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はてなダイアリー(Everything but Music)

 2003年11月15日(土) The Greatest Album Covers That Never Were
◆100人のグラフィック・アーティスト&画家が制作した架空のアルバムジャケット
 Weekly Teinou 蜂 Womanで知った。
 単純にかっこいいと思えるものから、あんたなんも考えてねーだろってのまでいろいろだけど、おもしろい。
 ピストルズとかイーグルスとかエルヴィス・コステロなんかはそのまま使えそう。でも、ドリー・パートンのジャケがブラのみってのはどうよ。

 今日はせっかくの休日なのに未聴アルバムを聴く時間がとれず。
 外出時に竹内まりや「Longtime Favorites」ポール・サイモンのベストアルバム飯田圭織「パラディノメ」、寝る前にソニー・ロリンズ「サキソフォン・コロッサス」を聴いただけ。サキコロは僕が初めて聴いたジャズ・アルバムのひとつ。ラテンぽい「セント・トーマス」が日によって脳天気すぎたり素直に楽しかったり。

 あ、そうそう。はてなダイアリーの方も時々更新してますのでよろしければどうぞ。こちらです。

 2003年11月14日(金) Substance
◆ベル&セバスチャンのデトロイト公演(from 「Obsession and Obscure」
 モータウン発祥の地、ってことでジャクソン5「I Want You Back」をやったそうな。おお。

 職場の歓送迎会があるので電車で出勤。車中、ニュー・オーダー「サブスタンス」を聴く。
「夜遅くに 公園を散歩するのが好きだ/闇の中を移動し 明るくなったら立ち去る/昼は 鎖に固く縛られて過ごす/こんな気狂いじみた言葉 ひどく間違ってる/ここからどうやって脱け出せばいいのだろう/いつもトライするけど いつも失敗する/家に帰っても君は 一人だということすら気が付きやしない/一人きりで過ごしていて 誰かがいなけりゃ いい格好を見せることすらできない/そしてついには 少々の痛みを 受け入れなきゃならなくなる」(「サブカルチャー」)
 昨日のショックな出来事は、経緯をたどっていったら僕が想像していたようなものではなかったことが判明。とりあえず少し気が楽になる。
 歓送迎会もまあまあ楽しくやり過ごせた。すき焼きを腹一杯食べたしね。
 帰りの電車の中で「レット・イット・ビー」を聴く。ダウナー系ビートルズ。
 そういや今日は「ネイキッド」日本盤の発売日だったな。僕はamazonで米盤(非CCCD盤)を予約したのでその到着待ち。

 2003年11月13日(木) Rockin' in the free world
 「WELD」ディスク2を聴きながら出勤。
 「火薬と 銃を撃つ指から 俺を守ってくれ/引き金を引こうとする気持ちから 俺の身を隠してくれ/俺のことを想ってくれ 若くして死んでゆく俺を/まだやり残したこともたくさんあるのに/俺の愛する人によろしく伝えてくれ/会えなくなって寂しくなるよと」(「パウダーフィンガー」)
 夕方、やりきれないほどとんでもない事実が発覚。ひどく裏切られた気分。仕事を進める気が完全に失せた。もうなんかどうでもいいや。
 アーント・サリーを聴きながら帰る。
 「何かを叫んでも咳き込むだけだし/姿勢を正すと馬鹿にされる/外の空気はうすぎたないだけ/けれども私は此処にいる」(「フランクに」)

 2003年11月12日(水) Into the black
◆CDに吹きかけるだけで 心に響く音に変わる、不思議な水!
 なんじゃこりゃ。
 「曲が本来持っているエネルギーが引き出されますので、臨場感が増すように感じられ、更に今まで耳や頭だけで聴こえていた音が心の奥深くに、豊かに響く音色へと変化します。 」…………。
 「成分は100%水です。安心してご使用ください」だってよ…ふははは。(ネタ元:Ogiyang's Home Page 11/11

 出勤時にニール・ヤング&クレイジー・ホース「WELD」ディスク1。ここんとこニール漬けな「はにかむ::日記」に敬意を表して。
 「キングは死んだが/記憶から消え去ることはない/これはジョニー・ロットンの物語なのか?/燃え尽きた方がいい/だって錆はけして止まらないのだから/キングは死んだけれど/記憶から消え去ることはない」(「ヘイ・ヘイ、マイ・マイ」)
 なんかまだ疲れがとれない。たらたらと仕事。
 DCPRG「構造と力」を聴きながら帰る。今日はポジティヴに響くなあ。

 2003年11月11日(火) Down to earth
◆宇宙から帰還した「マシン・ヘッド」、ロックの殿堂へX51.ORG) 
 なんか凄いドラマチックな話。でも「ダウン・トゥ・アース」はパープルじゃなくてレインボーのアルバムですよね。
 亡くなった宇宙飛行士は、タイトルとジャケを宇宙飛行にひっかけて持っていったのかな。

 体調が悪いので一日仕事を休む。疲れがたまってるんでしょうきっと。なにも聴かず。

 2003年11月10日(月) Have I offended someone?
いろんなギターキュビズムっぽいギター。(情報元: omolo.com 11/7)
 これでほんとに弾けたりするとおもしろいんだけど。

 仕事の行き帰りにザッパ「ザッパズ・チョイス〜ハヴ・アイ・オフェンディッド・サムワン?〜」('97)。
 ザッパが生前に選曲を済ませていたという編集盤。テーマは「誰か怒らせちまったかな?」
 「怒りそうな人びとをざっと挙げてみよう−ゲイ、ユダヤの王女様、フェミニスト、クリスチャン、オカルト主義者、レコード会社重役、ミュージシャン組合、サン・フェルナンド・ヴァリーの若い女性、パリの汚いキオスクに集う人々、クラブで踊るのを好む精神的に不安定な若い男性、ジミ・ヘンドリクス・ファン、さらには、音楽的才能あふれるパンク・ロッカー」(エドワード・サンダースによるライナーノーツより)
 収録曲はおなじみのものが多いのだが、リミックス・ヴァージョンや未発表ライヴテイクが多く含まれているので、なかなかに侮りがたい編集盤だ。
 「俺たちが誰であろうと どこから来たのであろうと 今や俺たちは気がつかなきゃいけない/俺たちはやることなすことバカヤロだ/そして俺たちの勝ち目が大きくなっていくとしたって それには恐ろしく時間がかかるぜ/俺たちとは別の人種を消してしまうよりずっと/あの人種、この人種を この惑星の表面から一掃するよりもずっと」(「ダム・オール・オーヴァー」)

 夜寝る前に「エルヴィス56」。1956年(プレスリーがメジャー・デビューした年)に録音された曲を集めた編集盤。中古屋で800円で入手。
 56年のエルヴィスはとてつもなく凄かった。これと「コンプリート・サン・セッションズ」さえあればもう他のエルヴィス・プレスリーはいらないや。

 2003年11月9日(日) 投票行って外食(しなかった)
 祖母の27回忌のため妻と朝から実家へ。親戚一同で食事をして夕方まで。帰りに衆議院選挙の投票に行く。
 で、夜はバレーボールと選挙特番見て過ごす。音楽聴くヒマなし。
 しかしフジの「踊る大選挙戦」…なんだありゃ。選挙トリビアとかやってたぞ。ネタ?

 2003年11月8日(土) The end of the world
 出張していたおかげで初日参戦をのがした「廃盤CD大ディスカウントフェア」
 今日のぞいてみたら、邦楽CDのめぼしいものはSOLD OUTだったけど、輸入盤の方はまだお目当てのものが残っていたので注文。クラナドのベスト盤クリエイション・レコードの2枚組コンピティーンエイジ・ファンクラブなど数枚。全部1枚800円なり。(2枚組は1600円)

 午後、妻と川。そして図書館。今日は返却だけのつもりだったのに、新着図書コーナーに菊地成孔「スペインの宇宙食」を発見したので思わず借りてしまった。地元の書店をさがしてもぜんぜん見つからず、amazonで注文するしかないかと思っていたところだったのでちょっとびっくり。

 今日聴いたのは以下の三枚。
◎竹内まりや「Longtime Favorites」(初回限定盤)
 世間は80年代回顧ブームだというのに、そんなこと知りませんわとばかりに60年代ポップス・カヴァー集を出してしまうのが凄い。で、それでチャート1位を獲得してしまうのもこれまた凄い。
 内容は安定しすぎていておもしろみに欠ける部分もあるのだが、山下達郎や大滝詠一とのデュエットもあるし、なんといってもラストが「この世の果てまで」なのですべて許せてしまう。この曲、詞もメロディも好きなんだよなあ。村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」巻頭にこの曲の引用があったことを思い出した。

◎ローリング・ストーンズ「12×5」
 SACDハイブリッド盤。このシリーズの中で最も衝撃的な音像になっているとの評判だったので聴いてみたのだが、確かにこりゃすげえ。恐ろしいほどリアルな臨場感。どっかのガレージバンドがスタジオに入って荒々しく演奏しているのを真横で聴いているような感じ。ポータブルCDプレイヤーで聴いててこうなんだから、SACDプレイヤーで聴いたらどんなリアルな音がするんだろう…。
 
◎ローリング・ストーンズ「ビトゥイーン・ザ・バトンズ」(UKヴァージョン) 
 これもSACDハイブリッド。
 このアルバムは絶対UKヴァージョンでなければならない。いくら良い曲だからといっても「夜をぶっとばせ」や「ルビー・チューズデイ」が入っていてはぶち壊しなのだ。だってこれはストーンズ版「ラバー・ソウル」なのだから。最初から最後までひとつの空気の中で演奏されているのだから。個人的偏愛盤。  

 2003年11月6日(木)〜7日(金) Welcome to The Hotel California
◆ホテル・カリフォルニアにまつわる都市伝説を追え!(ネタ元: 脱線地点
 これは知らなかった。レコード会社の広報マン、いい味だしてるなあ…。

 高知市に出張。エラい人が会議に出られないのでその代理出席である。うんざり。会議の後は意見交換会という名の飲み会。これまたうんざりなのだが、まあまあ無難にやりすごすことができた。
 翌日は夕方からどうしても出なければならない会議があったので、さっさと高知を出て帰途につく。列車を乗り継いで、夕方5時からの会議になんとか間に合った。会議はそれからみっちり2時間半。疲れますた…。
 出張中に聴いたのは、プリファブ・スプラウト「38カラット・コレクション」モー娘。シングルB面集ベル&セバスチャン「ヤァ!カタストロフィ・ウェイトレス」タンポポ「TANPOPO 1」

 2003年11月5日(水) The Lost Episodes
 仕事の行き帰りにザッパ「ロスト・エピソード」('96)。
 没後にリリースされたスタジオ・レアトラック集。ただし生前に企画は進行していたらしく、選曲やジャケデザインにはザッパ自身の意向がかなり反映されているようだ。お宝音源がざくざくと出てくる。「インカ・ローズ」のオリジナル・ヴァージョン(ジャン・リュック・ポンティのエレクトリック・ヴァイオリンが炸裂!)や、「ホット・ラッツ」期に録音された「シャリーナ」(ドン・シュガーケイン・ハリスのエレクトリック・ヴァイオリンが爆裂!)は特に聴きもの。リップ・レンスによる各曲ごとの詳細な解説も読み応えあり。
 このアルバムを編集しているときにエンジニアがもらした疑問(「シャリーナの別ヴァージョンばかり詰め込まれたアルバムなんか作っても誰が買うんだい?」)に対するザッパの回答がいい。
 「おまえ、俺のファンのことを理解していないな。彼らは俺が発表するどんなクズだって買ってくれるだろうが、それだけじゃないんだ……彼等は同じ曲でも別のヴァージョンを聴きたいと思ってるんだぜ……あ、これはドラムスがチャド・ワッカーマンで、こっちはヴィニー・カリウータだなんて考えてから、その違いを聴き取ろうとするんだ。それが俺のファンなんだよ。」
 ありがとうザッパ。

 2003年11月4日(火) Liege&Lief
◆ストーンズ独占販売に抗議 米加で一部小売店がボイコット(CNN.co.jp)
 例のDVD「Four Flicks」、BestBuy独占販売の件。ボイコットするのってお門違いな気がするけど。
 「同社(※ボイコットをする販売店チェーン)は、ストーンズのアルバムのうち売れ筋の10作品は残すが、3ドルほど価格に上乗せする方針。」ってのがまたなんともセコい。

 出勤時にアーント・サリー。この冷ややかさが耳にこびりついて離れない。
 「物を拾えば吐き気がするし/廊下を歩けば立ちくらみ/鏡を見ると耳鳴りするし/静かになるとノイローゼ気味/地下鉄乗ると気が遠くなる/紅茶を運ぶと不整脈/人と話すとぞっとするけど/私は今でも此処にいる」(「フランクに」)
 他チームトラブルの後始末をする件に巻き込まれる。業者が悪い、業者が悪いって、あんたたちがきちんとプロジェクト管理してなかった件はどうなるの?
 帰りは飯田圭織「パラディノメ」
 「プールの底には塩素がいっぱい/乾杯するかのように飲んだわ/あなたのためにね どうでもいいわ/本当に何でもする覚悟/飲みほすわ ちっとも構わない/もし人が私を半死の状態だと思っても」(「マリン・ブルーの瞳」)
 イザベル・アジャーニが歌ったゲインズブール・ソング。

 夜、ディスクユニオン通販で買ったフェアポート・コンヴェンション紙ジャケ7タイトルが届く。
 ユニオンで買ったのは、復刻ミニチュア帯と「リージ&リーフ」ボックスが欲しかったから。帯はつっこみどころ満載で楽しいです。紙ジャケ自体もきちんとしていて満足。リマスターCDに付属していた解説ブックレットも封入されていて痒いところに手の届く出来でした。詳しくは「紙ジャケ探検隊」新着情報(11/4)を参照されるとよいかと。

 2003年11月3日(月) パラディノメ
 朝から夜まで妻とともに実家の行事の手伝い。疲れました。特に後かたづけ。終日雨だったし。
 帰りに新星堂で以下のCDを購入。
 ○大貫妙子「ライブラリー 〜アンソロジー 1973-2003」
 ○飯田圭織「パラディノメ 〜恋に身をゆだねて〜」
 ○R.E.M.「イン・タイム:ザ・ベスト・オブ・R.E.M. 1988-2003<スペシャル・エディション>」
 CD買ったら少し気が晴れた。
 夜寝る前に「パラディノメ」を聴く。
 今回もなかなかいいです。 「オサヴリオ」に比べて知っている曲は少なかったけれど、その分白紙の状態で曲そのものの魅力と飯田嬢のヴォーカルをじっくりと楽しむことができました。前作で気になったアレンジのチープさも今回はかなり解消されている感じがしたし。
 しかし、これ、録音年月日のデータ記載がないのでわかんないんだけど、前作リリース後に新たに録音されたものだよね? 「オサヴリオ」のアウトテイク集ってことはないよね?

 2003年11月2日(日) ローレライ 
 午後、妻と名古屋へ。
 栄タワレコで竹内まりや「Longtime Favorites」を購入。それと前から欲しかったアーント・サリーいわくつき再発CDがなぜかレジ脇にディスプレイされていたのでこれも買う。

 あ、それからザ・フー「トミー」デラックス・エディションの輸入盤は無事発売されてました。「日本盤は11/11入荷予定」と書いてあったけど、amazonやHMVみても載ってないんだよな。

 当初CCCDでのリリースとアナウンスされていた大貫妙子の新しいベストアルバムは、店頭で確認してみたらCCCDではありませんでした。東芝EMIなのに。CD-EXTRAによる回避でもない純然たるCDDA。ベスト盤なので買おうか買うまいか迷っていたけど、その心意気に感じるところがあったので近いうちに入手するつもり。

 帰宅してからアーント・サリーを聴く。若書きゆえの鮮烈さがまぶしい。これだけ時間がたっていると聴いていて気恥ずかしくなるところもあちこちにあるんだけど。
 戸川純がかなり長いライナーノーツを書いていて、これがとても良かった。
 「筆者にとってパンクはピストルズとアーント・サリーと8 1/2だけだった。」

 2003年11月1日(土) The song is you 
 げげ。例のザッパ紙ジャケボックス、ディスクユニオンでは特典帯つけるんだって。どんな帯なんだろう。日本ではCDしかリリースされてないんだけど。
 あ、ひょっとしてラリー・ペイジ・コレクションの特典みたいな「なんちゃって帯」かなあ…。

◆ライル・リッツ&ヒズ・ジャズ・ウクレレ「50thステイト・ジャズ」
 ユニバーサル・アコースティック・スウィング・コレクションの一枚としてリイシューされたアルバム。地元のCDショップで入手し損ねていたのをお茶の水ユニオンで発見・購入。
 もう一枚のウクレレ・ジャズ盤「ハウ・アバウト・ウケ?」に負けず劣らずのクールな気持ちよさ。なんにも考えずに楽しめる、ってのは僕にとっては貴重だ。
 この2枚のアルバムを知ることができたのもアコースティック・スウィング・ブームのおかげだな。ありがたやありがたや。


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