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 2003年10月15日(水) Gondwana Line
 突然自宅のADSLがつながらなくなって難儀しております。とりあえず以前使っていたダイアルアップ契約でしのいでおりますが、従量課金制だしあまり長くつなげないのです。
 さて。
◆ジョイ・ディヴィジョンのライヴ・ボックスが限定リリース!! (CDJournal.com)
 こういうの困る。限定3000っていうのが特に困る。ジョイ・ディヴィジョンだというのも困る。もう二度と手に入らないかも、って思っちゃうじゃないか。

 出勤時にザッパ「フランチェスコ・ザッパ」。数あるザッパの作品中、最も奇妙なアルバム。
 18世紀イタリアの作曲家フランチェスコ・ザッパの作品をシンクラヴィアで自動演奏する、というコンセプト。そんな名前の作曲家が実在したなんていう話はいかにも嘘っぽくて、ザッパによるギャグなのかなと思っていたけど、ライナーノーツを読む限りほんとうにいたらしいですね、そういう人が。音的にはバロック音楽ぽい曲ばかりで聞き易くはあります。
 午後、2時間ほどクルマを走らせ、出先での会議に出席。
 行き帰りの運転中に聴いたのは、グレン・グールド「バッハ:フランス組曲第5番、第6番他」「バッハ: ピアノ協奏曲 第3番、第5番、第7番」東京ザヴィヌルバッハ「VOGUE AFRICA」

 2003年10月14日(火) The girl in the magnesium dress
 早朝、サイトの更新をしながらジョアン・ジルベルト「ジョアン 声とギター」('00)を聴く。カエターノ・ヴェローゾ・プロデュース。静かなのに、人を覚醒させるような不思議なテンションに満ちている。それは少し怖くなるほどだ。リラクゼーションを求めて聴くと裏切られるかも。
 出勤時にベルセバ「カタストロフィ・ウェイトレス」
 「やあ 大不運のガールフレンド/気の毒に 彼氏に中身の入ったコーラの缶で殴られたなんて 笑い事じゃないよね/顔から血が出てる/もうすぐきみはこの街を後にして 道化たちのところへ向かう/彼らが崇めるのは自分だけ/彼らが崇めるのは自分だけ」(「ヤァ!カタストロフィ・ウェイトレス」 山下えりか訳)
 仕事はなかなか思うように進まず、気ばかりあせり憂鬱も増す。
 帰りはザッパ「ザ・パーフェクト・ストレンジャー」
 ピエール・ブーレーズがザッパ作品を指揮したアルバム。しかしそれだけでアルバムにするには時間的に足りなかったらしく、シンクラヴィアによる自動演奏作品も収録されている。
 各曲に付されたザッパ自身による解説が興味深い。たとえばこう。
 「『ザ・ガール・イン・ザ・マグネシウム・ドレス』は、男性を憎んだあげく特製のドレスで男どもを殺してゆく少女の物語だ。そのドレスは軽量金属でできており、ワグナーの楽劇風の鋭利な突起物がついた胸板を特徴としている。少女とダンスした男どもが死ぬと、彼女はそいつらを笑い飛ばし、突起物から血を拭い取る。」 

 2003年10月13日(月) Bundles
 ”『体育の日』は10月10日”という常識はもう通用しないのだねえ。
 午前中はどしゃどしゃと雨が降っていたのだが、午後になって上がったので妻と名古屋へ出かける。なんだか知らんがすごい人出で、クルマを駐車場に入れるのに30分もかかった。
 タワレコとバナナレコードをぶらぶらして、以下のCDを買う。
 ○「ROUGH TRADE SHOPS POST PUNK 01」
 ○ソフト・マシーン「BUNDLES」
 ○「イパネマの娘 オリジナル・サウンドトラック」
 ソフト・マシーンとイパネマの娘は中古盤です。
 それから、タワレコの輸入雑誌コーナーで「UNCUT」という雑誌を買った。音楽と映画のレビュー・マガジンだが、毎月CDがオマケについてくるのが売りらしい。僕が買った号には「R.E.Mが選ぶ20曲」という編集盤CDがついていた。ザ・バンド、マール・ハガードから、ビッグ・スターやラモーンズ、イギー・ポップまで、メンバーのフェイヴァリット・ソングを集めたもの。値段は990円。安いですね。
 CDショップ巡りをしたあと、コンプマートでPDAを見て回る。今使っているシグマリオンの調子が悪くなったので買い替えようかと思ったからだが、値段を見てあきらめた。おとなしく修理に出すか…。

 2003年10月12日(日) Wrapped up in books
◆Cherry Red創立25周年!あの名盤が2003年度版で登場!(HMV Japan)
 「ピロウズ&プレイヤーズ」の再発ですよ。マリン・ガールズにEBTGにアイレス・イン・ギャザにフェルトにモノクローム・セットですよ。ネオアコ・ファンはマストです。日本盤か輸入盤か迷うとこだけど、やっぱりDVD付限定盤が欲しいなあ…。

 どんよりとした日曜日。天気が悪いのと寝不足で頭が痛くてツラい。ちなみに寝不足の原因はこちら
 午後、妻とクルマででかけ、川で花を流した後、遅い昼食と図書館。運転中に聴いたのはアート・ガーファンクルのベストカーペンターズのベスト
 ガーファンクルのベスト盤はamazon輸入盤1000円セールで買ったものだけど、ソロ・キャリアを一望した内容で、かつ20曲も収録されててお得です。ポール・サイモン&ジェイムズ・テイラーとデュエットした「ワンダフル・ワールド」は個人的オールタイム・フェイヴァリット上位に必ず入る、夢のように美しい曲。
 
 寝る前にベル&セバスチャン「ヤァ!カタストロフィ・ウェイトレス」
 なんだか妙に明るいぞ。この明るさは今までになかったものだ。
 これまで彼らは、生きてゆくことの憂鬱と倦怠を美しいメロディに載せて淡々と歌い続けてきたわけだけれど、今回の作品はどこか吹っ切れたようなすがすがしさと多幸感が漂っている。もうこれは傑作と断言してしまおう。
 心の一番やわらかい部分にすっと入ってくるような美しいメロディはあいかわらず健在だし、最初知ったときは誰もがミスマッチだと思ったであろうトレヴァー・ホーンのプロデュース・ワークも控えめながら的確で、バンドの本質をうまく捉えている。やるやん。t.A.T.uだけじゃないやん。
 「The Boy With The Arab Strap」以上に愛聴しそうな作品であります。
 そういやラフ・トレードに移籍したんだよね。そう思ってみると、なんだかジャケ写真がスミスっぽくないですか。 

 2003年10月11日(土) Wingspan
 「音楽配信メモ」の津田さんがやっておられるPOOL RADIOを愛聴している。今はKNWTさん選曲によるプログラムが放送中なんだけど、テクノ、ドラムンベース、レゲエ、ダブが次から次へと流れてきてとても気持ちいい。Ronny Jordanという人によるマイルスの名曲「So what」のカヴァーなんてのにはつい耳をそばだててしまった。プレイリストが表示されるのもありがたい。このあたりの音には疎かったのだが、こうして現物を聴いていると興味が湧いてくるというもんです。楽しい。

 朝、フェアポート・コンヴェンション「Unhalfbricking」を聴く。'69年発表のサード・アルバム。
 ……これ、いままで聴いたフェアポート作品の中でいちばんすんなり聴けて、いちばん好きかもしれん。「Liege & Leaf」を聴いたときのような違和感はない。11分にわたる「A SAILOR'S LIFE」の濃密さには目をみはった。ディランの曲をフランス語でカヴァーするという洒脱なセンスにも脱帽だ。いいねえ。

 夜、買うだけ買って見ていなかったポール・マッカートニー&ウイングスのDVD「夢の翼」を見る。
 もともとTVプログラムとして制作されたもの。ポールが娘メアリーの問いかけに答えるかたちで、リンダとの出会いからウイングスの活動停止までを語る。演奏シーンはあまり多くないが、プライヴェート・フィルムらしきものや当時の報道フィルムが多数使われていて興味深かった。日本での逮捕事件がけっこう大きくとりあげられていたのはちょっと意外でした。
 ボーナス映像として、インタビューのアウトテイクとプロモ・フィルムが収められている。インタビュー・アウトテイクの方では、「ピカソの遺言」にまつわる有名なエピソード(ダスティン・ホフマンとの食事中に、請われてその場で曲を作った、ってやつ)を語りながら歌う。ついでに「ミセス・ヴァンデビルト」なんて珍しい曲まで歌ってくれて満足。
 プロモ・フィルムの方は「ジェット」「幸せのノック」「ロケストラのテーマ」の3曲だが、前の2曲は「ロック・ショウ」と同じテイク。ただし画質は僕が持っているLDよりかなりクリアになっていた。このレベルで「ロック・ショウ」をDVD化してくれないかなあ。

 2003年10月10日(金) The Black Page
 しつこく「レット・イット・ビー・ネイキッド」の話題ですが。
 amazonチャートでは、CCCDである日本盤よりも、非CCCDだといわれている米盤の方が予約多いんですね。
 この事実を直視してほしいです、東芝EMIさん。

 出勤時にザッパ「ベイビー・スネイクス」。同名ヴィデオのサウンドトラック盤。リリースは'83年だが、収録されている演奏は「シーク・ヤブーティ」の頃のものだ。オリジナル・ヴァージョンよりもスピードアップされた演奏が目立つ。「ディスコ・ボーイ」なんかこちらのヴァージョンの方がずっといいと思う。
 ヴィデオの方も持っているのだが、実は演奏シーンを中心にとびとびにしか見ていない。3時間もあるし。演奏以外の部分も多いし。字幕なしではつらいし。
 「ディスコ・ボーイ バーはそろそろ閉まるよ/あの娘はおまえの友達と出ていっちまった/ディスコ・ボーイ そんなもんさ/だから 鼻をかんで 明日またトライすればいいじゃないか カワイコちゃんをひっかけるために」
 今日まで期限の仕事をあれこれと片づける。やっと明日から休みだ。
 帰りはDCPRG「構造と力」。「構造4」から聞きはじめ、ぐるっと回って「構造1」に戻ったところで家に着いた。

 2003年10月9日(木) Bogus pomp
「指一本でいける」:音楽CDのコピーガード機能解除方法、米で発表
◆「指一本」で裁判沙汰?−コピーガードをはずした学生に訴訟の可能性(以上、CNET Japanより)
 「コピー防止CDをPCに入れたときにShiftキーを押せばよい。」このことを指摘しただけで、ツールを配布したわけでもないのに訴訟をおこされたらたまらないっす。ところでこれってCDS方式の話ではないんですよね?

 仕事の行き帰りにザッパ「ロンドン・シンフォニー・オーケストラ VOL.I&II」('83,'87)。ケント・ナガノ指揮。
 自分の音楽をフルオーケストラに演奏させたい、というザッパ長年の夢の実現。予算不足で十分なリハができず、完全に満足できるものではなかったらしいが。(「ストリクトリー・ジェンティール」には50カ所以上の編集を入れたという…)
 とりあえずハードコア・ファン及び現代音楽を聴き慣れた人以外にはお奨めしません。でもVOL.IIはこんなジャケなんで、猫ジャケマニアは要チェックかも。

 上司のアホさかげんに立腹しながら今日も10時半まで残業。「手柄は自分のおかげ、失敗は部下のせい」なんだからね。いやんなる。

 2003年10月8日(水) Them or Us
 仕事の行き帰りにザッパ「ゼム・オア・アス」('84)。ザッパ通勤再開。
 初めて聴いたザッパのレコードが「ズート・アリュアーズ」(友達が貸してくれた)、初買いが「ジョーのガレージ Act.I」アナログ、そして初CDはこの「ゼム・オア・アス」。だから 思い入れはけっこうある。自分の中のザッパ標準というか。
 ザッパのアイドル、ジョニー・ギター・ワトソンが再登場したり、「シャリーナ」のセルフ・カヴァーで息子ドゥイージル君がソロを弾いたり、スティーヴ・ヴァイがスパンキングされたり、オールマン・ブラザーズ・バンドの「ウィッピング・ポスト」をカヴァーしたり、と盛りだくさんのアルバムだ。
 「ベイビー 入れ歯を外してみろよ きっと素敵だよ/ベイビー 入れ歯を外してみろよ きっと素敵だよ/もう微笑むことなんかないんだから」(「ベイビー・テイク・ユア・ティース・アウト」)
 仕事場では、予想外の出来事におろおろする上司にうんざり。度胸ねえな。この程度のことも責任取れねえのかよ。他の課長連は平然としてるのに。で、結局オレが対応用資料作らされる。9時半まで残業。 

 2003年10月7日(火) Amber Light
◆11月発売の「LET IT BE... NAKED」カバー公開 ( from CNN.co.jp )
 この記事からすると、やっぱりこれがそうなんですかね。色気ないジャケだな。

 出勤時にマイク・オールドフィールド「ザ・ミレニアム・ベル」
 2000年間をこの一枚で総括するというバカみたいに壮大なコンセプトを持ったアルバムなんだけど、そんなこと知らなくても聴いてるだけで気持ちいい。特に今日みたいな晴れ晴れとした天気の日には。
 今日も上司に不愉快な思いをさせられつつ仕事をこなし、帰りはDCPRG「構造と力」。「構造1(現代呪術の構造)」ではイントロから最後までベースがぶっとい音でえんえんと同じリフを繰り返してる。これってずっと手弾きしてるのかな、それともテープループなのかな、などとどうでもいいことをぼんやり考えていた。

 突然ですが「はてなダイアリー」はじめました。こちらです。音楽以外の気になる事象についてクリッピングしてゆく予定です。まああまり気張らず、ぼちぼちやってゆきます。ぼちぼち。

 2003年10月6日(月) At the zoo
◆Zep紙ジャケ第2弾! ( from HMV Japan)
 いらねえ。
 例のザッパ紙ジャケの時も思ったけど、もともとCDでリリースされたアルバムを紙ジャケ化したってしょうがないんだってば。HMVさんも書いてますね、「両者とも紙ジャケの必然性については微妙なところもありますが」って。
 それよりもディスクユニオン限定でPFMとバンコ紙ジャケが再発されるようですよ。

 出勤時にマイク・オールドフィールド「TUBULAR BELLS 2003」。トランキライザーがわり。
 ここんとこずっと続けてきた「仕事の行き帰り限定でザッパ全アルバム聴きたおしてやるぜ」企画は、しばらく中断します。ひとやすみひとやすみ。
 仕事したくないね。頭の痛くなるようなことばっかりで。でもそういうわけにもいかず。
 帰りはサイモン&ガーファンクル「ブックエンド」
 「だれかが教えてくれた 動物園ではあらゆることが起きていると/そうだね ほんとにそうだね」(「動物園にて」)

 2003年10月5日(日) Four Licks
◆ストーンズ4枚組ライヴDVD、日本でも発売に。 ( from HMV Japan)
 Best Buy独占発売じゃなかったみたい。よかったよかった。発売は12/10。
 詳細な曲目リストが掲載されてるけど、パリ・ライヴがレア曲満載。「ハンド・オブ・フェイト」「ストレイ・キャット・ブルース」「ダンス パート1」etc…。最近はこんなセットリストでやってるのかな。うう見たい。でも14000円てのは高いよなあ。Best Buyじゃ30ドルだったのに…。
 そういや11月に来日って話は結局どうなったんだろ。

 妻が実家の手伝いに行き、僕は猫と留守番。
 DCPRG「構造と力」を繰り返し聴いた。うまく言葉が出てこない。菊地氏本人による全曲解説にうなずいているばかり。死への不安や自死願望からの解放・解脱を希求して書いたという「構造 4(寺院と天国の構造)」が個人的ベストトラック。静謐な美しさが漂っている。こればかり何度もリピートしていた。

 2003年10月4日(土) Sympathy for the devil
 「レット・イット・ビー…ネイキッド」はアナログ盤もリリースされるようですね。CD発売より1ヶ月ほど遅れて12/10の発売予定。あわせて他のアルバムもアナログ再発される模様。

 「悪魔を憐れむ歌 リミックス」を聴いた。
 ネプチューンズ、ファットボーイ・スリム、フル・ファット・プロダクションによるリミックス計5ヴァージョンに、オリジナル・ヴァージョン、そしてなぜか「ホンキー・トンク・ウイメン」(オリジナル版)を加えた7曲を収録。
 どのリミックスもオリジナル・ヴァージョンを尊重した上で、今風のリズムアクセントやSE(たとえばネプチューンズ・リミックスでいうとオリエンタル・テイストの)を加えてある。おとなしいリミックスだ。大きな驚きはないにしろ抵抗なく楽しめた。
 なお、このディスクはエンハンスド仕様になっていて、ネプチューンズ・リミックスのプロモ・ヴィデオが収録されている。砂漠から現れた悪魔(らしき男)が次々と悪さを働いてゆくという内容だが、その悪さのレベルがなんつーか生活密着型で笑える。セコすぎ。最後だけはちょっとぞっとさせるんだけどね。
 これから入手される方には、輸入盤より収録曲数の多い日本盤をお奨めします。

 「70年代音楽」にひさびさの新作を追加しました。こちらからどうぞ。 

 2003年10月3日(金) Dust in the wind
◆ストーンズ、4枚組DVD「Four Flicks」をリリース。(情報元:「とみぃの宮殿」10/3)
 アメリカでのお話。「リックス・ツアー」のパリ、ニューヨーク、ロンドン公演がそれぞれ1枚ずつ、最後の1枚には今回のツアーの裏側を追ったドキュメンタリーを収録とのこと。11/11発売。
 これって”Best Buy独占販売”ってやつみたいですね。日本で手に入れるのはちょっと面倒かも。ここは以前、ザ・フー「Live at the BBC」リリース時にもボーナス・ディスク付特別版を独占販売して、入手するのに苦労しました。

 もうひとつDVDネタ。
◆パロディ音楽家“アル・ヤンコビック”先生のPV集がリリース!!( from CDJournal.com)
 ふはは。これ欲しい。「今夜はイート・イット」、もう一度見てみたい。しかし5.1chサラウンドにしてどうする。

 amazonから「円高差益還元のため輸入盤CDを値下げした」とのメールが。おお。例の「レット・イット・ビー…ネイキッド」も、非CCCDと思われる米盤が1880円と27%OFFになってます。
 HMVの方も「洋楽CD最大40%OFF」ってセールをはじめてますね。これも円高差益還元かな。

 出勤時にザッパ「ザ・マン・フロム・ユートピア」('83)。いわゆる「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ」。
 ジャケの強烈さに比して音楽的には物足りなさを感じるアルバム。特にヴォーカル・ナンバー。インスト曲はどれもいいんだけどね。
 日曜出勤の代休を午後にもらったので、散髪してから帰る。帰途聴いたのはカンサス「暗黒への曳航」
 このアルバムがリリースされた頃、「アメリカン・ハード・プログレ」とかいう、実態があるんだかないんだかわからないジャンルが存在していた。このカンサスをはじめとして、ボストン、ジャーニー、スティクス、ユートピアなんかがそのくくりに入れられていたような記憶が。今思うとかなり無理ありあり。

 2003年10月2日(木) Keep the customer satisfied
◆楽譜の風景。「4分33秒」にも楽譜ってあるんだ…。(情報元:「人類の進歩と調和とせつなさと心強さと」10/1)

 出勤時にザッパ「たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかった船」('82)。
 娘のムーン・ザッパがミーハーコギャル語でしゃべり散らかすヒット曲「ヴァリー・ガール」収録。アルバムタイトルの由来はジャケットをご覧下さい。右下にある三角が、水面に出た魔女の帽子です。
 スティーヴ・ヴァイの担当クレジットが笑える。「Impossible Guitar Parts」(演奏不可能なギター・パート)。昨日聴いた前作では「Strat Abuse」(ストラトの悪用)だった。これもなかなかいいね。
 職場では人をアホ扱いする上司へのレクチュアと、大荒れのミーティングに疲れる。
 帰りはサイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」。秋になると聴きたくなるアルバム。
 「さようなら フランク・ロイド・ライト/あなたの歌がこんなに早く消えてしまうなんて 僕には信じられない/まだ曲さえ覚えていなかったのに」(「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌」) 

 2003年10月1日(水) You are what you is
◆レコードファン感謝祭2003『廃盤CD大ディスカウントフェア』  (情報元: ミュージックマシーン
 10/21ユーザー登録&商品閲覧開始 →11/6邦楽CD販売開始 →11/11洋楽CD販売開始。
 去年はタイミングを逸してなにもゲットできなかった。今年こそ…今年こそ。

 昨日の肉体疲労をひきずったまま出勤。適当に流してさっさと帰ろうと思ったのに、いろいろあって結局10時過ぎまで残業。うう。
 仕事の行き帰りに聴いたのはザッパ「ユー・アー・ホワット・ユー・イズ」('81)。80年代作品の中で1,2を争う傑作。最初から最後まで維持されるテンションの高さが尋常ではない。
 「不吉な靴下 第三楽章」では、スティーヴ・ヴァイがザッパのギター・ソロを採譜し、そっくりに演奏して御大のギター・ソロにかぶせるという技を披露。…なんでそんなことしなきゃいけないのかよくわかりませんが。
 そういや、ヴァイって人はそもそもザッパのギター・ソロを自分で採譜したものを御本人に送りつけて採用されたんだったな。
 「自分が何様か分かっているか?/あんたはあるがままであんた/あんたはあんたのままであんた(雌牛はハムにはならないぜ)/あんたはあんた以外のあんたじゃないんだ/だから何を持っているかよく見ろ/あんたはあるがままであんた/そいつがすべてなんだ」(タイトル曲より。例のごとく茂木健訳)

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