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 2003年2月15日(土) A New Career in A New Town
 またまたビートルズのテープ押収。今度もアップルのパブ記事くさいなあと思ってしまうのだが。
 そういえばBBSの方にも書いたけれど、フィル・スペクター事件の争点は殺人か事故かということになるらしい。フィル本人が撃った事実は認めるってことだろうか。

 さて今日は音楽サイト関連オフ会やら、とある会のパーティやらが開催されていたみたいですが、僕はといえば終日家にこもって、ずっとある作業をしておりました。新しいことを始めるというのはやっぱりおもしろい。わくわくします。
 さすがに夜になったら疲れたので、テンションをゆるめるためにベッドに寝ころんで「ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン」を聴いているうちにいつの間にか眠ってしまいました。

 2003年2月14日(金) This is POP
 高野寛のベストアルバム「Timeless Piece」('92)を聴きながら出勤。
 ひさしぶりに聴いたが、ちょっと輪郭がぼけて聞こえた。もう少し寝かせる必要があるかな。タイムレス・ピースになるということはなかなかに難しい。
 帰りはXTCのシングル集「FOSSIL FUEL」。これこそタイムレス・ピース。まったく色褪せていない。涙ちょちょ切れます。
 「歩道を足早に歩く トランジスター・ラジオを大きく鳴らして/誰かがこちらに身をのりだして 俺の選局にうるさく問いかける/その騒音はなんて言うんだい?/これがポップさ これこそがポップなんだ」(「ディス・イズ・ポップ」)
 妻からヴァレンタインのプレゼントとしてポール・マッカートニーのDVD「夢の翼(WINGSPAN)」をもらった。嬉しい。

 2003年2月13日(木) Don't wanna be like that
 出勤時にadvantage Lucy「Have a Good Journey」
 「強い日差しを受けて 眩しさに目を伏せる/太陽は沈むけれど 同じ空に星がめぐる」(「空は動かずに」)
 帰りはジョー・ジャクソン「ライヴ1980-86」のディスク1。最近はソニー・クラシカルからアルバムを出したりして、ポップ・メインストリームからは一線をひいた活動をしている彼だが、この頃はほんとシャープな音楽をやっていた。
 「OK 俺がなにをしようとしているか教えてやろうか/あんたは自分じゃわかってるつもりなのかもしれないけど 間違ってるかもしれないぜ/そろそろ規則なんて破ってもいい頃さ/終わったことばかりをやろうとしているみたいだ/頭がおかしくなる奴もいれば 怠惰になる奴もいる/ぼんやりしている奴もいるし 逃げ出す奴もいる/俺を連れ出してくれ 連れ出してくれ/そんな風にはなりたくない なりたくないんだ」(「ドント・ワナ・ビー・ライク・ザット」)  

 2003年2月12日(水) Magic Fingers
 BDB「ハウ・ディッド・アイ・ゲット・ヒア」を聴きながら出勤。
 「糸をたらしてくれ この罪の意識からひきあげてくれ/僕には合図が必要/この恐怖を蹴飛ばそう/僕にはしるしが必要/ずっと落ち込んでいた/僕には啓示が必要」(「I NEED A SIGN」)
 職場近くのNTTドコモにキーのはずれたシグマリオンを持っていったら、その場で直してくれた。しかも無料で。
 「これって接着剤でつけてあるんですよね」と訊いたら、「いえハメコミですよ」との答え。ふーん、そうだったんだ。
 なにはともあれ少し気分が良くなった。
 ローラ・ニーロ「ライヴ/ザ・ルームズ・ディザイア」を聴きながら帰る。93年の演奏の方。しみる。
 
 アマゾンで注文してあったフランク・ザッパ「HALOWEEN」が届いた。CDではなくDVD-Audioであるが、PCのDVDプレイヤでも問題なく聴けた。ちなみにリージョンフリー。
 オーディオ部分には、78年NYCでのハロウィーン・コンサートから14曲。パーソネルは、ザッパ、デニー・ウォーリー(ギター)、アーサー・バロウ(ベース)、パトリック・オハーン(ベース)、トミー・マース(キーボード)、ピーター・ウルフ(キーボード)、ヴィニー・カリュータ(ドラムス)、エド・マン(パーカッション)、そしてゲストのシャンカール(エレクトリック・ヴァイオリン)。ギター、ベース、キーボード、打楽器それぞれ2人ずつというダブル・カルテットである。
 音質も演奏も申し分なし。DTS5.1チャンネルについては、ちゃんとした装置で聴くべきなんだろうけど、ドルビー・ヘッドフォンでも十分にその素晴らしさを味わうことができた。
 おまけとして、ライヴ映像が2曲収録されている。コンサート部分と同時期、ほぼ同じメンバーによるもの。
 1曲は「スーサイド・チャンプ」(モノクロ)。「ユー・アー・ホワット・ユー・イズ」に収録されているヴァージョンに比べるとずっとブルージーで、10分にわたる長い演奏。後半5分くらいザッパがギターソロを弾きまくるのがかっこいい。
 もう1曲はテレビ番組「サタデー・ナイト・ライヴ」における「ダンシン・フール」。こちらの方ではザッパはヴォーカルとギャグに専念しています。
 そのほかにもコンサート部分のMCと歌詞が文字データで収録してあったり、当時のラジオ・インタビューが収録されていたりしてなかなか満足度の高いディスクであった。品切れになる前にザッパ・ファンは買っておいた方がいいと思いますよ。安いし。 

 2003年2月11日(火) Angel in the dark
 雨が降っている。一日家でごろごろ。以下のアルバムを聴いた。
◎ローラ・ニーロ「ライヴ/ザ・ルームズ・ディザイア」
 93年と94年のクリスマス・ライヴを2枚のCDに収録してある。ニュー・ヨークにおける最後のライヴ。
 ローラのピアノとバックアップ・シンガーのみというシンプルな編成だが、とてもとても素晴らしい。小さな会場での演奏というのもいい。緊張感と柔らかさが同居する彼女の声を聴いていると、この時が永遠に続けばいいのにと切実に願う。誰もが一度はこの音楽を聴いてみるといいと思う。マジで。
 
◎フランク・ザッパ「FZ IN OZ」
 例の税抜9500円という暴利CD。泣きながら買ったはいいけどまだ聴いてなかったのです。
 76年1月20日のシドニーでのコンサートをほぼまるごと収録している。ザッパ、ロイ・エストラーダ、ナポレオン・マーフィ・ブロック、テリー・ボジオ、アンドレ・ルイスという日本公演と同じメンバーでの演奏である。音質はそれほどよくはないけれど、あまり気にはならなかった。なにせすごく聴き応えがあるもんだから。
 個人的にはヴォーカル主体のナンバーよりも、「フィルシー・ハビッツ」や「チャンガの復讐」、「ズート・アローズ」といったインスト・ナンバーに興奮する。「ブラック・ナプキンズ」は未編集のロング・ヴァージョンだし。ザッパが全編ギターを弾きまくっているのもポイント高い。のちのアルバムのように、「これってザッパが弾いてるの? それともスティーヴ・ヴァイ? レイ・ホワイト?」とか悩まなくてすむのでありがたいです。未発表曲「カイザー・ロールズ」入り。

◎バッドリー・ドローン・ボーイ「ハウ・ディッド・アイ・ゲット・ヒア」
 初期音源をまとめた編集盤。「恋を見ていた少年」のような整頓されたポップ・センスはまだ存在せず、とっちらかった印象。ひとことで言えば「宅録ひきこもり音楽」。でもそれがいいのだ。テープループの向こうからおずおずと紡ぎだされる不器用なメロディーが美しい。

 楽しめるアルバムばかりだったけど、集中して聴いたらちょっと疲れました。ほにょほにょ。

 2003年2月10日(月) こわれ。
 手帳代わりに使っているシグマリオンのキーがとれてしまった…。「Y」のキー。ぽろりと。
 そんな状況になって初めて知ったのだが、これってはめこんであるんじゃなくて、接着剤ではりつけてあるだけなんだね…。こんなんでよくもってるよなあ…。買い替えるわけにもいかないし、修理に出さなきゃいけないのかな…。激鬱。

 ダイナソーJr「グリーン・マインド」を聴きながら出勤。91年のアルバム。ジャケ最高
 「一晩中考えていた/誰もがいらいらして 他人を傷つけ それが正当だと言う/あいつらから自由になれないもんだろうか/うだるような暑さの中 街をうろついていると 俺の頭はくらくらする/自分の心を信用するな 落ち込むだけだから/なにも進んでゆかないし なにも言うことがないよ」(「ブロウイング・イット」)
 帰りはフィル・スペクター「BACK TO MONO」ディスク2後半。ロニー・スペクターってすげえ退廃的な声してるよなあ。
 寝る前にYMOファーストUS版を聴く。馴染み深いミックス。オリジナル版と聴き比べてみるとUS版の方は音像がワイドで、ひとつひとつの音がキラキラしている。フュージョンぽい音。そのあたり好き嫌いあるかも。 

 2003年2月9日(日) Light in Darkness
 知らぬ間にザッパのDVD-Audioが発売されていた。'78年のハロウィーン・ライヴ。リンク先の記述にもあるようにamazonで税込2,264円という安さだったので、とりあえず注文。しかしPCのDVDプレーヤでうまく聴けるんだろうか…。

 YMO紙ジャケ、今日は2枚聴いた。
 「テクノデリック」はいきつくところまでいったアルバム。「BGM」と並んでよく聴いたなあ。今回あらためて聴いてみて、ベーシストとしての細野氏のうまさに感心いたしました。
 「浮気なぼくら&インストゥルメンタル」は昔からちょっと苦手。音の構成というか空間の埋め方が息苦しく感じられる。今回聴きなおしてみてもその印象は変わらなかった。「音楽」とか「WILD AMBITIONS」とか好きな曲はあるんだけども。
 それにしても今回の紙ジャケシリーズ、帯が再現してあるのはナイスだったが、全体の造りとしてはいまひとつ。「浮気なぼくら&インストゥルメンタル」はダブルジャケにせず、シングルジャケ2枚にしてほしかったし、どうせなら歌詞カードとかも再現してほしかったす。

 夕方、妻と川へ。帰りに新星堂でYMOファースト(US版)紙ジャケを入手。なんのかんの文句つけながらも結局買ってしまっております。ついでに前から欲しかったローラ・ニーロ「ライヴ/ザ・ルームズ・ディザイア」も購入。

 2003年2月8日(土) Keep Yourself Alive
 クイーン「グレイテスト・ビデオ・ヒッツ 1」のディスク2を見る。
 こちらはライヴ映像、TV出演時の映像、初期クリップ、そして「ボヘミアン・ラプソディ」ドキュメンタリーなどで構成されている。
 英文ブックレットによれば、「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」の映像は79年の東京公演なのに、音の方は同年のフランクフルト公演をかぶせてあるとのこと。フレディが途中で観客に歌わせるシーンの「音」が日本公演では満足ゆかないものだったのかな、などと想像する。
 日本語ライナーノーツ(東郷かおる子が書いてる。おなつかしや)には、「『オペラ座の夜』に収録されている美しいバラード。コンサートでは観客との大合唱になる感動的なナンバー。」という記述があるのみ。東京公演映像を使っていることは全く触れられていない。きっと映像を見ないまま書いたんでしょうね。
 「ボヘミアン・ラプソディ」のドキュメンタリーは、ブライアン・メイがマルチテープの各トラックを聴かせながら淡々と(20分以上も)解説するのがメイン。その起伏のなさにちょっと笑う。でも、ロイ・トーマス・ベイカーがジョン・ディーコンのベースを録音するのに3トラックも使っていた(ライン録音+アンプからの録音+スタジオ内の残響音)というようなプロデュース・テクニックの話はちょっとおもしろかった。

 もうすぐ第2部が公開される「ロード・オブ・ザ・リング」DVDもやっと見た。
 いや期待していた以上におもしろかったす。3時間という長さが全く気にならない。一人一人のキャラクターがそれぞれ魅力的に描かれているので感情移入もしやすいし。
 それにしても、エルフ、ホビット、ドワーフ、人間といったイメージにぴったりの俳優をよく見つけてくるよなあ。感心してしまいました。 

 2003年2月7日(金) Free Will and Testament
 ストーンズ、武道館での追加公演決定。3/10だそうです。東京ドームや大阪ドームよりもやっぱ武道館で見たいよねえ…。ただし会場が狭くなるぶんチケット代は高くなって、アリーナ席で22,000円、スタンド席で14,000〜19,000円。平日だしどちらにしろ行けないけど。
 そういえば先週末に大阪公演の先行予約チケットが届いた。3塁スタンド下段5列目。大阪ドームは初めてなのでよくわからないけど、センターステージの設置があるようなので、そこでの演奏時には多少よく見えるんじゃないかと期待してます。

 ロバート・ワイアット「シュリープ」を聴きながら出勤。
 「自由意志を与えられてもある特定の限度内でのこと/わたしは意志の力で無限に変化することはできない/もしもわたしがわたしでなかったら わたしはいったいどんな存在になっていたのか/わたしはそれを知ることができない/わたしにできるのはそんな自分を推測するだけ」(「フリー・ウィル・アンド・テスタメント」 中川五郎訳)
 帰りは「BACK TO MONO」ディスク2。
 ロネッツやクリスタルズなどのスペクター音源を80年代に入手するのはなかなか難しかった。僕が持っていたのもチープな廉価版LP2枚だけ。しかもひどく音が悪かった。
 89年には日本盤CDボックスがリリースされる寸前までいって、レコード・コレクターズ誌にレビューも掲載されたのだが、直前にスペクターサイドからストップがかかって発売中止になった。(そのあたりの経緯はここに詳しい。)
 だからこの3枚組ボックスが91年にリリースされたときには素直に嬉しかったし、慌てて入手した記憶がある。
 それにしてもスペクターはどうして過去の音源をひどく出し惜しみするんだろう? なにかこだわりがあるんだろうか? そのあたりも奇人・変人伝説に拍車をかけてしまっている気がするのだが。
 夕食時にトミー・フェブラリーが「ミュージック・ステーション」出演しているのを見た。
 あまりに川瀬智子の歌が下手だったのでかえってCDが猛烈に聴きたくなった。でも二日前の日記にああやって書いた以上、買えないよね…。ああ…。(悶苦)
 寝る前にYMO「パブリック・プレッシャー」紙ジャケを聴く。人力テクノなり。封入ブックレットのインタビューで3人が3人とも言っているとおり、渡辺香津美のギターがカットされたことは結果的に良かったのかもしれない。 

 2003年2月6日(木) He hit me and it felt like a kiss
 出勤時にフィル・スペクター「BACK TO MONO」ディスク1。
 「彼はあたしを殴った まるでキスされたみたいな感じだった/彼はあたしを殴った でもあたしは傷つかなかった/あたしが別のだれかといたのが我慢できなかったみたい/不実をうちあけたとき 彼はあたしを殴った まるでキスされたみたいな感じだった/彼はあたしを殴った そしてあたしは彼の愛を知った」(「ヒー・ヒット・ミー」 by クリスタルズ)
 うーん、なんか深読みしたくなる詞だなあ。あんな事件の後では。リリース当時も物議を醸したらしいけど。ちなみに作詞作曲はゴフィン&キング。
 帰りは「エコーズ」ディスク2後半。
 「いまでも君にはわかるのかい 天国と地獄 青空と痛みの区別が/緑の草原と冷たい鋼のレール 微笑みと仮面の違いが/いまでもわかるのかい」(「あなたがここにいてほしい」) シド…。

 2003年2月5日(水) いいものもある。悪いものもある。
 ローラ・ニーロ「WALK THE DOG &LIGHT THE LIGHT」を聴きながら出勤。93年リリース、生前最後のオリジナルアルバム。
 「”とても安らかな暮らし” 私たちのことについてそう雑誌に書いてあるのを読んだ/それならどうして私たちは洗濯機のそばで泣いているのだろう?/逃げ出しましょう 我が子よ 夢を追いかけて」(「トゥ・ア・チャイルド」)
 ちなみに1曲目「メイビー・ベイビー」はフィル・スペクター作品のカヴァーです。
 仕事の帰りにMAPに寄る。トミー・フェブラリー「je t'aime je t'aime」のフライングゲット日だったので。
 しかし、現物を見たらやっぱりレーベルゲートCD。買うのをやめる。カクタス・データ・シールド方式(CDS)をとっているかぎり、CCCDは買わない。すごく聴きたくてたまらないのだが仕方ない。
 20年ほど前にCDが普及しはじめた頃、手持ちのプレーヤで再生できないCDにたびたび遭遇した。主に輸入盤だったけれど。技術がまだ未成熟で不安定だったのだろう。今ではほとんどそんなことはなくなった。年月と努力を重ねて安定した技術にしてきたのだと思う。
 しかしCDSはまるでそれに逆行するかのような方式だ。そんな技術的異物をとりこんで問題を解決しようとするレコード会社の姿勢もどうにも好きになれない。だからCDS方式のCCCDは買わないことに決めた。
 トミフェブのかわりにYMO紙ジャケを買って帰る。「テクノデリック」「浮気なぼくら&インストゥルメンタル」
 寝る前に「増殖」紙ジャケを聴いた。スネークマンショーは今聴いてもけっこうおもしろい。さすがに大平首相とかKDDとかをネタにしたやつは古びてしまっているけど、ラストの音楽評論家バトルネタは毒気に満ち満ちていて、何度聴いてもにやにやしてしまう。音楽にはいいものもある、悪いものもある、んだよね。

 2003年2月4日(火) To Know Him Is To Love Him
 フィル・スペクター、殺人疑惑で逮捕される。
 ピート・タウンゼント逮捕のときとは違って、ああやっぱり、って思っちゃうのが悲しいところ。先入観って怖い…。
 ちなみに、フィル・スペクターについて詳しく知りたい方は「THE WALL OF HOUND」というサイトをご覧になるのがよいかと。今回の事件に関してもさっそくBBSに情報が入ってますね。

 キャロル・キング「つづれおり」を聴きながら出勤。
 「もう遅すぎるわベイビー、遅すぎる/本当に努力してきたけど/私の中で何かが死んで 私はそれを隠しきれない/嘘はつけないわ」(「イッツ・トゥー・レイト」)
 帰りは「エコーズ」ディスク2
 「歳月は年一年と矢のように過ぎ去り おまえは息をつく暇もない/おまえの企みはすべて失敗に終わり 残ったものは書きなぐった予定表だけ/そして おまえは英国人らしく ひそかな絶望に身をゆだねていく/時は過ぎゆき 歌もいつしか終わりを迎える/もっと言いたいことがあったはずなのに…」(「タイム」 山本安見訳) 

 2003年2月3日(月) ADSL。
 以前に、光ファイバーの関係でNTTにフレッツADSL加入を断られた話を書いたが、その後ダメもとでYahoo!BBに申し込んでみたら、光ファイバをアナログに戻したうえでADSL開通をしてもらえることになった。
 しかも「光収容でもあきらめないぞ!」キャンペーン中ということで、収容替え工事の費用もYahooが負担してくれるという。ありがたやありがたや。
 で、いよいよ今日がその開通日である。
 さっさと仕事を終えて帰宅し、ADSLモデムをセッティング、PCのLANポートに接続する。拍子抜けするくらいあっさりとつながった。ダイアルアップみたいな「待ち」がなくていきなりつながるんでなんだか奇妙な感じ。
 妻のPCの方はLANカードのセッティングに少し手間取りはしたけれど、これも最終的には無事つながった。夢のブロードバンド&常時接続。感無量です、ああ。ここまで長かったよ…(涙)

 今日聴いたのは、出勤時にローラ・ニーロ「TIME AND LOVE」、帰りにピンク・フロイド「エコーズ」ディスク1後半。
 フロイドといえば、3月に「狂気」のSACDハイブリッドディスクが出るんですけど、どうします?

 2003年2月2日(日) なすがままに。
 アップル・レコード、「レット・イット・ビー」非スペクター・ヴァージョンを秋にリリース予定。(情報元「紙ジャケ掲示板」)。やっぱりね、って感じ。映画の方もやっとDVDでリリースされるようです。ついでに「アンソロジー」DVDもだってさ。オレ、全部LDでそろえたんだけど…(※タメイキ※)
 
 以下の3タイトルを聴く。
◎YMO「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」(紙ジャケ盤)
 ものすごく久しぶりに聴いた。「テクノポリス」や「ライディーン」、「ビハインド・ザ・マスク」という有名曲が収録されているにも関わらず、アルバム全体の「軽さ」が気になってあまり好きではなかったのだが、こうして時間をおいて聴いてみるとまたいろいろな発見があっておもしろかった。当時はよくわからなかった「CASTALIA」とか「INSOMNIA」が意外によかったりして。

◎ローラ・ニーロ「TIME AND LOVE」
 リマスター音源によるベストアルバム。本人が関わった2枚組ベストやらプレミアム・ベストやらがすでにうちにはあるのだけれど、それでも持っていたくなる選曲&曲順&アートワーク。リマスターもかなりいい。彼女の声にピントがあっている感じだ。

◎ザ・フー「THE ULTIMATE COLLECTION」(UKヴァージョン)
 4面デジパックに本編2枚+ボーナス・ディスクを収めた限定盤。ジャケは日本盤と同じ。
 本編の方は、アメリカ盤より5曲、日本盤より3曲多い。「ハド・イナフ」や「アティーナ」が収録されているのが個人的には嬉しかった。
 ボーナス・ディスクの方には、米盤ボーナス・ディスクに収録されていた4曲のレア・トラックに加えて、1974チャールトン・フットボール・クラブでのライヴ映像(2曲)を収録。「恋のピンチヒッター」は映像版「サーティ・イヤーズ・オブ・マキシマムR&B」で見ることができたものと同じだけど、「ババ・オライリー」は初登場かな?

 夕方、妻と川へ。帰りに寄った新星堂でYMO紙ジャケをチェックしたら、かなり数が少なくなっていて、すでに「ソリッド・ステイト」はプラケース盤になっていた。これはそうとう足がはやいぞ、と焦燥感に駆られ、「パブリック・プレッシャー」「増殖」を購入してしまいましたとさ。金ないのにアホです。でもあのとき買っときゃよかった、と後悔するのやだし…。

 2003年1月30日(木)〜2月1日(土)  印度式。
 木・金の二日間、幕張メッセまで出張していた。今回は出展者という立場。
 金曜夕方に仕事が終わった後、鎌倉に出て大学時代の先輩K氏とフランス料理(美味!)を食べ、アパートに泊めてもらう。飼い猫(ソマリというちょっと珍しい種類。美猫なり)と遊び、K氏と楽しく音楽話。
 スピッツ・トリビュートユーミン・トリビュートなどCDもいろいろ聴かせてもらったが、なんといっても槇原敬之のベスト盤収録曲「印度式」が凄まじかった。「打って!打って!ホルモン注射」「吸って!吸って!脂肪を吸引」だもんな。まじヤバイよこれ。
 土曜日に鎌倉を散策した後、東京駅から新幹線で帰る。
 この3日間に買ったCDは以下の通り。
  ・ジョイ・ディヴィジョン「HEART AND SOUL」(4枚組ボックス)
  ・「THE PSYCHEDELIC WORLD OF THE 13TH FLOOR ELEVATORS」(3枚組ボックス)
  ・ザ・フー「THE ULTIMATE COLLECTION」(UKヴァージョン3枚組)
  ・ジョン・エントウィッスル「LEFT FOR LIVE DELUXE」
  ・YMO「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」(紙ジャケ)
 K氏にいただいたCD。
  ・和田アキ子「DYNAMITE-A-GO-GO!!!」
  ・ローラ・ニーロ「TIME AND LOVE」
  ・ポケッツ「POCKETS」

 児童ポルノ疑惑のピート・タウンゼント、身の潔白を示す証拠がみつかる。(情報元 「伯爵タイムズ」
 ほんとにこれで一件落着するといいですね…。

 「ロック思い出し笑い」に新作を追加しました。こちらへどうぞ。 

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