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はてなダイアリー(Everything but Music)

 2006年3月18日(土) She said YEAH
 なんか今週は忙しかった。せっかくディスクユニオンから届いたストーンズ紙ジャケ22タイトルもろくに聴けない始末。土日のうちになんとかする。
 ストーンズといえば、無事来日したようですね。竹内都子(ピンクの電話のひと)は上海公演まで追っかけるらしい。すげえなー。あ、ブログで成田空港レポートしてら

  
◆モーニング娘。の変わらぬ人気の理由(Yahoo!ミュージック)
 高橋愛はU2聴いてるんだって。おお。で田中れいなは工藤静香、道重さゆみはアニメ音楽。ははは。
 ところでこの記事書いているのは、いつも見ている有名音楽サイトの管理人さんだったのでした。さすが&なるほどって感じ。

◆Fripp & Eno の未発表アルバムが DGM Live に?(La T-Calf)
 Excite翻訳結果が笑えます。それはともかく多少は期待していいのかな?

◆70年代の隠れた珠玉盤、HOWDY MOONとBUGALOOS(bounce.com)
 キッズ系ソフトロックのバガルーズ、聴いてみたい。

◆日本一遅い!? 年間ベスト2005(PLUG IN)
 つじあやのタンやアン・サリー、ウルフルケイスケなどに混じって、なぜかミュージックマシーンのひとと「音楽配信メモ」津田さんがエントリしてるよ。

◆元ウェイラーズのベーシスト&ドラマーがロイヤリティを求める訴訟を提起(Yahoo! Music)
 アストン”ファミリー・マン”バレットとカールトン・バレットの兄弟ですね。
 二人はアイランド時代のアルバムに対するロイヤリティを求めて、マーリーの遺族とアイランド/ユニヴァーサルを訴えたのだそう。彼らの弁護士が言うには「ウェイラーズが世界的成功をおさめたのはバレット兄弟が作り出したサウンドのおかげだ。彼らは屋台骨だ。」 一理ありますな。
 これに対し遺族とレーベル側は「彼らはロイヤリティの権利をすでに放棄している」と主張しているとのこと。
 それはそうとこの一文には驚いた。「バレットは現在60代で、52人もの子供の父親である。」ご、ごじゅうににん…。

◆ザ・スミス再結成のために大金のオファー(NME.COM)
 コーチェラ・フェス2005にザ・スミスとして出演すれば500万ドル支払う、とのオファーがあったとモリッシーが暴露しています。モリ氏はもちろん断ったわけですが。でも他の3人の中には、ノドから手が出るほど金が欲しい人いそうだよね。

◆ザ・フー、あせらずにアルバム制作中(Billboard.com)
 現在20数年ぶりのニューアルバムを制作中と伝えられるザ・フーですが、ロジャー・ダルトリーによれば「アルバム完成に向けたタイムテーブルはないんだ。出来上がったときにリリースする、ってことさ。」とのこと。もちっとあせれや。

 2006年3月16日(木) Let's go get stoned
 さっき職場から電話があって、明日の朝6時半に出勤しろって。とほほ…。

 
◆「マッド・ドッグス&イングリッシュメン」完全版(Hip-O Select)
 無駄遣いな日々経由。フィルモア・イーストにおける1970年3月27日と3月28日のライヴを完全収録。6枚組。限定2500セット。この間、デラックス・エディションが出たばっかりなのにー。

◆チャリティ・ショップでレノンのサインが発見される(BARKS)
 手荷物預かり所の引換券が20万円…。

◆ディス・ヒート セカンド・アルバム:ディスクユニオン初回限定紙ジャケット仕様発売決定!!(ディスクユニオン)
 すいませんファースト買ってません。

◆ザ・ローリング・ストーンズに会える!(OngakuDB.com)
 3/22と4/2公演のチケットを持っている人からそれぞれ1組2名ずつをバックステージにご案内。
 僕が行くの4/5なんですけど。

◆キッスが7月に突然の来日公演!(CDJournal.com)
 行きもしないのにキッス来日と聞くだけでわくわくしてしまうのが僕世代の性。

◆ナイン・インチ・ネイルズとバウハウスが共演(VH1.com)
 NINの全米ツアーのオープニング・アクトをバウハウスがつとめるとのこと。見出しの「Monsters Of Goth」てのにちょっと笑った。

◆U2が金持ちランキングのトップに(soundgenerator.com)
 昨年もっとも稼いだミュージシャンのトップはU2で154万ドル。続いて、ストーンズ、イーグルス、マッカートニー、エルトン・ジョン……9位にデイヴ・マシューズ・バンド。昔だったらグレイトフル・デッドのポジションすか。

 2006年3月14日(火) Stone alone
 今日は英語ニュースが多くなっちゃいました。翻訳サイト(これとかこれとか)駆使して読んでください。

 
◆ビル・ワイマン「ストーンズはやめるべき」(BARKS)
 「不動産や事業などで2,000万ポンド(約41億円)の資産を持つ彼だが、手持ちの現金は少なく『働き続けなきゃいけない』のだそうだ。」 ほんとの金持ちほどそういうこと言うんだよな。

◆I・ヘイズ、宗教への愚弄理由に人気アニメの声優を降板へ(ロイタージャパン)
 サイエントロジー信者なのにこれまでサウスパークに出ていられたことが奇跡。

◆ティーンエイジ・ファンクラブ、「バンドワゴネスク」を再演(NME.COM)
 過去の名盤をまるまるライヴで演奏する"Don't Look Back"シリーズにTFCが出演するとのこと。去年はこのフェスでストゥージズが「Funhouse」を、ベルセバが「If You're Feeling Sinister」を演奏したんでした。

◆リンダ・ロンシュタットのストーカーに評決(Yahoo! Music)
 10年間ストーカーをつづけた男は、リンダ・ロンシュタットのコンサートに行くこと、1000フィート以内に近づくこと、電話をしたり手紙を書くこと、カードや花を贈ることなどを禁止されたそうです。しかし60にもなってストーカーの恐怖に脅えなければならないなんてね。

◆ジョン・レノンに霊媒がコンタクト(UNDERCOVER)
 4月に放送されるアメリカの有料テレビの企画で、霊媒がジョン・レノンの魂を呼び出すとのこと。迷惑なこった。

◆スコット・ウェイランドがアクセル・ローズに反撃(UNDERCOVER)
 元ストーン・テンプル・パイロット、現ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのスコット・ウェイランドがアクセルに「詐欺師」と言われたことに反撃。ヅラ野郎とか偽物とか臆病なチビとか、フォー・レター・ワーズを活用してののしり放題。

◆リンゴ・スター、オールスターバンドのラインアップを公開(JAM! SHOWBIZ)
 今度のバンドメンバーは、ロッド・アージェント、シーラ・E、リチャード・マークス、ビリー・スクワイア、エドガー・ウィンター……え?

 2006年3月13日(月) Smack my bishop
 「Be My Baby」を歌うロネッツの映像。動くロネッツって初めて見た気がする。やっぱすげーなYouTube。
  (TOKI☆DOKI !! DOKI☆DOKI !!経由)

 
◆法王はiPodマスター(医学都市伝説)
 オチが洒落てますね。でもこのオチのおかげで本体記事を信じるべきかどうかわからなくなったよ。

◆タウンゼント「ピートは究極のニヒリスト」(BARKS)
 自分のこといってんのかと思った。

◆アクセル・ローズ、スラッシュを“合法的”に非難(MTVJAPAN)
 スラッシュ、このあいだけっこう好意的なコメントしてたんだけどな…。

◆中島美嘉、ニューオリンズに捧ぐ(OngakuDB.com)
 アラン・トゥーサン、シリル・ネヴィル、メンフィス・ホーンズとの共演だって。だれの差し金だ。

◆カーズ再始動(JAM!SHOWBIZ)
 リック・オケイセックが写ってたんでびっくりしたけど、古い写真を使っているだけでした。オケイセックは参加しません。トッド・ラングレンとカシム・サルトンはメンバーだけど。

◆コートニー・ラヴ、権利を売り払う準備に入る(NME.com)
 ニルヴァーナのバック・カタログの権利を売り払う準備をすすめているとのこと。御本人の発言らしい。

◆剣型ギター(Music thing)
 うははは。エクスカリバー!

 2006年3月12日(日) Heaven and Hell
 ベルセバ来日決まったのはいいけど、今回は名古屋とばしかよ…ちくしょー。

 
 ザ・フーのオリジナルメンバーソロ紙ジャケ続編。ストレンジ・デイズ・レコードからリリースされたジョン・エントウィッスルとキース・ムーンのソロアルバム計6種です。ユニオン特典(箱&レプリカ帯)が欲しくて全買いしてしまいました。
 このあたりになると、ピートのソロよりも聴いている人がさらに少ないと思うので、またまた簡単な紹介を。

 まずはベーシストであるジョン・エントウィッスルの5枚。
 「衝撃!!」は1971年リリースのファースト・ソロ。ザ・フーのアルバムでは自分の曲が1,2曲程度しか使ってもらえない鬱憤を晴らすべく、相当の気合いを入れて制作したと思われるアルバム。とはいえアルバムタイトル(「おまえの頭を壁に打ち付けてやる」)やジャケットデザインの悪趣味なところは、いかにもブラックジョーク好きの彼らしい。音楽面では意外なほどナイーヴな表情を披露していたりして、全体的にはちょっと大味で単調に思えるところもあるものの好きなアルバムです。当時ピート・タウンゼントも絶賛したとか。

 「風の詩」は1972年のセカンド・ソロ。基本的には前作の延長なんだけど、ポップな手触りの曲が増えています。ピーター・フランプトンがぎゅんぎゅんギターを弾いている曲が目立つのも特徴的。ジョンのソロを聴きたいという人には、まずこれかファーストをおすすめします。メルヘンぽく見えて実はやっぱり黒いジャケも良いです。

 「死後硬直」(1973)は、前二作とはかなり趣を異にした作品。「死後硬直が始まった」というタイトル、ジャケットには棺桶。で、ジャケ内側には美しく飾られたお墓の写真が。そのお墓の主の名は「ロックン・ロール」。そして収録曲はオールド・ロックンロールのカバーやそのテイストを持った曲が中心。シャレがきついなー。歌詞もあいかわらずブラック。「首にヒモをかけて空中で踊ろう」と歌う「ドゥ・ザ・ダングル」とか。まあ、彼なりのロックン・ロール・リバイバルだったのかもしれませんね。でもちょっと趣味的すぎるような気も…。

 「マッド・ドッグ」(1975)も「死後硬直」と同様のオールディーズ路線。楽しいんだけど、同じ趣向が続くと少々飽きるかな…。このアルバムを制作するにあたってジョンは「John Entwistle's Ox」というバンドを結成し、ツアーまでしたらしいのですが、商業的には成功せず、ここまでコンスタントに続けてきたソロ活動も、この後しばらく休止することになります。

 「最後のヒーロー」は1981年リリース。ジョー・ウォルシュ(ギター)、ジョー・ヴィターレ(ドラムス)とのトリオ編成で、ソロ・ワークを開始したときの初心に戻ったようなアルバム。曲も演奏もなかなかにクオリティ高いです。これを彼のソロの最高作にあげる人もいるくらい。キース・ムーンが死んでザ・フーが先行き不透明になり、同時期にピート・タウンゼントが本格的なソロとして発表した「エンプティ・グラス」がヒットし、という状況に対抗心を燃やしたのかもしれません。トレードマークのブラック度も低め。個人的には、ジョー・ウォルシュのギターはあまりジョンの音楽にマッチしていないように思えてしまうのですが。

 さて、続いてキース・ムーン唯一のソロアルバム「トゥー・サイズ・オブ・ザ・ムーン」(1975)です。
 ビーチ・ボーイズのカバーあり、「キッズ・アー・オールライト」のセルフカバーあり、はたまたオールディーズやカントリー・ナンバーにトライしてみたり、ジョン・レノンから送られた「ようこそレノン夫人」を歌ってみたり、とにかくやりたいことは全部やりましたという感じの楽しい作品です。リンゴ・スター、ハリー・ニルソン、ジェシ・エド・デイヴィス、ダニー・クーチ、ジム・ケルトナー、フロー&エディetc.といった豪華ゲストも魅力的。キースの歌はお世辞にもうまいとは言えないんですがビートルズ「イン・マイ・ライフ」でのボーカルにはなぜかぐっとくるものがありますね。

 紙ジャケの出来自体やユニオン特典については別ページに写真付きで紹介しています。オリジナルアナログとの比較なんていう高度なことはやっていないんであれですが、興味のある方はどうぞ。

 2006年3月10日(金) (Baby, baby) Can I invade your country?
 キャピトルBOX VOL.2の詳細がHMVに出てますね。収録されるアルバムは「The Early Beatles」「Beatles VI」「Help!」「Rubber Soul」の4枚だそうです。で、ロング・ボックス仕様と通常ボックス仕様との2種類がでるとのこと。なんで?

 既製の紙ジャケに飽きたらず自分で作ってしまった人。すごい。レーベルまで再現してるし。


 
○スパークス「ハロー・ヤング・ラヴァーズ」(2006)
 クイーンばりのめくるめくオペラティック・コーラスで「僕はただうだうだしてるだけ」。
 「ジュヌヴィエーヴはディオールをつけてる/マーガレットはトレゾールをつけてる/メリー・ジョーはローレンをつけてる/でも君はなにも香水をつけてない/だからこそ僕は 君と一生を過ごしたい」。ペダンティックなのにこのうえなくシンプルなラヴソング。
 軽快なサウンドに乗せて歌われる「世界中の国々よ 惑星よ 星々よ 遙かなる銀河系群よ/自由が消えていくのを見過ごしてはいけない さあ侵略しよう/ベイビー、君の国を侵略してもいいかい?」。
 「雨は僕の上を流れ落ちてゆくだけ/涙は僕の上を流れ落ちてゆくだけ/だって僕は防水加工されているから」。
 木から下りられなくなった子猫を救って、その飼い主の女性とよろしくやりたいという消防士の妄想。

 これはそんなねじくれたポップソングが満載されたアルバムだ。
 詞とサウンドのアンバランスさがもたらすおかしみ、皮肉な笑い、シニシズム。誰かに告白したら一笑にふされてしまうような哀しみ。それらはすべてこのストレンジなアンバランス感によってもたらされている。だからむしろこれは「絶妙なバランス感」というべきなのかもしれない。

 僕はスパークスの熱心なファンではない。正直、「いまだにやってるのか」くらいにしか思っていなかった。でもこのアルバムは、そんな人間の認識を塗り替えるのに十分なクオリティをもった傑作でした。
 ここで少しだけ試聴できるので、興味を持たれた方はぜひ。
 

 ※正しくない表現。ほんとはクイーンがスパークスの影響受けたんだから。

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