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 2003年3月31日(月) I've had enough 
 出勤時に「フー・アー・ユー」(ザ・フー)
 「僕の知っていることは 知る必要のあることだけ/僕のやることは すべて誰かがもうやったことばかり/僕の話す言葉は 誰かがすでに話したことばかり/僕の人生には 始めも終わりもない」(「905」)
 年度最終日なのでなんとか事務を片づけようとばたばたするが、失敗。人の悪意も身にしみ、自分の書く文章すべてに吐き気がする。
 明日からポジションが変わるので、机の中やら上やらの大量の書類の整理をするが、午後10時になっても終わらずあきらめて帰る。
 帰りは「美しきボサノヴァのミューズ」(ナラ・レオン)
 家に辿り着くと、amazonで注文してあったビートルズ・アンソロジーDVDボックスと、コシミハル「シャンソン・ソレール」「オートポルトレ」が届いていた。

 2003年3月30日(日) Travel Weary Capricorn 
 モー娘。「No.5」を聴いた。
 曲の並び方が絶妙である。メリハリが利いているのでダレないのだ。つまらない「遊び」がないのも好印象。
 地味目ではあるけど「4th いきまっしょい!」よりはずっと優れたアルバムだと思う。まあ後半は企画曲が続いたりしてアレですが。
 それからもう一枚。「ザ・コレクターズ・キング・クリムゾン Vol.7」から「ライヴ・イン・ハイド・パーク 1969」。
 なぜかあまり話題になってないので不思議なのだが、あの「ブライアン・ジョーンズ追悼フリー・コンサート」に出演したときの歴史的音源である。2000年にリリース告知が出たにも関わらず、これまで延び延びになっていたものだ。
 初期のライヴ音源は既に「エピタフ〜1969年の追憶」等がリリースされているのでそれほどの驚きはなかったが、それでもこのテンションは凄い。50万人ともいわれる聴衆を目の前に堂々たる演奏である。ストーンズ見に行って突然これを聴かされた当時の人は衝撃だったろうなあ。「エピタフ」のヴォーカルの入り方が違っていたり、「マース」の前ではユーモラスなインプロをやっていたりと発見もあった。音質もまあまあ。
 ボーナス・トラックにはモーガン・スタジオ・セッションでのインスト版「スキッツォイド・マン」を収録。これって破棄されたといわれていた録音だっけ? ロバート・フリップのライナー・ノーツにもあるようにマイケル・ジャイルズのドラムスがすさまじい。

 音楽を聴いていた時以外は山形浩生「たかがバロウズ本」を読んでいた。めちゃくちゃおもしろい。目からウロコがぼろぼろ落ちる感じ。毒舌もたまんないし。

 2003年3月29日(土)その2 
 名古屋パルコのタワレコで以下のCDを買った。
  ・モーニング娘。「No.5」
  ・ジョン・フェイヒィ「レッド・クロス」
  ・キング・クリムゾン「ザ・コレクターズ・キング・クリムゾン Vol.7」
  ・「NO SPITTING - 60 CLASSIC PUNK TRACKS」
  ・東京ザヴィヌルバッハ「VOGUE AFRICA」
 試聴機でセシルというグループのアルバムを聴いて買う一歩手前まで行ったんだけど、なにかちょっとひっかかるものがあってやめる。松本隆がプッシュしてるグループのようであったが。
 
 B'zの件、松谷氏の「BOOWYからの流れ」論には頷くところがありました。世代的な落差もあるのかもしれません。
 元KAZZ20/20氏は「B'z のCD買ってる人の顔が見えないと言っている人は、ただ単に、その人のまわりにファンがいないだけのこと」という単刀直入なコメント。僕の場合、職場の同僚とカラオケ行くとB'z唄う人は複数いるんすけどね。彼らをつなぐラインが僕には見えてこないってだけで。
 しかしこのB'zの「語られなさ」ってのはいったいなんなのだろう。あれだけメガセールスを記録してるのに。そこがまた不気味、もとい不思議な感じがするわけです。
 まあこれも「単にアンタの耳に入ってきてないだけ。いくらでも評論はあるし俺の周りでもみんないつもB'zのこと話してるよ。アンタの趣味や交友範囲が狭いだけだろよ」と言われたら、ちゃんちゃん、で終わりなんすけどね。

 2003年3月29日(土) Just my imagination
 ふーん。元KAZZ20/20さんはB'zのCDコンプリートしてると。「彼らをバカにするのはバカでもできる」か…。
 松谷加平さんも彼らに対し好意的コメント
。「彼らも売上げが全てになってしまったことで不幸になってしまった人たちの中に入るかも。」なるほど…。
 でも、おおこれでB'zを聴いている人の顔が見えました!ってことにはならないんですよね僕にとっては。
 僕の持論ですが、世間の人の90%は音楽なんて手近にあるものでいいと思ってるはず。
 B'zってのはそういう人たちに聴かれてるんだとずっと思ってました。そういう「マス」は僕にとってはすごく気味が悪いわけです。
 ところがこうして過去のCDシングルが再発されると、それを買う人がたくさんいてチャートを独占してしまったりすると。(デイリーチャートですけどね。)それがまたすごく意外でさらに不気味感が増したと。
 B'z を好んで聴く人は語らない。音楽に関して寡黙であるってのが僕の印象です。
 ちなみに僕はB'z自体をバカにしているわけではないので念のため。ただ彼らの音楽にまったく興味が持てないというだけで。
 「Morning Cafe」GTマオさんのように僕と同じ印象を持っている人もいるんだなということがわかったのは個人的収穫でした。

 2003年3月28日(金) Shattered
 電車で出勤。ストーンズ「スティル・ライフ」を聴く。'81年のライヴ。アナログ時代からの愛聴盤である。
 あきらかに90年代のライヴアルバムとは違う空気が漂っている。それがなんなのか考えてみると、結局「音像の違い」ではないかと。ミックのヴォーカルがどうとかキースのギターがどうとかいう以前に、まずバンドの「音」が「音」としてそのまま存在しているのだ。ごつごつとした巨大な岩がごろごろとこちらに向けて転がってくる感じ。「フラッシュポイント」とかにはそれがないんすよね。現実のライヴにはちゃんと「ごろごろ感」があったので安心したんですけど。
 職場は年度末でばたばたしている。夜には課の送別会があった。会の「締め」をやらされたよ。もうそーゆー年になったのかと思うとちょっと愕然とする。
 二次会は担当5人でカラオケ。久々に盛り上がりました。楽しかったす。
 電車で帰る。帰りに聴いたのはカヒミ・カリイ編集盤

 2003年3月27日(木) Shine A Light
 急性肺炎流行でストーンズの香港公演が延期。大会場に人がわらわら集まるとそれだけ感染の危険率が上がるということなのかな。
 あいかわらずストーンズ聴いております。今日は「STRIPPED」。クラブ・ギグ&シアター・ライヴとトーキョー・セッションなどのスタジオ・リハーサル・テイクを組み合わせた変則的なアルバムだが、これはかなり好き。力の抜け具合が絶妙だ。「ワイルド・ホース」を聴いて大阪公演がフラッシュバックした。
 「おまえに罪と嘘を夢想していたんだ/自由はあるけど もう時間はない/信頼は裏切られ 涙がこぼれおちる/あの世で人生を楽しむことにしよう/野生の馬も 俺をひきずってゆくことはできなかった/野生の馬に いつか俺達も乗ろう」

 ところでこのシングルチャートはなんだ?( from 「antipop」 )。B'zって、聴いている人の顔が見えなくてすげえ不気味だと思うのは僕だけでしょうか。

 2003年3月26日(水) Sad Sad Sad
 「フラッシュポイント」を仕事の行き帰りに聴く。ストーンズのライヴ盤回顧続いております。
 '89〜'90の「Steel Wheels Tour」「Urban Jungle Tour」音源。ストーンズ復活!という気合いが入っているのはよくわかるのだが、音処理がクリーンすぎて80年代ぽい音像になってしまっている。そのあたり物足りない。それからホーン入りの「サティスファクション」は積極的に嫌っす。ボーナス・トラック的に収録されたスタジオ録音の2曲はいいんだけどな。特に湾岸戦争をモチーフに作られた「ハイワイア−」はかっけー。
 「俺たちはミサイルも売れば戦車も売る/クレジットOKだから 銀行に電話しときな/単なるビジネスさ 支払いは原油でもいいぜ/きっとこのおもちゃを気に入るよ 戦いに使えばいい/俺たちにプライドなんてない 誰の靴だってなめるよ/すごくがめついんだ 自分で吐き気がするほどに」

 2003年3月25日(火) Out of Control
 仕事の行き帰りにストーンズ「ノー・セキュリティ」。ブリッジズ・トゥ・バビロン・ツアーのライヴ・アルバムだが、いままでオフィシャル・ライヴ・テイクのなかった曲(「メモリー・モーテル」とか「シスター・モーフィン」とか「リスペクタブル」とか)を中心に収録してあるので「裏ベスト」的雰囲気濃厚。なんか物足りないんだよな。まあこれだけライヴアルバムが増えてくるとそういう仕掛けも必要なんだろうけど。ミックの声はちょっと気張りすぎでつらいとこもある。
 「ハンナ・ベイビーは素敵な娘/はしばみ色の瞳 少し悪い歯並び/彼女は俺のギターをとって 弾きはじめた/歌を唄ってくれたよ/それは今も俺の頭にこびりついている」(「メモリー・モーテル」)
 職場では委託先のわけのわからない申し出に激怒してしまい、あとで自己嫌悪。夜、家に帰ってからは鍋を火にかけたまま忘れて放置して冷や汗。妻が発見してくれたので大事には至りませんでしたが。

 2003年3月24日(月) If you can't rock me, somebody will
 ストーンズ「ラヴ・ユー・ライヴ」を聴きながら出勤。
 70年代ダーク・ストーンズの総決算のようなライヴ・アルバムだが、今回の大阪での演奏は、ここからそれほどかけはなれていないように感じた。少し意外。
 「バンドはステージにいる いつもの夜だ/ドラマーは自分がダイナマイトだと思ってる/女の脚のことや 雨の日のことなんか話したくもない/俺のハートはひどく痛みやがるんだ/おまえがロックしてくれなくても 誰かがやってくれるさ」(「イフ・ユー・キャント・ロック・ミー」)
 夕方、人事異動の内示が出た。僕は異動せず。4年目に突入。
 帰りも「ラヴ・ユー・ライヴ」の続き。アナログではC面にあたる”エル・モカンボ・サイド”は、今に至る「クラブギグ幻想」を生み出した。最近のツアーにおけるBステージの設置は、明らかにこれの疑似体験を意図したものだよね。

 2003年3月23日(日) ZappaLog
 大阪疲れでへばへば。ジジイになったもんだ。ザッパ紙ジャケ特典の画像をアップしようと思ったが、気力不足でできず。たいした作業でもないのに情けない。
 ザッパといえば、これはなかなか便利&ためになる。2ちゃんのザッパ関係スレッドのアーカイヴです。
 (情報元「FRANK ZAPPAの○△□」
 
 話はかわりますが、椎名林檎の最新作、思ったほど売れてないらしいですね。(情報元「denki biribiri」
 CCCDだってことが多少は影響してるのかなあ。
 ところで、大滝詠一の新作はレーベルゲートCDになっちゃうんだろうか…。

 2003年3月21日(金)〜22日(土) You Got Me Rockin'
 大阪まででかけてローリング・ストーンズ日本最終公演を観ました。
 詳しいレポートは後ほどBJBメルマガに書くつもりなので、ここでは簡単に。演奏曲目は以下の通りでした。
    01. Brown Sugar
    02. Start Me Up
    03. It's Only Rock'n'Roll
    04. Don't Stop
    05. All Down The Line
    06. Wild Horses
    07. Monkey Man
    08. Midnight Rambler
    09. Tumbling Dice
    10. Slipping Away (Keith Lead Vocal)
    11. Happy (Keith Lead Vocal)
    12. Sympathy For The Devil
    13. Mannish Boy (B-stage)
    14. Like A Rolling Stone (B-stage)
    15. You Got Me Rocking (B-stage)
    16. Gimme Shelter
    17. Honky Tonk Women
    18. Street Fighting Man
    19. (I Can't Get No) Satisfaction
    20. Jumping Jack Flash (Encore)
 今回のツアーでは毎日のようにセットリストを替えているようですが、この日の目玉はなんといっても「ワイルド・ホース」でしょう。「コレハロマンティックナ曲デス」というミックの日本語MCに続いてあのイントロが流れ始めると、「え、ほんと?ほんとかよ?」って感じで、茫然としながらただひたすら聴き入りました。
 「モンキー・マン」では入りの部分でトチったキースが逆ギレし、ミスにかまわず歌い出したミックに凄い形相で数回ヒジ打ちをかますという光景が見られました。これには会場が凍りつきましたね。このまま演奏投げて引っ込んじゃうんじゃないかと思って。
 しかしその怒りがいい方に働いたのか、続く「ミッドナイト・ランブラー」は凄まじくワイルドかつダーティな演奏で、聴いてるこちらはまたまた茫然とする羽目に。それでキースのご機嫌も直ったようで、一同やれやれ。そしてその気合いの高さは最後まで続き、2時間があっという間でした。ほんと掛け値なしにテンション高かったなあ。
 まあ武道館公演観た人は、そっちの方が良かったって言うんでしょうけどね…。誰でも自分が観たライヴが一番良かったと思いたいもんだしね…。

 翌日は、フェスティバルホールにバレエを見に来る妻と終演後落ち合うことになっていたので、それまでの間、例のごとく梅田で中古CD屋めぐり。
 数軒回って中古紙ジャケ(ジャパンとかクラプトンとかビリー・ホリデイとか)を数枚入手したあと、最後に寄った店で大量のマイルス紙ジャケを発見。しかもいまや入手困難な人気盤が中心。値段もリーズナブル。でも既に金を使ってしまっていたので、とても全ては買えませんでした…(泣)。
 私的マーフィーの法則「一番欲しいものは、一番最後にやってくる。しかも金がなくなった頃に」

 余談ですが、妻が見に来たバレエってのはアドヴェンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ「白鳥の湖」ってやつで、男のみによって演じられる「白鳥の湖」だそうです。しかもトロカデロとは違って、シリアスなやつらしい。うーん、濃そうだ…。妻が会場でDVDを買ったので、今度見せてもらおうかな。
 夜、家に帰り着くとYMO紙ジャケ購入特典「YMO読本 OMOYDE」が届いていました。昔、坂本龍一がやってた本本堂の本みたいな装幀っすね。

 2003年3月20日(木) You can't always get what you want
 ついに攻撃開始。ここを読んでアメリカの思惑に考えをめぐらせる。
 小泉首相会見には吐き気がした。「米国はいつでも日本を守ってくれる国なのだから、米国がやることはどんなことでもすべて認めて賛成しよう。それが恩を返すってことだ。」ヤクザ的論理。

 仕事の行き帰りに「ローリング・ストーンズ・ロックンロール・サーカス」を聴く。長い間お蔵入りになっていた”幻の”音源。
 ダーティ・マック(ジョン・レノン+エリック・クラプトン+キース・リチャーズ+ミッチ・ミッチェル)による「ヤー・ブルース」が凄まじい。「お蔵入り」の原因になったといわれるストーンズ自身の演奏クオリティもけして悪くない。ミックが少し空回りしてる印象はあるんだけども。
 「世界が大きく動いたとき 私はペテルスブルグにいました/私は皇帝と大臣たちを殺し アナスタシアは虚しい叫び声をあげました/電撃戦が激化し 死体が臭気を放っていたとき 私は戦車に乗って将軍になりました/王や女王が 自ら作り上げた神々のために100年もの間戦うのを 私は喜んで見物していました/ケネディ家の人々を殺したのは誰なのでしょう?/結局はあなたと私なんですよ」(「Sympathy For The Devil」)

 2003年3月19日(水) Boy meets Girl
 大滝詠一が久々の新曲をリリースするらしい。(from 「K'z ROOM」
 ドラマの主題歌だとか。昨日だったか一昨日だったかのめざましテレビでも曲がちょこっと流れてました。

 「ベスト・オブ・クラフトワーク」を聴きながら出勤。探求しようと長年思いつつもベスト盤一枚で満足してしまっているグループのひとつ。昔はプログレっていわれてたよねえ。
 会議やら打ち合わせやらで一日が過ぎる。
 帰りは「GOING BACK A BIT: A LITTLE HISTORY OF ROBERT WYATT」。廉価盤仕様の2枚組だが、BBCセッション版「MOON IN JUNE」やシングルのみリリース曲などのレアトラックが収録されていて、なかなか侮りがたい編集盤。淡々とした美しさをたたえた「O CAROLINE」が好きだ。聴くたびに涙が出そうになる。
 「デヴィッドはピアノを弾いている 僕はドラムをたたこうかな/音楽を作ろうとしてる 楽しみを求めてね/でも そんなときに思うのは君のことばかり/その思いをこめて もっと激しくプレイしよう/今も君を愛してる キャロライン/君が今も欲しい キャロライン/君が今も必要 キャロライン」 

 2003年3月18日(火) (What's so funny 'bout) Peace,Love and Understanding ?
 ブッシュ米大統領、イラクに最後通告。国連の決議なし。結局テキサスの石油屋さんは油田の権利が欲しいだけなんでしょ。私利私欲を満たすための戦争。
 しかし、どっかの国の首相は米国の決断を支持するとか言ってたけど、アメリカが国連決議なしでこういう暴挙に出るってことは、どこの国だってイラクのような目に遭う可能性があるということで。あまりの危機感のなさとご都合主義に脱力する。

 電車出勤。ブライアン・イーノ「アナザー・グリーン・ワールド」を聴きながら。
 「ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ」から「ビフォア・アンド・アフター・サイエンス」に至る初期ソロアルバム4枚はどれも秀作ぞろいだが、中でもこれがいちばんクオリティが高いと思う。音響派が好きな方は一度聴いてみるといいかも。「SKY SAW」なんてすげえぐねぐねしててカコイイよ。
 夜は担当飲み会。「送別会」という名目だが、人事異動内示はまだ出ていないのでただの飲み会。焼肉屋で食いまくる。飛騨牛特上ロースとテールクッパ、たいへん美味しゅうございました。

 2003年3月17日(月) Heart-Shaped Box
 出勤時に「イン・ユーテロ」(ニルヴァーナ)。メガ・セールスに対するカートの個人的葛藤の産物。ワーキング・タイトルが「I Hate Myself And I Want To Die」だったというのは有名な話だ。
 「これだけは知っておいて欲しいんだ 俺はあんたのことをもう憎んじゃいない/考えてみたこともないことを言うなんてできないよ/下僕に仕えろ/うんざりだ/あの伝説的な離婚話なんて ただ退屈なだけ」(「サーヴ・ザ・サーヴァンツ」)
 本末転倒プロジェクトがとりあえずの終焉を迎えた。最後まで素晴らしく本末転倒だったよ。
 10時まで残業してから帰る。帰りに聴いたのは「ラーク」(リンダ・ルイス)
 「すべてうまくいくわ 私のそばにいれば/すべてうまくいくわベイビー/ほら月がすごく素敵よ すごく素敵」(「スプリング・ソング」) 

 2003年3月16日(日) Everything's gone green
 ニュー・オーダーのボックス「Retro」の最後の一枚を聴いた。ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)とバンド自身の選曲によるライヴトラック集。
 ライヴの演奏のへたれっぷりには定評のあるニュー・オーダーだが、こうして聴いてみるとその下手さは優れてパンク的だ。
 「初期の曲については、ひどく嫌になるときがある。自分の声と格闘しているからだ。個人的な問題だよ。僕はどうやって歌えばいいのか知らなかったし、シンガーになりたくもなかった。シンガーになろうと考えたことなどほんとに一度もなかったんだ。でもバンドを続けようと思ったら、僕は歌わなければならなかった。」(バーナード・サムナーの発言。付属のブックレットより) 

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