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 2003年4月15日(火) INÚTIL PAISAGEM
 出勤時にカヒミ・カリィ「K.K.K.K.K」。オープニングを飾る「One Thousand 20th Century Chairs」は、彼女の曲の中で最も好きな曲。パーフェクトなスピード感。
 「引っ越すの/最悪の出来事から抜け出して/今がその時期だわ/チャイナ・タウンに行くの チャイナ・タウン/ビルの29階で空を見上げる/なぜなら/見下ろすと目がくらむから」
 所用のため、午後有給休暇をとる。いくつか用事をすませて夕方帰宅。運転中に聴いたのは、カルテート・エン・シー「ペドロ・ペドレイロ」リンダ・ルイス「ファザムズ・ディープ」。カルテート・エン・シー気持ちよすぎ。
 メールチェックをしたら、MSI通販部からこんなメールが届いていた。ちょっと長いけど引用。
「ザッパのユニーク商品発売!
 フランク・ザッパ  ピーチーズ・アン・リガリアのオルゴール 世界初! 
 今後もたぶん二度とないであろう、ザッパのオルゴールです。 曲はザッパの代表曲「ピーチーズ・アン・リガリア」。 これは、ユニークな商品企画といえるのか、はたまた変態企画というのか。一部のザッパ・ファンのひんしゅく買うのは覚悟のうえ。 MSIオリジナル商品。輸入品ではありません。 ザッパの曲が美しくもかわいい音で奏でられる希少品です。 このオルゴールは、CDジャケット・サイズのケースに収められておりますので、CDの棚に収納可能です。 ケースは響音材の役目もありますので、このケースの上かテーブルの上に置いて演奏して下さい。アコースティック・ギターの上に置いて演奏すると理想的な音響が得られます。
 注) この商品はオルゴールのCDではありません。オルゴールそのものです。 日本音楽著作権協会承認済
    製造・SANKYO  Made in Japan MSIOG 01  ¥1,500(税抜き)  発売日 5月25日」

 ははははは。いいなあ、ザッパのオルゴールか。値段も手頃。
 メールにはこのあと申し込み方法が書いてあるのだが、その最後にこんな文章が。
 「たぶん、そんなに売れるとは思ってないので、製造数は限られております。お早めのご注文をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。」
 いったいいくつ作ってるんだろうね〜。  

 2003年4月14日(月) O Grande Amor
 ジョン・フェイヒィ「レッド・クロス」を聴きながら出勤。聴けば聴くほど素晴らしい。
 しかしグレン・ジョーンズが書いたライナーノーツによれば、フェイヒィは突出したアーティストによくある「つきあいにくい人」だったようで。以下引用。
 「私(※グレン・ジョーンズ)のセーラム滞在中に、1966年のジョンの4枚目のアルバム『The Great San Bernardino Birthday Party』がCDでリイシューされるという話が持ち上がった。それは私が最初に入手したジョン・フェイヒィのアルバムであり、私の心の中では、彼の最も優れた作品のひとつだった。『ジョン、僕はあのアルバムが大好きなんだ、人生を変えた一枚だよ!』という私の言葉に少し刺々しく答えたジョンの言葉を、私は今も忘れられない。『そうかい、でもあれは僕とは何の関係もないから』」
 まあ、よくいえば自分の作品について非常に厳しい人、てことなんだろうけど。

 どうも風邪をひいたらしくノドが痛むし、熱っぽい。しかし仕事の方はそんな個人的都合を許してくれるほど甘くはなく、例のごとくしっちゃかめっちゃか。ったく、BPR、BPRって、まずアンタ自身をBPRしろよ。
 医者にも行けないまま9時まで残業。帰りはナラ・レオン「美しきボサ・ノヴァのミューズ」後半。運転しながら彼女の声に耳を傾けていたら、ちょっとだけ気が楽になった。

 2003年4月13日(日) You go to my head
 「ビリー・ホリデイ・シングズ」を聴いた。
 デヴィッド・ストーン・マーティン紙ジャケという点に興味をひかれて買ったもの。10インチLPのCD化なので収録時間は30分に満たないのだが、彼女の「濃い」声を一度に聴くにはこれくらいの分量がいいのかもしれない。聴き終わった後にちょっと物足りなさが残るくらいで。

 2003年4月12日(土) Untitled with Rain
 amazon通販を利用するときのコツ。(from 「Rock'n Roll Salaried Man」4/11)
 注文した後にどんどん値段が下がっちゃって悔しい思いをしたこと、僕もありますね…。でも毎日値段をチェックする根気はなかなか出てこないんだよな…。

 ジョン・フェイヒィ「レッド・クロス」を聴いた。遺作。
 アーヴィング・バーリン作「REMEMBER」の鮮烈なアコギの音に驚く間もなく、続く「RED CROSS」での地をうねうねと這うようなエレクトリック・ギターにノックアウトされる。狂気に満ちたテンション。
 「十代の頃、フェイヒィの音楽に出会った。その音楽は私に語りかけ、くだらないことやいんちきにまみれた私の人生に対する解毒剤となった。」(グレン・ジョーンズによるライナーノーツより)
 この言葉はこの遺作に対しても十分有効だと思う。

 その他にはストーンズ「ナウ!」('65)と「フラワーズ」('67)を聴いた。どちらもSACDリマスター。
 65年時点では憧れのブルースマンたちに追いつこうと必死だった彼らが、67年にはすでに明確なオリジナリティを確立してしまっているという事実。この2枚を続けて聴くとそのことがよくわかって興味深い。

 2003年4月11日(金) Touched by the hand of God
 出勤時にニュー・オーダー「Retro」ディスク3。
 「1963年1月のことだった/ジョニーは贈り物を持って帰ってきた/彼は言った おまえを愛してるからこれを買ってきたよ 誕生日だしね/彼はとても素敵で優しかった 少なくともその時までは/僕は彼のことを思い 彼は僕のことを思った/彼は言った 目を閉じなさい すごくびっくりするプレゼントだから/僕は彼の目に涙を見た 僕を傷つけるつもりはなかったんだろう/ああ ジョニー 僕にその銃を向けないで/人生を変える方法はたくさんあるけど/でもお願い そんなことをするのはやめて/ジョニー 銃を僕に向けるのはやめて/どうすればいいの? バター・クランチをあげれば僕の言うことを聞いてくれるの?」(「1963」)
 片づいたと思った資料の修正指示がまたぞろ出てきてうんざり。一度に指示してくれよ。五月雨式じゃなくてさ。午後9時半まで残業して帰る。
 猫がいなくなってから1週間が過ぎた。

 本日2万ヒット達成。いつもご覧頂いている皆さんに感謝です。
 現在のユニーク・アクセスは一日80〜90、ときどき100越えといったところ。

 2003年4月10日(木) Use Once & Destroy
 仕事の行き帰りにホール「セレブリティ・スキン」
 「終わりなき夏の夜/あんたが美しく死のうとしているとき/あたしはそこにはいない/あんたが拒んだ世界のすべて/水が深すぎるのなら/目を閉じて眠ることだってできるのに」(「ボーイズ・オン・ザ・レディオ」)

 20年ぶりくらいに「暗闇のスキャナー」を読み返している。物質D。スロー・デス。スクランブル・スーツ。

 すごい数のCDを持っている人を発見。(「WISH YOU WERE HERE」というサイトをやっておられる方。)
 僕なんかまだまだですね…修行が足りません。

 2003年4月9日(水) Come as you are
 仕事の行き帰りにニルヴァーナ「MTVアンプラグド・イン・ニューヨーク」。昨日今日あたりはニルバナ聴いている人多いんだろうな。
 「おまえらしくなるんだ 昔のように 俺が望むように/友人のように 昔からの敵のように/ゆっくりいけ 急いでやれ おまえが決めること/遅れるな 一休みしろ 友人のように 古い記念のように/銃なんか持ってないよ ほんとさ 銃は持ってない」(「カム・アズ・ユー・アー」)
 仕事は少し落ち着いた。今日は残業せずにすんだ。それでもなんのかんので8時過ぎまで職場にいたけど。

 2003年4月8日(火) Is it wicked not to care?
 ベルセバ「THE BOY WITH THE ARAB STRAP」を聴きながら出勤。トランキライザーがわり。
 「彼女は24で心臓発作を起こした めざましいキャリアになるはずだったのに/顧客をみつけて着々と予定を進めて 土曜は暇つぶしにセーフウェイにでかけて/皇帝のような衣装を身につけているけど 彼女の描く絵はまがいもの/それが千ポンドで飛ぶように売れる/作品を観にきたディーラーたちが ほんとのきみに出会うことはあるのかい?」(「It Could Have Been A Brilliant Career」 山下えりか訳)
 今日も忙しい。早いとこ落ち着きたい。残業午後10時まで。
 帰りは昨日に引き続き「GOING BACK A BIT」
 ワイアットはカヴァーの名手だと思う。彼が歌うとオリジナルとは別次元の輝きがこぼれる。ここに収録されている「アイム・ア・ビリーヴァー」(モンキーズの名曲)を聴くとそれがよくわかるはず。「ナッシング・キャン・ストップ・アス」に収録されている「アット・ラスト・アイ・アム・フリー」(オリジナルはシック)なんかも同様。
 猫はまだ帰ってこない。

 2003年4月7日(月) I need a sign
 出勤時にバッドリー・ドローン・ボーイ「ハウ・ディッド・アイ・ゲット・ヒア」
 「君が呼ぶ声が聞こえる/あらゆる合図を送っている/僕たちは時間を稼ぐのに忙しすぎて/道を渡ることができない」(「ロード・ムービー」)
 国道事務所に電話をしてみた。ここ数日、猫の死骸を回収した事例はなかった。ほっとする。交通事故じゃないのかも知れない。しかしそうするとどこにいるんだろうなあ。
 仕事は今日も気が滅入るほど忙しく、10時半まで残業。こんな日は残業なんかしたくないのだが。ロバート・ワイアット編集盤を聴きながら帰る。
 車を駐車場に入れて、猫を呼んでみたがやっぱりでてこない。よく迎えにきてくれたのに。

 2003年4月5日(土)〜6日(日) 帰ってこない。 
 猫は帰ってこない。なにをする気にもなれない。
 周辺をなんども探し回ったり、犬の散歩をしている人に訊ねてみたりしたがなんの情報も得られなかった。
 首輪に連絡先を記したプレートをぶらさげてあるので、もし万が一のことがあれば連絡があるのではないかと思っているのだが…。
 日中、電話が鳴ったので、もしやと思い緊張しつつとってみると選挙立候補者の宣伝。
 「このたび県議会議員選挙に立候補した○○をどうかよろしくお願いします。」これが複数回。しかも同じ候補者。
 激しく脱力する。あいつにはぜったい投票しねえ。 

 2003年4月4日(金) Midnight Blue 
 日帰りで東京出張。夕方に仕事を終え、お茶の水のディスクユニオンに寄る。中古紙ジャケが安かったのでいくつか買う。「イン・タッチ・ウィズ・ピーター・アンド・ゴードン」とか。そんなにたいしたものじゃないです。
 そのほかエレクトリック・ライト・オーケストラ「ディスカヴァリー」DVDを。缶入り初回限定盤。
 午後11時過ぎ家に帰り着く。猫のうち一匹が昨夜から出ていったきりなので妻はひどく心配している。雨が降りだしたのにもかかわらず帰ってこないのだ。
 そういえばチャチャが車にはねられて死んだのも一年前のこんな日だった、と思うと、僕も心配になってくる。
 疲れから12時過ぎに眠るが、猫の夢を見て何度も目をさました。

 2003年4月3日(木) Don't let go the coat 
 ザ・フー「フェイス・ダンシズ」を聴きながら出勤。キース・ムーン死亡後、ドラムスにケニー・ジョーンズを迎えた80年作品。一般的な評価は低いが、リアルタイムで愛聴していたということもあって個人的思い入れは強い。
 たしかにビル・シムジク(イーグルスで有名なプロデューサー)によるアメリカン・ロックぽい音像は効果的とはいえないけれど、「ユー・ベター・ユー・ベット」「ドント・レット・ゴー・ザ・コート」「キャシュ・キャシュ」など個々の曲自体のクオリティはなかなかのものだと思う。ジョン・エントウィッスルも「クワイエット・ワン」「ユー」という悪意に満ちた秀作を書いている。
 「水はあいかわらず深い アンタを溺れさせないように気をつけなきゃな/なにも聞こえないだろ なにも言うことなんかないからな/棍棒や石なら骨をぶち折ることもできるけど 悪態つくだけじゃだめかな/アンタをぶっ飛ばすには二言もあれば十分なはずだけど」(「クワイエット・ワン」)
 今日もあいかわらず朝からテンションを高めざるを得ない状況が続く。10時まで残業。
 帰りは「No.5」をポッキー曲から聴いてみる。アレだと思ってた企画曲も、繰り返して聴くと身体に入り込んでくる感じ。水増し感が減った。

 2003年4月2日(水) Too much of anything is too much for me 
 仕事の行き帰りにザ・フー「オッズ・アンド・ソッズ」。はんぱ物と野郎ども。
 今通常入手できるヴァージョンは12曲ものボーナス・トラックが追加された長尺版だが、個人的には「ポストカード」で始まって「不死身のハードロック」で終わるオリジナル盤の方に愛着があったりする。せめて紙ジャケくらいはこのヴァージョンにしてくれてもよかったのに。
 「この手は多くの物に触れすぎている なにに触れているかさえわかっていないのに/この目は多くの物を見すぎている よくわからないけど きっとそうなんだろう/この頭は多くの思考に支配されすぎている 支えを求める探求とあがき/この心臓はかつて何度も血を流した 今はあまりに多くの血を流している/どんなものでも多すぎると 俺の手には負えなくなる/すべてが俺の手に負えなくなってゆく」(「トゥー・マッチ・オブ・エニシング」) 
 仕事場では自分の席に着くなり課長に呼ばれて午前中ずっと資料づくり→午後、部長に説明するもOKもらえず宿題もらう→委託先との会議→グループ内うちあわせ→課内うちあわせ→突然出現した急ぎの資料準備、で終了午後10時半。くやしいことに最後には妙にハイになってしまった。ランナーズ・ハイみたいな感覚。ちくしょー。

 2003年4月1日(火) There's no easy way to be free 
 新年度のはじまりはじまり。
 「ザ・フー・バイ・ナンバーズ」を聴きながら出勤。
 「クリップボードとテキストブックは持った/駅へ連れてってくれ 戦争に行くんだ/背嚢をかついで 重いブーツをはいて 雨の中を駆けてゆく/足の皮がむけるまで」(「スリップ・キッド」)
 ポジションが変わってただでさえせわしいのに、どかんと最上部から指示が下りてきてさらにばたばた。元上司に助けてもらったおかげでなんとか脱出口は見えたけど。
 10時半まで残業。一日働いただけなのに、もうなんか三日間くらい働いたような気分。疲れますた…。
 モー娘。「No.5」を聴きながら帰る。世間的には評判の良くなかった「Do It Now!」だけど、最初に持ってくるあたりプロデューサーとしては思い入れと自負があるんだろうなきっと。

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