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はてなダイアリー(Everything but Music)

 2006年4月14日(金) Eric's trip

 
◆米議会図書館がソニック・ユースのアルバムを登録(BARKS)
 選ばれたのは「デイドリーム・ネイション」。新たに登録された50音源のリストはこちらに。

◆こんなところに!“有名人登場ジャケット”特集!(CDJournal.com)
 一番下のブロンソンとハリソンが気になる。

◆ビートルズ「キャピトル・ボックス2」偽モノ盤交換方法(WhatGoesOn.com)
 英語で電話するのもメール書くのもめんどくさい…。

◆ビートルズの楽曲、ダウンロード販売へ(Billboard.com)
 もうひとつビートルズ関連。ダウンロード販売用に楽曲をリマスタリング中だそうな。でもアップル・コンピュータを訴えてる以上、iTunes Music Storeでは売らないんでしょうね。
 ※4/15追記 日本語記事出てました

◆ストーンズ、メルボルンで公演(UNDERCOVER)
 現在、オーストラリア・ツアー中。あ、オープニングが「サティスファクション」だ。

◆カイリー、写真に現れた回復ぶり(BBC NEWS)
 乳ガンから順調に回復しているそうだが。髪が短いのは、抗ガン剤の影響だろうか…。

 2006年4月11日(火) Hold you back
 Bridges To The Stones名古屋公演セットリスト、思いきり間違ってる……ていうか、オレの観たかったセットリストだよこりゃ。

 
◆TOTO来日記念・紙ジャケ追加生産!(HMV Japan)
 産業ロックの権化だよねTOTOって、と悪口いいながらも、実は買い損ねて悔しい思いをしていたので、ちょっと嬉しかったりする。

◆モット・ザ・フープル&イアン・ハンター、紙ジャケ化(CDJournal.com)
 詳細はこちらに。がんばってるなあソニー。

◆ニール・ヤング、新作はサントラ(OngakuDB.com)
 サントラとはいいつつも実質はライヴアルバムみたいすね。

◆エルモア・ジェイムスの生涯が明らかとなる初の伝記発売(リッスンジャパン)
 限定1000部で7インチシングル付き。すごくコレクタブル。

◆ソニック・ユース、フジロックに出演(sonicyouth.com)
 フジロックなんて行けるわけない。単独公演やってよ。

◆ビートルズがニューアルバムをリリース?(albumvote.co.uk)
 ラスヴェガスでビートルズをモチーフにしたショウがおこなわれるのに合わせて、"completely new music"なアルバムが出るとの情報。ほんとかよ。ソースはこの記事らしい。ニール・アスピノールのコメントもあったりして、もっともらしいんだけど…。
 (4/14追記) CDJournal.comにも記事出ました。信じていいの?

 2006年4月9日(日) Rough justice
 紙ジャケ掲示板3で知ったんだけど、ビートルズのキャピトルBOX2(EU盤)に収録された「BEATLES VI」「RUBBER SOUL」のモノミックスはオリジナルミックスじゃなくて、ステレオミックスからモノに変換しただけのものだったらしい。
 それ詐欺やん。オリジナルのステレオ&モノミックスをデジタルリマスターしたってのが売りだったんだから。買っちゃったオレはどうすりゃいいの。ミスってことで修正版が出るらしいんだけど、交換してもらえるんだろうか…。
 くわしい記事はこちら。(英語です)

 
◆ローリング・ストーンズ「ア・ビガー・バン〜スペシャル・エディション」(2006)
 名古屋公演を見に行ったときに勢いで買ってしまった日本盤。「ビガー・バン」CDにDVDをセットしたもの。
 CDの方はレギュラー盤(セキュアCD)と変わらないのでDVDの方の感想を。
 DVD収録内容は以下のとおり。

 (1)Introduction To A Bigger Bang(約10分のミニ・ドキュメンタリー。日本語を含む5カ国語字幕つき)
 (2)Streets Of Love(プロモビデオ。監督のコメンタリー・モードあり)
 (3)Streets Of Love(TV放映用パフォーマンス映像。リップシンク)
 (4)Rough Justice(同上)
 (5)Rain Fall Down (Ashley Beedle's 'Heavy Disco' Vocal Re-Edit)(リミックス・ヴァージョン。オーディオのみ。)
 (6)Under The Rader(新曲)(「ビガー・バン」制作時のアウトテイクと思われる。映像は動画でなくフォト・ギャラリー)
 (7)Don't Wanna Go Home(新曲)(同上)
 (8)Album Lyrics(アルバムに収録された16曲の英語歌詞)

 EPK(エレクトリック・プレス・キット)という注釈の付いた(1)が面白かった。各メンバーのインタビュー(アルバム主要曲の解説もあり)、レコーディング映像、ジュリアード音楽院でのプロモライヴ映像などを使用してコンパクトにまとめたミニ・ドキュメンタリー。レコーディング映像では、ミックがデモ作成のためにドラムをたたくシーンがあったりする。
 (6)(7)はアウトテイクとは思えない良曲。ボーナス・トラックとしてCDの方に収録してくれてもよかったのに。
 それ以外にも「Streets Of Love」のPVや、口パクだけどTV用パフォーマンスも楽しめるし、それなりに満足できるDVDでした。
 ちなみに上に掲載したベロマーク付きの黒い紙ケースをはずすと「ビガー・バン」のジャケットが現れます。

 2006年4月8日(土) I dreamed I dream

   
 3月にアメリカでリマスター再発されたソニック・ユース関係音源3種を聴きました。
 まず1982年のデビューEP「SONIC YOUTH」。長らく入手困難な音源だったので、これは本気で嬉しい再発です。
 SYリスナー歴の浅い僕は、このデビュー音源についてはこれまで断片的にしか聴いたことがなかったのだけど、こうしてちゃんとした形で聴いてみて、いまだに輝きを失わない鮮烈な音楽であることに驚きました。生々しくありながら、ある意味とても洗練されている音。たとえば1曲目「The Burning Spear」や2曲目「I Dreamed I Dream」を聴いてもらえればそのことが実感できると思います。もうむちゃくちゃカッコいい。キム・ゴードンのベースが目立っているのも良いです。
 今回の再発盤には、オリジナルの5曲に加えて、'81年9月18日のライヴ音源とその直後に録音された未発表曲を収録しています。このボーナス音源もなかなかに興味深いものでした。そしてブックレットには、盟友グレン・ブランカと、リチャード・エドソン(当時のSYのドラマー)によるライナーノーツも掲載されています。

 「Whitey Album」(1989)は、Ciccone Youth名義でリリースされたアルバム。いまだに評価がわかれる(というか人によって好き嫌いのわかれる)作品です。ジャーマン・ロックに影響を受けたとおぼしきエクスペリメンタルな意匠をまといながら、実はあのマドンナへのトリビュート・アルバム(ジャケもよく見るとマドンナの写真)でもあるという点がそもそもわかりにくいんですよね。しかもロバート・パーマーの「Addicted To Love」のカヴァーまで収録されていて、さらに混沌具合を増しています。でもひさしぶりに聴いたらけっこうおもしろかった。毎日聴くようなアルバムではありませんが、ときどきなにかを確かめるように聴きたくなる作品かもしれません。
 ちなみに今回の再発にあたって、ボーナス・トラック等の追加はなし。ブックレットのアートワークも変わっていません。
 リマスターのおかげで音は良くなりましたが、驚くほどのものではないし、もともとあまり音質をどうこう言うアルバムではないと思います。

 リタ・アッカーマンによるジャケット・アートワークが素晴らしい「Psychic Hearts」は、1995年にリリースされたサーストン・ムーアのソロ・アルバム。
 これは掛け値なしの傑作ですね。ギター+ベース+ドラムスというシンプルな編成によるノワール・ギター・ポップがたっぷり詰まっています。ひねくれポップ好きの人にも楽しめるんじゃないでしょうか。20分のインスト大曲「Elegy For All The Dead Rock ☆s」だけはSY本体のアルバムに入っていてもおかしくない感じはしますけど。
 これも再発にあたってボーナス・トラックはなし。アートワークも従来盤から変更ありません。もともとデザインの完成度が高いので、いじりようがないのかも。
 音質の方は、リマスターによって音圧が上がり、各楽器の音像がクリアにはなっていますが、これまた驚くほどのものではありません。旧盤を持っている人は買い換えを悩むところですね。未聴の人にとっては、手に取ってみるいい機会でしょう。HMVにしろamazonにしろ今ならかなり安く手に入るようですし。

 しかし、この三枚をくりかえし聴いてたら6月にリリースされる新作「Rather Ripped」がすごく楽しみになってきたな…。

 2006年4月6日(木) Paint it black
◆This day in Music
 特定の日(たとえば自分の誕生日)に、英米のシングルチャートでなにが1位だったかがわかるサイト。マイミクさんの日記で知りました。
 さっそくやってみたら、自分の誕生日に1位だった曲は、英:ピーター&ゴードン「愛なき世界」、米:ビートルズ「キャント・バイ・ミー・ラヴ」でした。マージービート真っ盛りですね。でも2曲とも文句なく好きな曲なのでちょっと嬉しい。


 
 ストーンズ日本ツアー最終公演を観てきました。4/5ナゴヤドームにて。
 いやすごかった。3年前のリックス・ツアーの時よりさらにパワフルになってました。「渋さ」などとはまったく無縁の世界。ミックはもちろん元気なんだけど、意外なほどキースも動き回っていたし、ロニーもばりばりギター弾いてましたね。
 そしてチャーリー! とても癌治療した後とは思えない。まさかサイボーグ化とかしてねえよな。
 僕はS席のチケットをとったのですが、1塁側スタンドの前から10列目というポジションで、ちょうどステージほぼ正面。
 ステージ自体は外野バックスクリーンのあたりにあるのでちょっと遠い感じはしたけれど、例のごとく大スクリーンがあるのであまり気になりませんでした。で、Bステージの時になると、かなりの至近距離になって大興奮。
 最新アルバムからも「ラフ・ジャスティス」や「レイン・フォール・ダウン」など数曲演奏しました。これがまた現在進行形という感じで良かった。過去の名曲群から浮いていない。というより逆に、過去の曲が「ビガー・バン」のアティテュードで演奏されている印象でした。そのあたりは「現役バンド」としてのプライドなのかもしれません。
 日替わり名曲としては「ルビー・チューズデイ」が登場。東京公演で演奏したという「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」や「ウォリード・アバウト・ユー」に比べればレア度は少々低めですが、十分幸せになれました。はい。
 前回同様、ミックは日本語MCをところどころに入れてました。「ヤットキタゼ、ナゴヤー」ってのははともかく、「ナゴヤ、最高ダギャ。」って名古屋弁MCまであったのには笑ってしまいましたが。
 名古屋といえば、シャチホコに例のベロマークを付けたイラストを掲げている客がいて、しっかりスクリーンに映し出されていたのも良かった。はははは。ナイス。
 ちなみにセットリストは以下のとおりでした。
○2006/04/05 Nagoya Dome, Nagoya,Japan
 01. Jumpin'Jack Flash
 02. It's Only Rock'n Roll
 03. She's So Cold
 04. Oh No Not You Again
 05. Ruby Tuesday
 06. Rain Fall Down
 07. You Got Me Rocking
 08. Gimmie Shelter
 09. Tumblin' Dice
 10. This Place Is Empty
 11. Happy
 12. Miss You(Main Stage→B-stage)
 13. Rough Justice(B-stage)
 14. Get Off Of My Cloud(B-stage)
 15. Honky Tonk Women(B-stage→Main Stage)
 16. Sympathy For The Devil
 17. Paint It Black
 18. Start Me Up
 19. Brown Sugar
 20. You Can't Always Get What You Want (encore)
 21. ( I Can't Get No ) Satisfaction (encore)
 ひとつ不満があったのは音響の悪さ。いくらドームとはいえ、もうちょっとなんとかならんかったのでしょうか。3年前の大阪ドームではこれほどひどくなかった記憶があるのですが…。
 それはともかく、このあとストーンズは4/8には上海公演、4/11からはオーストラリア&ニュージーランド・ツアーだそうです。ほんとパワフルなジジイたちですね。名古屋空港からステージセットなど大量の荷物が運び出されてる、って記事もありました。ジャンボ3機分だそうです。しかもそれ以外に船で運ぶコンテナが50個。これも凄いなー。

 2006年4月4日(火) Deep river
 今とても欲しい本。前著『ROCK&POPSプレミア・レコード図鑑1954〜79年』もおもしろかったし。でも高い。

      
◆ポップス史に革命!?――店頭未発売のシングル、ダウンロード件数のみでヒット・チャート1位に!
 (UK Today)

 ほー。もちろんこういうカウントもアリだよな。メディアが変わればカウントも変わる。レコードがなかった頃のヒット曲なんて楽譜の売り上げ部数で決まってたわけだし。

◆宇多田ヒカル、待望のアルバム到着!(HMV Japan)
 「4年ぶり4枚目のアルバム」って…。「EXODUS」はもうなかったことになってるんでしょうか。

◆空前のスケール!松田聖子BOX登場!(HMV Japan)
 55枚組10万円だって。あんたはザッパか。

◆祝来日!ベルセバ、DVD付最新盤とミニ・アルバムを発表(CDJournal.com)
 最初から出してくれよ〜。買い換えかよ〜。

◆ビートルズの『Capitol Albums』第2弾、日本でも発売に(CDJournal.com)
 輸入盤はもうリリースされたってのに、日本盤が出るのは6月28日。間抜けすぎる。

◆クリッシー・ハインド、未来の衝撃に直面(soundgenerator.com)
 携帯電話もインターネットもiPodも使わないのだそうです。コミュニケーション手段は有線電話だけ。古風。

◆ジェイムズ・ギャング再結成(UNDERCOVER)
 ディスプレイの前で「は?」って言ってしまった。ウケ狙ってんのかジョー・ウォルシュ。
 でも大物バンドの再結成がひとまわりした今、これからはこういうニッチでマニアックなリユニオンが流行るかも。

 2006年4月2日(日) The Great Pagota of Funn
 エイプリル・フールの件ですが。ワラタ2ッキが4/1分のエントリだけ「泣ける話」モードになってたのにはちょっと意表をつかれました。今日からはまたいつもの調子に戻っているようです。


 
○ドナルド・フェイゲン「MORPH THE CAT」(2006)
 良いです。でも、この良さを言葉に表すのはとても難しい。
 たとえば、「エイジャ」以降のスティーリー・ダン&ドナルド・フェイゲン音源の自分の中での評価を書いてみると、
 「エイジャ」(◎)、「ガウチョ」(◎)、「ナイトフライ」(◎)、「カマキリアッド」(△)、「トゥ・アゲインスト・ネイチャー」(×)、 「エヴリシング・マスト・ゴー」(○)となるのですが、これらのアルバム全部、基本的な方法論は同じですよね。細かいところに多少ブレはあるにしても。
 それでも「カマキリアッド」と「トゥ・アゲインスト〜」と今回の新作の評価は前述のように違ってきてしまうのです。うむむむむ。よくわかんない。単なる拡大再生産というのも違う気がするし。隔靴掻痒って感じです。
 まあこういうアルバムこそ「とにかく聴いてみないと」ということになるのかもしれません。
「マンハッタンの街の上 かたちを持って漂うもの/わたしたちみたいに 空をながめるのが好きな人なら知っている あれは猫のモーフだと/トムキンス・スクエアからアッパー・ブロードウェイまで 大きな青い雲のようにすべってゆく/セントラル・パークを過ぎてシュガーヒルまでたどり着くと ラテを飲むためにひと休み」(「MORPH THE CAT」)

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