコード」に寄って、中古CDを買う。
 買ったのは、「ヘッド・ファースト」(バッドフィンガー)「直立猿人」(チャーリー・ミンガス)「マイ・フェア・レディ」(シェリー・マン&ヒズ・フレンズ)、そしてグレン・グールドがベートーヴェンの三大ピアノ・ソナタを演奏したアルバム。全部紙ジャケである。
 夕食後、今日買ったグレン・グールドを聴いているうちに眠ってしまった。

 2002年1月3日(木)
 従兄弟の結婚披露パーティの日。
 朝目覚めると、20センチくらい雪が積もっている。
 雪かきをし、試しに国道まで車で出てみるが、スタッドレスタイヤをはいているのにも関わらず、ハンドルはとられるわ、戻ってくるときに坂を上がれなくなりかけるわで自動車で行くのは断念。電車ででかけることにする。妻も一緒。
 電車も積雪の影響で遅れていたためパーティ会場には30分遅れで到着。中華料理を食べながら歓談。従兄弟の奥さんとなった方は、感じのいいお嬢さんであった。いいね、初々しくて。
 今回結婚したK君の兄で、某放送局勤務のH君とは十数年ぶりの再会。パーティの後、H君、僕、妻の3人でしばらくお茶を飲みながらいろいろと話していた。
 午後5時過ぎ帰宅。まだ雪は降り続いている。明日は出勤しなければならないのだが…。
 入浴後疲れに負けて眠ってしまった。ということで一日何も聴かずじまい。

 2002年1月2日(水)
 妻の実家に年始に行き、例年のごとくいろいろとご馳走になる。
 夜10時過ぎ、降り積もる雪の中を帰宅。
 行き帰りに聴いたのは、「ベスト・オブ・コーギス」「イーグルス・ヒストリーBOX」(ディスク4「ミレニアム・コンサート」)。大好きなはずのコーギスの音楽が今日はなぜか色褪せて聞こえた。

 2002年1月1日(火)
 朝、妻と一緒に実家へ。行きに「A WINTER'S SOLSTICE 2」(ウインダム・ヒル・アーティスツ)を聴く。冬の朝のためのアルバム。
 例年通りの正月行事をこなし、夕方帰宅。雨が降っている。帰りは「イーグルス・ヒストリーBOX」のディスク2(バラード集)を聴いた。
 寝る前に「ダブル・ファンタジー」「ミルク・アンド・ハニー」(ジョン・レノン/ヨーコ・オノ)のデジタル・リマスター・ヴァージョン。それぞれ「ミレニアム・エディション」、「ニュー・センチュリー・エディション」という副題がついている。昔、この2枚のアルバムからジョンの曲だけを抜き出した編集テープを作って、そればかり聴いていた時期があったことを思い出す。
 ところで「マイ・リトル・フラワー・プリンセス」って、僕にはメイ・パン(ヨーコと別居していたときのジョンの愛人)に向けた曲に聞こえて仕方ないのだが…。

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