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はてなダイアリー(Everything but Music)

 2004年8月15日(日) Small flowers crack concrete
◆R・ストーンズのチャーリー・ワッツ、喉頭がんで闘病中(ロイター)
 「完治する見通し」とのことで安心したが、もうこれで長期ツアーには出られなくなるんじゃないかな…。

○ソニック・ユース「NYCゴースツ&フラワーズ」
 2000年リリース。聴くたびに印象が変わるアルバムだ。シグナル音ではじまりノイズを経て唐突に終わる。
 キャッチーな部分など全くないのに聴き続けずにいられない。他の作品とはどこか位相が違うように感じられる。
 ちなみにジャケットのX線写真ウィリアム・バロウズ作品だそうです。

 2004年8月13日(金) Combat Rock
 一週間ぶりに職場に行ったら、100通くらいメールがたまっていた。分け入っても分け入っても未読の山。

◆クラッシュ、怒涛の紙ジャケ・リリース!!!
 おおなんと「パールハーバー'79」も。どこまであれが再現されるのか楽しみ。

◆ビリー・ジョエル、オリジナル作品8タイトルを紙ジャケ化!
 エアロスミス、ボブ・ディラン、吉田美奈子、ソフト・マシーン、クラッシュ、そしてビリー・ジョエル。今年はソニー紙ジャケの年かも。

◆カンサス、初期作品のリマスター盤とBOX SETを日本でも発売に!
 どうせならこれも紙ジャケでリリースしてくれればいいのに。
 
 以上、すべてCDJournal.comより。

 2004年8月11日(水) Wish you were here
 二日間の夏期休暇。
 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を妻と一緒に観に行く。
 映画が始まって10分くらいしたところで、とあるミュージシャンが画面の隅に突然現れたので、思わず「あ、あれは…」と声を上げてしまった。
 妻「どうしたの?」
 僕「いや、今、オアシスのメンバーが一瞬映ったんで。」
 ……間違えました。正しくはイアン・ブラウン(元ストーン・ローゼズ)です。申し訳ない。猿顔見誤った

○「ピンク・フロイド&シド・バレット・ストーリー(DVD)
 BBCで放映された番組のDVD化。
 かなり期待して観たのだが、伝記本を読んでいる身にはちょっと物足りなかった。既に知っているエピソードが多くて。所詮50分という限られた時間でまとめたものだし。
 でも「『WISH YOU WERE HERE』をレコーディング中のスタジオに突然シドがやってきたが、あまりに風貌が変わっていて誰だかわからなかった。」という有名なエピソードが、メンバーの口から直接語られるのを聞くことができたのでまあいいか。半信半疑だったんで。
 ロック界に流布する伝説によると、そのときシドは、「新しい曲を作ったから見てくれ」と、持ってきたノートをメンバーに見せたのだが、そこにはなにも書いてなくて真っ白だった…てことになっているんだけど、そのあたりは実際どうだったんでしょうね。
 それにしてもフロイドのメンバーは年食ったなあ。ロジャー・ウォータースとリック・ライトはともかく、デヴィッド・ギルモアとニック・メイスンはただのおっさん顔に成り下がっていました。

 2004年8月9日(月)〜10日(火) Monster in Town
 レコード・コレクターズ9月号を見て知ったんだけど、吉田美奈子のアルファ音源がやっと再発されるんですね。
 しかも初回盤は紙ジャケ。そしてありがたいことに非CCCD。オリジナルアルバム単位では聴いたことがなかったのでこれは楽しみ。8/18リリース。

 月・火と1泊で高知に出張。月曜の夜にはよさこい祭りの前夜祭が行われていて、町はとてもにぎやかでした。女のひとたちがほんとに楽しそうに踊っていたのが印象的。
 出張の行き帰りの電車の中で聴いたのは、佐野元春「THE SUN」ガールポップ編集盤その1その2。そしてモー娘。B面曲集

 2004年8月8日(日) Joy and Fear
○佐野元春 and The Hobo King Band「THE SUN」
 月にはじまり太陽に終わる。その途上では恵みの雨が降り、観覧車の中で星空を見上げたりもする。
 「希望」とか「魂」とか「夢」とか、手垢にまみれてしまった言葉に本来の輝きを取り戻そうとする愚直なまでの意思に心をうたれる。音楽の力。音楽の力。
 CCCD騒動に端を発した新レーベルへの移籍という「義」に敬意を表して買ったアルバムだけれど、そんな動機で聴こうとした自分を恥じてしまった。
 かつて佐野元春を心の支えにしていたのに、今は彼の音楽から離れてしまった人たち全部にこのアルバムを聴かせて回りたい。いまでも彼はこんなに素晴らしい音楽を作り続けているんだ、と。
「思い描いていた未来と違ってたけど 信じたいものに沿って好きに行けばいい/くしゃくしゃにもつれた夢をほどいて 心のたよりなさを見抜かれないように」(「観覧車の夜」) 

 2004年8月7日(土) Energy fools the magician
◆とみぃの宮殿、終了。
 悲しい。でも、始まりのあるものには必ず終わりがあるのだから仕方がないと思うことにします。お疲れさまでした。「とみ宮2」楽しみに待ってます。

○ブライアン・イーノ「ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ」「テイキング・タイガー・マウンテン
 「アナザー・グリーン・ワールド」「ビフォア・アンド・アフター・サイエンス」
 楽しみにしていた紙ジャケ再発だけど、正直がっかり。「ジャケット、インナーについてはオリジナル・アナログ盤発売当時のものを再現しました」と書いてあるのに、ジャケはともかく、どれひとつとしてインナーなんか入ってないしさ。
 「ビフォア・アンド・アフター・サイエンス」初回盤に封入されていたピーター・シュミットの絵も再現されてないしさ。
 「アーティストの意向により歌詞・対訳は割愛させていただきます」ってことで歌詞すら載ってないしさ。
 かんじんのリマスターの方も、たしかに音は良くなってるけどびっくりするほどじゃないしさ。
 それからどうして「ウォーム・ジェッツ」だけ税込2600円なんだ?(他3枚は税込2548円)
 ただのシングルジャケで特別なオマケがあるわけでもないのに。不可解。
 凝った紙ジャケ再発をしても税込1890円という価格におさえているソニーを見習ってほしいよ、東芝EMIさん。
 
 「駄目ジャケ100選」に参加しました。こちらをどうぞ。

 2004年8月5日(木) Wonderful Land
◆駄目ジャケ100選
 K'z ROOM...NAKEDで知りました。うははは。好き好きこういうの。僕もいつか参加しよう。
 候補としては
 とかとかてなところで。
  

 2004年8月4日(水) Take it to the limit
◆Eaglesの名作が紙ジャケで蘇る! (HMV Japan)
 ワーナー紙ジャケ復活。期待してます。

 出勤時にマイク・オールドフィールド「ファイヴ・マイルズ・アウト」
 彼のアルバムの中ではこれがいちばん好きだ。元祖宅録ヲタクだった内向的少年が到達したバンドサウンド。ユーリアン・パイプの名手パディ・モロニー(チーフタンズ)の演奏も素晴らしい。ケルト魂爆発なり。
 帰りはジョニ・ミッチェル「ブルー」。アコギとアコピ。ローラ・ニーロみたいなジョニ・ミッチェル。
「LSDに酒にろくでなし 注射針に銃にマリファナ/たくさんの笑い声 たくさんの笑い声/誰もがいう 地獄はいちばんヒップな場所だと/あたしはそうは思わない でもその近くをぶらぶらしてみることにするわ」(「BLUE」)

 2004年8月3日(火) The boy with the thorn in his side
◆『London Calling』25周年記念エディション!(HMV Japan)
 前にもとりあげたけれど詳細が発表されたようなので。11月には紙ジャケも。「パール・ハーバー'79」、紙ジャケ化されねえかな…。

 仕事の行き帰りにソニック・ユース「デイドリーム・ネイション」
 あいかわらずSYを聴き続けている。最近はオフィシャルサイトにアップされているMP3やら「MIXTAPE VOL.1」やらも聴いてる。アルバム未収録曲やレアトラックがごっそりと。ありがたやありがたや。

 フジロックをドタキャンしたモリッシーの代わりにスミスのコピーバンドが出たという話にはひさしぶりに大笑いさせてもらった。スマッシュ最高。偽モリッシーの表情がたまらん。

 2004年8月1日(日) My Generation
 ああそうか。ついにストーンズもCCCDか…うんざりだ。

○ザ・フー「キッズ・アー・オールライト」<ディレクターズ・カット完全版>
 この映画が英米で公開された1979年、当然のごとく日本においては劇場公開の気配などかけらもなかった。
 仕方なく僕は、サントラ盤を聴き、オマケに付いていたブックレットの写真をながめながらザ・フーの映像を見ることをひたすら夢見ていた。
 その願いがかなったのは大学に合格して上京してからだ。渋谷センター街にあった輸入ヴィデオ販売店(名前はもう忘れてしまった)で、洋楽輸入ヴィデオの有料上映会をやっていて、そこでやっと僕は「キッズ・アー・オールライト」を観ることができたのだった。もちろん字幕などなかったからピートの話す内容やキース・ムーンのジョークはよく理解できなかったけれど、それでも感激したものだ。
 それから何年かして日本版ヴィデオが発売された時にはもちろん入手した。ザ・フーの映像を手元に置いておくことができるなんて夢のようだった。
 そしてついにDVDだ。しかも2枚組ディレクターズ・カット版。
 映像がおそろしくきれいになっていることに驚く。特にウッドストックの映像や、シェパートン・スタジオにおけるスペシャルライヴの生々しさには震えがくる。音もよくなった。
 特典映像では、ジョン・エントウィッスルのベースプレイだけを取り出して聴かせる「THE OX」がおもしろかった。淡々と超絶技巧を繰り出す様を堪能できる。
 唯一の不満は翻訳だな。字幕翻訳はラフすぎ。会話の意味がうまくつかめないところがあるし。
 「(ポール・マッカートニーの)”Mull of Kintyre”(邦題:夢の旅人)が流れているかと思うと…」という部分が「マッキンタイアが歌っているかと思うと…」と訳されていたのにはちょっと笑ってしまった。
 それから情報満載の素晴らしいブックレットが付いてるんだから、これも翻訳がほしかったよなあ。日本語解説なんかいらないからさ。ねえ。

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