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はてなダイアリー(Everything but Music)

 2004年7月15日(木) Kool thing
◆廉価版CDの楽しみ (情報元: 今日のあれこれ
 「幽霊指揮者」とか「幽霊オーケストラ」ってのがあるのか。知らんかった。クラシックCDの世界も奥が深いね。

 出勤時にソニック・ユース「Goo」。若いなあ、って感じ。これをリアルタイムで聴いていても、今みたいに彼らの音楽に夢中になっただろうか。グラマラスなロック・スター然としたメンバー・ポートレイトにちょっと笑う。
「あたしはいま天国にいる あなたが見えるわリチャード/さよならハリウッド さよならダウニー/こんにちは ジャニス こんにちは デニスとエルヴィス そしてあたしの新しい友達みんな/とても嬉しいわ みんな一緒にいてくれて/最後の最後まで」
 (「Tunic (Song for Karen)」)

 帰りはビーチ・ボーイズ「ラヴ・ユー」。単調なシンセのフレーズ。ギターの音はほとんど聞こえない。まるでデモテープみたい。なのに奇妙に魅力的。ああデニスが「I Wanna Pick You Up」を歌ってる…。 

 2004年7月14日(水) Add some music to your day
◆ビートルズの品多数発見か (Sponichi Annex)
”レコードなどのほか「非公開」と書かれたオープンリールのテープなど約400点が詰まっていた。”
 また新しいアルバム出すためのパブ記事じゃねえだろうな。

 ビーチ・ボーイズ「サンフラワー」を聴きながら出勤。フラワーな輝きに満ちたアルバム。
 帰りは「サーフズ・アップ」。内省的な響きに満ちたアルバム。
「僕は大海に浮かぶコルク 荒れ狂う海に漂っている/この海はどれくらい深いのか?/この海はどれくらい深いのか?」(「'Til I Die」)

 2004年7月13日(火) You need a mess of help to stand alone
 タイコウチさんのサイト「And your bird can sing」がひさびさの更新。column#17でとりあげられているグレン・ティルブルックの曲、せつないなあ。

 出勤時に「カール&ザ・パッションズ」。70年代ビーチ・ボーイズの作品ではとりわけ評価の低いアルバムだが僕は好き。泥臭くルーズなのに洗練された音楽。
 帰りは「オランダ」。これも悪くない。散漫といえば散漫だけど。デニスが歌う「Only With You」は名曲。

 2004年7月12日(月) Dead flowers
◆キース、夭逝した親友のトリビュートコンサートに出演 (海外ボツ!News)
 グラム・パーソンズを称えるコンサートに出演してノラ・ジョーンズとデュエットしたらしい。

 出勤時にキーン「ホープス・アンド・フィアーズ」。休み明けの弱った心に、エモーショナルなメロディが沁みる。
「ずっと目を覚ましていられるように 自分の名前を憶えていられるように 努力してる/だって誰もが変わってゆくんだから/そして 僕も昔と同じではいられない」(「Everybody's Changing」)
 帰りは「SMILES, VIBES, & HARMONY」。'90年にリリースされた、オルタナ系アーティストによるブライアン・ウィルソン・トリビュート。ソニック・ユースがJ・マスシスと一緒に「I Know There's An Answer」を演奏している。ギターの音色がたまらない。あの「SMILE」をパロディ化したジャケも楽しい。

 2004年7月11日(日) Run for the roses
 ジェリー・ガルシアのソロ・アルバムを集めたボックスセット「ALL GOOD THINGS」の日本盤がリリースされた。
 欲しいんだけど13,200円もするんじゃ気軽に買うこともできない。それに、グレイトフル・デッドのアルバムはある程度聴いてるけど、ジェリーのソロは聴いたことがない。高いお金を払って買ったはいいけど、自分の好みじゃなかったら目もあてられない…。
 と思っていたら、試聴できるサイトを見つけた。しかもボックスセットに含まれる6枚のCDすべてを試聴できるのだ。太っ腹。
 待てよ。ってことは、この音源ファイル(WMA)をダウンロードしてCD-Rに焼けば、僕のポータブルCDプレーヤー(WMA対応機種)で聴けるやん。おお。
 と思ってさっそくやってみましたがうまくいきませんでした。PCにインストールしてあるWMPでは聴けるのに、ポータブルCDではなぜか聴けない。WMAのファイルがでかすぎる(アルバム1枚が1ファイルになっている)せいかな。それとも著作権処理をしてあるんだろうか。うーん。
 ちなみに試聴した感想ですが、どのアルバムもかなり良かったです。デッドの音楽が好きな人なら間違いなく気に入るでしょう。ああCD欲しくなってきたな…。Amazonで輸入盤(日本盤の半値)買うか。でもブックレット訳や歌詞対訳がほしいんだよな…日本盤監修はムロケン(室矢憲治)さんらしいし。

 2004年7月10日(土) Soul Searcin'
◆“世界一の違法CD製作者”禁固3年6月 (情報元:とみぃの宮殿
 いわゆるブートレガーのお話。「約1500万ポンド(30億円)を荒稼ぎしていた。」 いろんな意味ですごい。

○ブライアン・ウィルソン「GETTIN' IN OVER MY HEAD」
 新作。とはいえ過去のお蔵入りセッションからの曲が多く含まれているらしい。録音自体は新しいようだけど。そのあたりの事情については萩原健太氏のサイトに詳しい。
 それを読んだおかげでひさびさに「SWEET INSANITY」のブートなんか引っぱり出して聴いてしまった。改めて聴いてもいいアルバムだよな。正式リリースしてくれないかな。
 それはさておき。新作の方は、あまり難しいことさえ考えなければ十分満足できるアルバムでした。
 エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、ポール・マッカートニーといった豪華ゲストを迎えた曲よりもブライアンが一人で歌っている曲の方が楽しめる。亡きカール・ウィルソンがソウルフルな声を聴かせる「Soul Searcin'」もいいね。

 2004年7月9日(金) Sweet shine
 出勤時に「エクスペリメンタル・ジェット・セット」
「君がはじめて現れたときのことを憶えている 君のへそには魔法のしるしがついていた/君がなんていったかわかったよ 死んじまえっていったんだろ/僕には君が必要 だって 君はどこにも行くところがないんだから」(「Self-Obsessed And Sexxee」) 
 帰りはキンクス「ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ」。なんだかほっとする。今度出るこれも買おう。

 2004年7月8日(木) Sympathy for the Strawberry
 ソニック・ユース「ムーレイ・ストリート」を聴きながら出勤&退勤。
 '02年リリース。ひょろひょろとはじまって、どんどんと良くなって、「Karen Revisited」でノイズの大波にさらわれる。
「プラスティックの銃を持った プラスティックな女の子/プラスティックな太陽の下で プラスティックに微笑む/あなたは 冷淡なまなざしで 私のハートを燃やす/油染みた髪で 私をだます/あなたを憎んでる あなたのうさんくさい友達も/あなたを憎んでる 永遠に」(「Plastic Sun」) 
 KCRWに「ムーレイ」リリース時のスタジオライヴ映像もありました。ここで見られます。(Thanksカズさん)
 ピンクのシャツに黒ミニスカのキム・ゴードン姐、すげえなあ。

 2004年7月7日(水) Summertime Blues
 仕事の行き帰りにザ・フー「THEN AND NOW」
ときどきどうすりゃいいのか わからなくなる/サマータイム・ブルースに 救いなんてないんだ」
 帰りにサウンドハンターに寄ってエアロスミス紙ジャケを買う。「闇夜のヘヴィ・ロック」「ロックス「ドロー・ザ・ライン」「ライヴ・ブートレッグ」の4枚。これは凝ってるわ。紙質も帯も。どれくらい凝っているか確かめたい人はこちらをどうぞ。
 あ、そういえば、華々しく店頭にディスプレイしてあったエアロ紙ジャケとは対照的に、プログレコーナーにひっそりと置いてあったピンク・フロイド「ファイナル・カット」紙ジャケも買いました。不憫なり。

 2004年7月6日(火) Desperate Straights
◆フィル・スペクター、殺人容疑裁判のその後(英語)(翻訳) (情報元: とみぃの宮殿
 最近とんと情報が入ってこないと思ってたんだけど、裁判自体は進行中のようですね。例のごとく殺人か自殺かで争っているみたい。

◆紙ジャケ本当にリリース・ラッシュです!!(HMV Japan)
 ついにカンタベリー系が。ソフト・マシーンやらマッチング・モールやらハットフィールド&ザ・ノースやら。
 そういえばこんな紙ジャケも出るらしい。ユニオン限定。「傾向賛美」のときとおんなじか。
 ジャンルは違うけど「King of The Delta Blues Singers」は欲しいなあ。僕のロバート・ジョンソン初体験はこのアルバムだったので。

◆ロラパルーザ中止を受けて、ソニック・ユースがサマーツアーを決定(MTV JAPAN)
 すごくハードなスケジュール。日本にも来ればいいのに。
 それはそうと「(ヴィンセント・ギャロは)素晴らしいフィルムメーカーだ。でも俺はビデオには出ないよ。彼は共産党支持者だからね。共産党支持者が監督したビデオに出ることはお断りだ。」というサーストン・ムーアの発言にはちょっと笑った。

 2004年7月5日(月) We might as well be stranger
◆このアーティストにはこのアルバムから入れ (情報元:幻の洋楽研究会TOP四拾
 2ちゃんスレのまとめサイト。まあいろいろと異論はありましょうが。

 仕事に行くときにソニック・ユース「エクペリメンタル・ジェット・セット、トラッシュ・アンド・ノー・スター」
 '94年リリース。あまり評価は高くないみたいだけど、好きだ。気怠げなところがいい。最初に意表をついて妙なフォーク・ブルースではじまるところもいい。ギターの音色もいい。「実験的ジェット族、ゴミばかりでスターなし」ってのは自分たちのことを言ってるんだろうか。
 身体がだるくてだるくて仕方がない。がんばって資料作っても相手にしてもらえないしさ。
 帰りはキーン「ホープス・アンド・フィアーズ」
「ああ シンプルなものごとは どこへ行ってしまったんだ/僕は年をとって もたれかかるものが必要/教えておくれ いつ僕を中に入れてくれるのか/僕はとても疲れている きっかけが必要」(「Somewhere Only We Know」)

 2004年7月3日(土) Hard to say I'm sorry
◆ザ・クラッシュ「LONDON CALLING 25th Anniversary Edition」詳細
  ディスク2の未発表デモとDVD映像が気になるなあ。

○「Melodies 〜The Best of AOR」
 ドナルドフェイゲンボビーコールドウェルビルラバウンティボズスキャッグスTOTOJDサウザーエアサプライポールデイヴィスシカゴマイケルフランクスマイケルマクドナルドプレイヤーエアプレイ鈴木英人。
 この間こんな本を読んだせいでこんなアルバムを買ってしまった。中古盤だけど。
 有名どころがずらりとそろっていてなかなか便利。解説もしっかりしてるし、各曲ごとの演奏クレジットも掲載されている。ジェフ・ポーカロ度高し。

 しかしクラッシュネタとAORネタ並べて書いてていいのか。すまんジョー。

 2004年7月2日(金) Free will and Testament
◆ロバート・ワイアットのスタジオライヴ映像 (情報元: この世はレースのようにやわらかい
 BBC FOURでワイアットのドキュメンタリーを放映するそうな。番組の一部とおぼしきスタジオライヴ映像が(部分的ではあるものの)見られます。あ、ポール・ウェラーがスライドギター弾いてるぞ。フルで見たい…。

 2004年7月1日(木) Somewhere only we know
 今日は気分を変えて、出勤時にキーン「ホープス・アンド・フィアーズ」
 とにかく1曲目が素晴らしい。力強いバッキング、美しいメロディ、ハイトーン・ヴォイス。ちょっと間違えば陳腐になってしまうところをぎりぎりの線でふみとどまっている。それはたぶんトム・チャップリンの声があまりに真摯に響くせいだろう。顔がジョン・リスゴーに似てるのはちょっと気になるけど。
 そのほかもじわじわとメロディの良さが効いてくる佳曲ばかり。素直に良いアルバムだと思いました。
 ところで僕が買ったのは日本盤なんだけど、英米盤より曲数が多く、PVが1曲収録されていて、しかも特別価格2,100円。これならわざわざ輸入盤屋に走らなくてもすむよ、うん。

 なしくずし的に夜10時まで働く。食事もせずに。疲れた。

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