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はてなダイアリー(Everything but Music)

 2005年12月31日(土) Three cheers for our side 
  
○オレンジ・ジュース「ザ・グラスゴー・スクール」(1980-81/2005)
 ポストカード・レーベル時代の音源をまとめた編集盤。4枚のシングル、当時未発表に終わった幻のファースト・アルバム全曲+レア音源2曲。
 リマスターのせいか、生々しい響きがとても新鮮だ。正直、オレンジ・ジュースってネオアコ黎明期のグループの中ではそれほど好きではなかったのだけれど、これには素直に興奮してしまった。
 青臭いし、演奏は稚拙だし、エドウィン・コリンズのヴォーカルはへろへろ(これは芸風か)なのに、「みずみずしさ」と「意気込み」の分泌量だけはまったく尋常ではない感じ。
 そういやサードシングルの「Simply Thrilled Honey」ってのは、「クリア・カット」っていう日本編集盤に収録されてたやつだな、なんてことを思い出した。そういう意味でこの作品集は、存在していたはずなのにどこかにいってしまっていたパズルのピースを、25年後に自分の中にはめこむ、というようなものなのかもしれない。スクリッティ・ポリッティの初期音源集と同じように。
 ちなみに僕は日本盤を買ったんだけど、解説もなく一部の楽曲の歌詞が翻訳されているだけ。ブックレットにはメンバーによる詳細な解説が掲載されているんだから、これを訳してほしかったなあ。


 今年の更新はこれで終わりです。みなさま、良い年をお迎えください。2006年になってからまたお会いしましょう。

 2005年12月28日(水) You broke my heart in 17 places 
 やっと仕事納め。やれやれ。年末年始くらいは心安らかに暮らしたいもんだ。クリスマス三連休は大雪のおかげで仕事に呼び出されてエラい目に遭ったんで。

     
◆ピンクレディー、30周年プラチナムBOX!(HMV Japan)
 わけもなくわくわくしてしまう。買わないくせに。でも、「レッツゴーヤング」オンエア映像集ってのはちょっと見てみたいなー。

◆〈ハリー・ポッター〉が撮影の合間に聴く音楽はパンク!?(bounce.com)
 ハリー役のダニエル・ラドクリフ君は、ピストルズとピクシーズの大ファンらしい。いい話やん。「イギリスの男の子」って感じで。

◆ソニック・ユース新作は2006年リリース
 オフィシャルサイトのニュース欄より。
 ジム・オルーク離脱後のSYは、ツアーの合間を縫って新作の録音をしていたそう。「シスター」や「エクスペリメンタル・ジェット・セット」、サーストンのソロを録音したSear Sound Studioがメインの制作場所らしい。収録予定曲のタイトルは「Pink Steam」「Do You Believe in Rapture?」 「Or」 「Sleepin Around」だとのこと。

◆紙ジャケ・リリース情報(HMV Japan)
 クリムゾンは三度目の紙ジャケ化なのでもう買わん。でもフリップ翁の「エクスポージャー」は初紙ジャケ化。しかも本人リマスターらしい。
 スティッフ・レコード紙ジャケ10タイトルにはもっとそそられる。ルーモアにレックレス・エリックにトレイシー・ウルマンにレイチェル・スウィート…。

◆ローリング・ストーンズ、デッカ/ロンドン時代のカタログが紙ジャケ化!(CDJournal.com)
 ああついに来た。来ちまった。22タイトル。また買い換えかよ…。「サタニック・マジェスティーズ」がどう紙ジャケ化されるのかがすごく気になる。

 2005年12月27日(火) Fancy man blues 
 やっとPCの修理が終わりました。音楽中心日記、再開です。
 電源部分をちょちょいと修理してもらうだけだったはずが、基盤ごと交換しなきゃならないといわれるわ、HDDも取り替えなきゃいけなくなるわで、こんなに時間がかかってしまいました。さいわい購入時の保険がまだ生きていたので、それで修理代はまかなえましたけど。
 休止期間中も多くの方々に毎日アクセスしていただいていたようで、感謝すると同時に恐縮しております。ありがとうございました。今後ともどうぞよろしく。

 さて、この一ヶ月間、気になった音楽ニュースといえば、ストーンズ来日公演の情報がなぜか北海道新聞に掲載されたことや(ついに名古屋公演実現! でもこれ読むとチケット代が心配だな…)、しらない間にザッパのあやしげなクリスマスアルバムがリリースされたらしきこと(それどころかプチ・ワズー音源も出るらしい。げげ。)、それから、あいかわらず年が明けた後も紙ジャケCDがじゃんじゃんリリースされる予定、ってあたりですかね。(とても全部は買えねえ…。)

 というわけで、ストーンズ来日決定を記念して再開一発目にとりあげるのはこれ↓です。

  
○ローリング・ストーンズ「RARITIES 1971-2003」(2005)
 シングルB面曲やライヴテイクを集めたレア音源集。日本盤の発売は1月に延期されてしまいましたが、輸入盤は無事リリースされております。
 曲目が発表された時点では「もっとレアな音源があるだろ」とか「こんなものよりエル・モカンボ完全版出さんかい」とか毒づいていたのですが、実際聴いてみるとこれがたいそう良かったのです。タイトルに偽りありで、「ラヴ・ユー・ライヴ」「ノー・セキュリティ」からの音源があったり、既に「サッキング・イン・ザ・70’s」に収録済みの曲があったりもするのに。
 高クオリティだと感じた理由はふたつ。どの曲もおそろしく音がいいこと。そのおかげで既発音源も新鮮に響いてきます。そして曲順がよく練られていること。1曲目がブルース・ナンバーで始まるなんて、オリジナルアルバムではあり得ないからね。
 彼らの編集盤って、けっこういい加減なものも多いんだけど、これはかなり気合い入ってると思います。ジャケもかっこいいし。
 ところで僕が買ったのはEU盤なんですが、これがよくわかんない代物で。ケースの方のコンパクトディスク・マークは消してあるのに、CD盤面にはちゃんとマークがプリントされてる。えーと、CCCDなのか非CCCDなのか。どっち?

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