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はてなダイアリー(Everything but Music)

 2005年10月31日(月) I'm waking up to us
    
◆ベル・アンド・セバスチャン、最新作は来年2月リリース!(CDJournal.com)
  タイトルは「The Life Pursuit」だって。「ゴールキーパーの復讐」じゃなくなったんだ。来年2月リリース予定。

◆Pop Groupの2ndが紙ジャケで再発!(HMV Japan)
 これは素晴らしいジャケだよな。欲しいな。

◆紙ジャケリリース情報(HMV Japan)
 キンクスやらトッド・ラングレンやらスモール・フェイシズやらナイスやらプロコル・ハルムやらゴングも再発。
 だからさ、一気に再発しすぎだってば。

◆〈Don't Look Back〉なんて無理な贅沢イヴェントが登場!!(bounce.com)
大手のフェスティヴァルとは一味違ったアプローチで人気の〈All Tomorrow's Par-ties〉(以下ATP)。その主催者がまたまたおもしろい企画を発信してくれた。〈Don't Look Back〉と名付けられたこのイヴェントは、アーティストがいままでにリリースしたアルバムの中で、評価または人気がもっとも高い作品を最初から最後まで収録曲順に演奏していくというもの。
 で、イギー&ストゥージーズが「FUN HOUSE」を、ギャング・オブ・フォーが「entertainment!」をまるまる全部演奏したと。すげえ。見てみたかったなー。

 2005年10月30日(日) Positivity
 
○スティーヴィー・ワンダー「タイム・トゥ・ラヴ」(2005)
 10年ぶりの新作。全15曲77分という大作。
 スティーヴィーといえば、「Music Of My Mind」(1972)にはじまる70年代の先鋭的名作群の印象があまりに強くて、それ以降の作品にはあまり魅力を感じられなかったんだけど、今回のアルバムはまごうかたなき傑作です。「嘘だろ。信じられないよ」という人には、CDショップでもオンラインでもいいので試聴してみることをおすすめします。

 とにかく全くといっていいほど弛みも綻びも見つけられません。それでいて開放感に満ち溢れています。1曲目の力強いメッセージ・ソングに驚く間もなく、聴き始めたらあっという間にラストまで。特にプリンスがギターで参加したファンク・ナンバー「SO WHAT THE FUSS」のかっこよさといったら。今でもちゃんとこういうことができる人なんだなあ。甘いバラードばかり歌っている人じゃなかったんだよなあ。

 2005年という年は、ポール・マッカートニーやストーンズといった超ベテランがそれぞれ力作を発表した年として記憶されると思いますが、このアルバムもそのリストに書き加える必要がありますね。

 それはそうとソウル・サーチン吉岡正晴氏の日本盤解説には笑ってしまったぞ。いまだにあのパターンを使い続けてるんだから。
「今度あなたのCDライブラリーに加わることになった一枚のCD をご紹介します。 ○○○(アーティスト名)の『×××』(アルバム名)」からはじまって、最後は 「これでこの○○○の『×××』 のアルバムはもうおしまい。いかがでしたか。このCDがあなたの CDライブラリーにおいて愛聴盤となることを願って…」で締めるってやつ。ちょっと脱力した。いったい何十年このパターンやってんだろう。サイト見ると「LINERNOTES SINCE 1975 by Masaharu Yoshioka」って書いてあるから、もう30年? いつまでもお馴染みのネタを繰り返すB級芸人みたい。いやもう芸として完成されすぎちゃってて変えようがないのかも。

 2005年10月29日(土) Touched by the Hand of God
◆THE WHO'S TOMMY THE MUSICAL「ブロードウェイミュージカル トミー」(e+(イープラス)チケット情報)
◆「グレート・ロックンロール・ムービー100」全リスト
 2ちゃんのTHE WHOスレで拾った情報ふたつ。
 「トミー」、リンク先で紹介されている写真を見る限りちょっとこそばゆい感じ。まあしょせんブロードウェイ・ミュージカルだし仕方ないか。
 下の方はこの記事で紹介されていたランキングの全リスト。「トミー」も「さらば青春の光」も入ってないんだよね…「キッズ・アー・オールライト」は23位に入っているけど。


 
○ニュー・オーダー「シングルズ」(2005)
 帯の惹句によれば「ニュー・オーダー初のコンプリート・シングル・コレクション」。
 彼らのシングル曲って、7インチVer.に12インチVer.、多数のリミックスVer、リテイクVer、そしてアルバム収録Verといろいろ複雑にからみあっていて正直僕にもよくわからんのですが(このサイトシングル・ディスコグラフィー見てるだけで頭がくらくらしてくる)、今回のアルバムは基本的に7インチVerをベースに収録したもののようです。(ただし「Blue Monday」のように12インチVerしかないものはそれを収録。ああややこしい。)

 というわけで、「Everything's Gone Green」のオリジナル7インチVer、「Temptation」のへろへろVer、「Confusion」のオリジナル陰鬱Ver.が初CD化とのこと。日本盤にはボーナス・トラックとして2曲のリミックスVerを追加。

 こうしてシングルを発表順に聴いていくと、ジョイ・ディヴィジョンの影をひきずりながらはじまったバンドが、革新的な「Blue Monday」を経て「True Faith」まで一気に駆け昇っていくさまがまざまざと体感できる。絶望的な世界観を抱えたままで聴くものをむりやりに踊らせてしまうその姿は、なんというか、神懸かっているとすら感じる。「テクニーク」期以降は、その様相もかなり異なってはくるけれど、それでも基本的スタンスは変わっていない。ああしばらくまた彼らの音楽を聴き狂いそうだな。

 ところでライナーノーツに書いてあったんだけど、「Krafty」ってクラフトワークに敬意を表した曲だったんですね。知らんかった。

 2005年10月27日(木) The song remains the same
     
◆ツェッペリン『狂熱のライヴ 』が¥980!(HMV Japan)
 DVDのおはなし。安いですな。ストーンズのライヴや「ウッドストック」も980円。いまやCD買うよりDVD買う方が安かったりするんだから、もうわけわからんです。

◆ソニック・ユース『GOO』デラックス・エディション盤が日本発売 (CDJournal.com)
 日本盤リリース情報がやっと出ました。12/7発売予定。

◆ストーンズ、スターバックスと組む(Jam! SHOWBIZ)
 11月にリリースされるレアリティーズ・アルバムですが、アメリカとカナダではスターバックス・コーヒーの各店でも販売されるそうです。UNDERCOVER記事には「スターバックスのみで販売」てなことが書いてあるけど、これは間違いみたいですね。「(通常のCDショップだけでなく)スタバでも売る」ってことらしいです。

◆ビーチ・ボーイズ、オークション主宰者ともめる(BBC NEWS)
 イギリスのオークション会社Cooper Owenが出品しようとしているビーチ・ボーイズ関係の品々は自分たちから盗まれたものである、とバンドがクレームをつけているとの記事。それに対してオークション会社サイドは盗品ではないと完全否定。
 出品されようとしているのは、初期の契約書や手書きの歌詞・楽譜、シングル盤のテスト・プレスなど。手書き楽譜の中には「Good Vibrations」や「God Only Knows」のオリジナル編曲譜も含まれているとか。

◆ピンク・フロイドがオーストラリアのアルバムチャートに返り咲く(UNDERCOVER)
 往年の名作「狂気」と「炎」が突然オーストラリアのアルバムチャートに登場したとのこと。「狂気」はプロディジーやアシュリー・シンプソンをおさえて24位、「炎」は57位でニール・ヤング新作より上だそう。
 なぜこれらのアルバムが突然チャートに登場したのかというと、CDショップがフロイドのアルバムを9ドル99セント(千円弱)という破格の値段で売り出したことが原因らしい。
 「なにも不思議なことじゃありません。ロールス・ロイスを10ドルで、ローバー・ミニを30ドルで売ってるようなものなんですから。」(CDショップ関係者のコメント)

 2005年10月26日(水) The Dreaming
     
◆ケイト・ブッシュ新曲「King Of The Mountain」PVフル試聴(※要QuickTime)
 公式サイトより。11年ぶりの新作「Aerial」のオープニング・ナンバー。あいかわらずケイト・ブッシュ・ワールドとしか形容できない世界が展開されています。映像からするとエルヴィスをモチーフにした曲みたいですね。それはともかく、さすがにお年を召されました…。
 ちなみにWindows Media Player・Real Player版はこちらで。

◆ポール・ウェラー、日本独自企画盤リリース(OngakuDB.com)
 日本未発表曲17曲を収録したCDにPV4曲収録のDVDをセットにしたもの。マニア向けぽい。

◆紙ジャケ・リリース情報(HMV Japan)
 バンコ壺ジャケを筆頭とするイタリアン・プログレやらジャパンやらストレイ・キャッツやらホール&オーツやらが大量に再発。一気に出しすぎじゃないすか。完全に予算オーバー。

◆ウィーザーのリヴァースがハーバード大に復学(MTV JAPAN.COM
 ロックミュージシャンらしくないとか悪口言う人が出てくるんだろうな、きっと。でも誰がなんと言おうと、やれるときにやりたいことやっとかないと後悔するよ。

◆TOTO、MP3再生対応の交換用便座−SDカードスロットやステレオスピーカー内蔵リモコン(AV Watch)
 ferm@ta2000経由。てっきりよくできた嘘ニュースかと思った。うははははは。ナイス。

 2005年10月25日(火) Shine a light
     
◆ローリング・ストーンズ「ALL DOWN THE LINE」訳詞(komasafarina’s ☆ Somethin’Celebration Is Goin’On)
 ああこんな詞だったんだ。英詞をろくに読みもせず勝手に鉄道の歌かなんかだと思ってた、ずーっと。

◆ボブ・ディラン出演の女性用下着CM(ゲームは1日8ビット)
 いやさすが御大。なぜ出演したのか理解不能。しかもセクシー下着のVictoria's Secretだよ…。

◆細野晴臣が『Hosono House』の楽曲を中心とするソロ・コンサートを開催(bounce.com)
 ハイドパークフェスに続き。やる気になっておられるのでせうか。

◆メリー・ホプキン、初のオフィシャル・ライヴ盤がついに! (CDJournal.com)
 こ、こ、これはゲットせねば! と思ったらオフィシャルサイトでの通販のみらしい。日本からも注文できますか?

◆あのヤホワ・ボックスがまさかの新装丁で再発!!!!(ディスクユニオン)
 あーヤホワ、ちょっと聴いてみたいんだよなー。
これらの作品の発表に関し、いかなる宗教的勧誘や、その他の宗教的意図はございません。純粋に彼らの生き様と音楽をお楽しみください。
 ってのがなんともいえず良いね。

 2005年10月22日(土) A saucerful of secrets
   
 リップ・リグ&パニック「GOD」の再発って、正規盤じゃなかったんだね…。どうりでamazonにもタワレコにもなくて、ユニオン取り扱いしかないはずだ。

 正規盤じゃないといえば、例のロシア盤紙ジャケ、あいかわらずいろいろと出ているみたいですね
 「ナイス・ペア」はちょっと欲しい。それからギルモアのソロも。

 最近笑った嘘ニュースはこれこれ。どちらも秀逸。

 2005年10月20日(木) S.O.S
    
◆マドンナ、アバに頼み込む(BARKS)
 アバって、基本的にサンプリングを許諾しないのか。ふーん。知らんかった。

◆台風カトリーナでジャコ大幅延期(HMV Japan)
多くのご予約をお受けしているJaco-The early Years Recordingsですが、ハリケーン・カトリーナのためCD工場が大きな損傷を蒙り、現在、マスタリング作業をやり直しております。大変申し訳ありませんが、発売が2006年明けになる予定です。
 こんなところにも影響が。

◆ディズニー、ザッパの息子が書いた本を映画化(BBC NEWS)
 ザッパの息子アーメットが書いた絵本(?)が映画化されるとのこと。「父親をモンスターから救わなければならなかった兄妹の物語」ってことですが。この記事の方がもう少し詳しいかな。
 しかし、本自体がまだ出版前なのに映画化権っておさえられちゃうんだね。

◆人が一生のうちに音楽にかける費用は平均21000ポンド(BBC NEWS)
 だそうです。CD購入やコンサート、音楽雑誌にかける費用の合計。21000ポンドっつーと、420万円くらい?
 で、特に音楽好きの人の場合は、平均の二倍強の44000ポンド(約880万円)らしい。もっといっぱい使っている人、ごろごろいるような気もしますが。

 2005年10月19日(水) Me,Japanese boy
 昨日とりあげたストーンズレア音源集の各収録曲について、「子供騙しの猿仕事日記」で詳しい解説がなされてます。さすがです。
 でもやっぱり詳しく知れば知るほど、もっと出すべきものがあるだろ、と思ってしまうのであった。ミック・テイラー在籍時のライヴ音源とか、エル・モカンボ・クラブ完全版とか出してくれりゃあ誰も文句言わないと思うよ。

 昨日のネタといえば、歴代表紙トップ40、もう見られなくなってますね。アクセスが集中しすぎたのかな。

    
 今日は名古屋に出張に行った。帰りにちょっとタワレコをのぞく。
 ハーパース・ビザールの紙ジャケ、現物をみたらすげー欲しくなった。でも金ないよ…。
 パンク10枚組コンピ1,480円也ってのにもかなり心惹かれたけど我慢した。偉いぞオレ。
 そのかわり雑誌「UNCUT」最新号を買った。今回の付録CDは「スプリングスティーンにインスパイアされた曲」特集。カウボーイ・ジャンキーズやジョン・ハイアットなどの曲が収録されている。メアリー・ルー・ロードによる頼りなげな「涙のサンダーロード」なんてのもある。
 この雑誌のおまけCDって、いつもかなりレベル高い。以前買ったREMのフェイヴァリット曲集ってのも良かったし、キース・リチャーズが選んだDEVIL'S MUSIC集なんてのもあった。(買い損ねたけど。)
 雑誌自体もなかなか読み応えがあるし、これで1000円そこそこの値段だってのはほんと安いと思う。
 ただしさすがに人気があるらしく、うかうかしているとすぐに店頭から消えちゃうのは困るな…。

 2005年10月18日(火) I just wanna make love to you
     
◆ローリング・ストーンズ、レア音源集を発売!最新作の特別盤も(CDJournal.com)
 ストーンズのレア音源って、ビートルズと違ってあんまりわくわくしないんだよね……買いますけど。

◆ジェイソン・ムラーズはチアリーダーだった(MTV JAPAN)
 は?

◆米誌歴代表紙1位は殺害当日のジョン・レノン(CNN.co.jp)
 これは確かにインパクトある写真。
 ちなみに2位以下の表紙はここで見られます。かなり重いけど。

◆ミュージカル『TOMMY』来日情報(Won't Get Fooled Again * The Who News)
 ついに日本でもやるのかと思ったら東京だけやん。ちっ。

◆故ジョン・ピールのレコード・コレクション、家族が保管(NME.COM)
 LPが26,000枚、シングルが40,000枚、CDも40,000枚。
 「このコレクションはジョンそのものなのです。手放すなんて、そんなおそろしいことできません。」(ジョン・ピール夫人)

 2005年10月16日(日) Blink and you'll miss it
◆ジム・オルーク、ソニック・ユースから離脱?(Billboard.com)
 ソニック・ユースは次回作をオルークなしで制作する予定だそうです。ジムは自己プロジェクトに専念することになると。 ライヴの方にも参加しなくなっちゃうのかな? ちょっと残念。
 その他、SY関連のニュースとしてSonic Youth EPの再発が2006年初めになされること、99年に大量に盗まれた機材のうちギター2台が戻ってきたことが公式サイトに掲載されていました。

◆ビートルズ論争(Wikipedia)
 LIVE AT BUDOKAN経由。そういえばこういうのあったよなー。当時、小林信彦の見苦しさに幻滅した記憶が。


 
○ポール・ウェラー「アズ・イズ・ナウ」(2005)
 買おうかどうか迷っていたときに数曲試聴してみて、「おおカッコイイ」ってことで結局買ってしまったんだけど…。
 うちに帰って通して聴いてみたら、なんかどうもしっくりこない。
 どの曲もアレンジは素晴らしいと思うし、アルバム全体に流れる雰囲気はとてもいいんですよ。
 ところが曲自体の魅力を自分の中でうまく捉えることができないのです。
 これはウェラー氏の責任なのではなく、単に彼の今の曲作りのセンスと僕の好みが合わないだけなのかもしれない。
 たとえば、僕にはマッカートニー新作はほんとに素晴らしく思えたわけですが、ネットでの感想を読むと、意外と多くの人が「曲自体の魅力に欠ける」という理由であのアルバムをばっさり切り捨てていたのにはびっくりしました。僕には曲としての魅力も十分に感じられたので。
 で、たぶんそれは単に「合うか・合わないか」だけのことなのではないかと思ったのです。誰にも好みがあるわけですから。僕には「合った」けど、他の人には「合わない」と。
 それと同じ事をこのアルバムに感じてしまったのでした。今度は「合わない」方で。
 そういう意味でちょっともどかしいアルバムかも。でももう少し聴き続けてみよう。

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