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2001年 | 11月〜12月 |
2003年5月31日(土) It's gonna take a miracle |
コシミハル・インタビュー@COSMOPOLITAN。( from 「ウツボのはてな日記」) やはりアイドル時代のことは一瞬しか出てこない。個人的には、NHKで日曜夕方に放映されていた「レッツゴーヤング」(すげぇタイトル)に「サンデーズ」のメンバーとして出ていた彼女の記憶がいまだに鮮烈なのだが…。 異常に早くやってきた台風のおかげで終日雨。 ローラ・ニーロ「ゴナ・テイク・ア・ミラクル」リマスター盤を聴く。彼女の声はソウル・シンガーよりずっと鋭利な切れ味を持っている。リマスターの効果は素晴らしい。ボーナス・トラックとして'71フィルモア・イーストでのライヴが収録されているのも嬉しい。「エイント・ナッシング・ライク・ザ・リアル・シング」とか「ナチュラル・ウーマン」とかを歌っている。 夜、リック・ウェイクマン紙ジャケ2タイトル。「ヘンリー八世の六人の妻」と「地底探検」。 「ヘンリー八世」は73年3月に英NMEチャートで6位、「地底探検」に至っては74年5月に英チャートでなんと1位、米ビルボードでも最高3位を記録している。プログレ全盛期とはいえ、こんな大仰な音楽がそんなに売れる時代があったなんてね。 |
2003年5月30日(金) When I get to the border |
「紙ジャケ掲示板」で知ったのだが、ピンク・レディー「ベスト・ヒット・アルバム」が紙ジャケCD化されるらしい。 シングル曲を詰め込んだボーナスディスクに最新デジタル・リマスター、48ページブックレットにシングル22枚のジャケをカラー収録。欲しい。あの頃大好きだった彼女たちの曲を今聴いてどう感じるか知りたいし。6/4発売。 21馬鹿バンド、日本盤化。うーん。これもちょっと聴いてみたい。十代の頃なら「懐メロクリムゾンかよ、けっ」と思って意地でも聴かなかっただろうが。 出勤時にエリス・レジーナ「イン・ロンドン」。1曲目の疾走感はなにものにも代え難い。 帰りはリチャード&リンダ・トンプソン「アイ・ウォント・シー・ザ・ブライト・ライツ・トゥナイト」。 「毎日の仕事には ほんとうんざり/でも 週末がやってきたわ やっかいごとは投げ捨てましょう/タクシー代さえ持っていれば うまくゆく/今夜は華やかな明かりを見たいの」 |
2003年5月29日(木) Running on empty |
タイムスリップグリコ「青春のメロディーチョコレート」詳報。 伊藤忠だったのか。それにしても興味深いセレクション。桑江知子入ってるし。「傷だらけの天使」もいいなあ。 出勤時にジャクソン・ブラウン「孤独なランナー」。 「おまえはサリーをとれよ 俺はスーをとるから/どうせどっちだってかわりゃしない/コケインが 頭の中をぐるぐる回っている」(「コケイン」) 帰りはグレン・グールド「イタリア協奏曲」。ひさびさのグールド聴き。 サム・クックDVD発売。テレビ出演時の貴重なライヴ映像も収録? ちょっと期待。 |
2003年5月28日(水) Shoot out the lights |
「BEAT THE RETREAT」を聴きながら出勤。リチャード・トンプソン・トリビュート。1曲目、X(JAPANにあらず)が鋭く演奏する「シュート・アウト・ザ・ライツ」がいい。 「暗闇の中で 誰が彼の顔を見られるだろう/暗闇の中で 誰が彼に触れられるだろう/彼は子供のように身を隠している/彼は子供のように身を隠している 引き金に指をかけたままで/彼は戦いが耐えられない/明かりを撃ち落とせ」 仕事場ではバカ話に花が咲いて、他の担当グループの顰蹙をかう。 帰りは「ガンボ・ヤ・ヤ −ニューオーリンズ28オールタイム・ヒッツ」。ニューオーリンズR&Bのコンピ。 監修の湯浅学氏が書いているとおり「ヤなこと忘れるにもってこいビート」。 |
2003年5月27日(火) To be a rock, not to roll |
リチャード&リンダ・トンプソン「シュート・アウト・ザ・ライツ」を聴きながら出勤。 最終曲「ウォール・オブ・デス」にはいつもせつなくなる。 「『死の壁』に乗りたいんだ もう一度/『死の壁』に乗りたいんだ もう一度/ほかの乗り物にのって時間をつぶすこともできる/でもこれが 生きているという実感がする一番の近道/だから思い切って『死の壁』に乗ってみたいんだ」 「死の壁」というのは、大きなすり鉢状の壁の内側を上から下までオートバイで乗り回す曲芸で、とても危険なため素人が挑戦できるようなものではないらしい。昔サーカスで見たような気がする…。 今日は比較的平和に仕事。 帰りにツェッペリン紙ジャケCDアンコール・プレスを買いに行く。紙ジャケを持っていなかった「サード」、「フォー・シンボルズ」、「プレゼンス」を入手。今回はアナログ帯を再現してあるのか…。このためだけに全て買い替えたりする人、いるんでしょうね…。 で、買ったばかりの「フォー・シンボルズ」を聴きながら帰宅。寝る前にはほかの2枚も。 かつてはその迫力に驚いたジミー・ペイジ監修リマスターも、今の耳には少しショボく聞こえた。 |
2003年5月26日(月) Fool Yourself |
月曜になると仕事に行って金曜まで働いて、土日はひたすら休む。うんざりするほど果てしない繰り返し。 出勤時にリトル・フィート「ディキシー・チキン」。 彼らのルーツ・ミュージックに対するスタンスは、ザ・バンドなどとは違うような気がする。手段の一つというか。 「レッド・ツェッペリンは目的としてではなく結果としてハード・ロックをやっていた」というのと似たニュアンス。 帰りは「一期一会」。 「幼い微熱を下げられないまま 神様の影を恐れて/隠したナイフが似合わない僕を おどけた歌でなぐさめた/色褪せながら ひび割れながら 輝くすべを求めて」(「空も飛べるはず」) 寝る前にイーグルス「ライヴ」リマスターを聴く。高校時代に同級生に借りて聴いた以来だから20年ぶりか。 当時はあまり好きになれなかったここでの「ホテル・カリフォルニア」も今は抵抗なく聴ける。で、やっぱり「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」には胸が熱くなりました。 それはそうと、わざわざCD2枚組にしなくても1枚に十分収まりそうなもんだが…。 |
2003年5月25日(日) Shake that thing |
夕方、妻と川にでかける。帰りに新星堂に寄り、「ザ・ベスト・セレクション、アコースティック・スウィング」を買う。近頃話題の「アコースティック・スウィング」編集盤。 そのほか、やっと日本盤が出たイーグルスのリマスター・シリーズから「ライヴ」を買おうと思ったが、一緒に置いてあった輸入盤の方が2000円と安かったのでそちらを買ってしまいました。 帰宅してから前記アコースティック・スウィング編集盤を聴く。 ああなるほどこういう音をさすのか。ふむふむ。 レココレ5月号の特集に「フリッパーズ・ギター『恋とマシンガン』はアコースティック・スウィングだ!」てなことが書いてあって、ふーんと思っていたのだが。まあ「フリー・ソウル」みたいにおおざっぱなくくりの言葉なんだろう。 収録曲の中では「ペット・サウンズ」にも参加していた有名なセッション・ベーシスト、ライル・リッツのウクレレ・ジャズがとても良かった。これはアルバムちょっとほしい。 でも僕の場合、精神状態が安定している時でないとこういう音は楽しめないんだよな…。 |
2003年5月24日(土) AUTOPORTRAIT |
一日家でごろごろ。まったりまったり。 朝、スピッツ・トリビュート「一期一会」を聴く。1月に先輩K氏のアパートで聴かせてもらって以来。 いかにも「わかった風な」ジャケットとタイトルはどうも好きになれないが、中身は充実している。羅針盤「ロビンソン」、つじあやの「猫になりたい」、小島麻由美「夏の魔物」がお気に入り。両A面シングルだった「楓」と「スピカ」を、それぞれユーミンと椎名林檎が歌っているというのにはちょっとにやにや。 夕方、コシミハル「オートポルトレ」。レーベルを越えて丁寧に編集された2枚組ベストアルバム。彼女の音楽の根底にあるものが見事に一貫していることを確認。 付属のブックレットにはバイオグラフィーが記載されているが、かつて歌謡曲アイドルとしてデビューした頃の記述は全くなし。抹殺したい過去なんでしょうかね。 夜、「ルグラン・ジャズ」。マイルス、コルトレーン、ビル・エヴァンス、アート・ファーマーなどなどそうそうたるメンツによるジャズ・オーケストラ。ミシェル・ルグランという人は管楽器のアレンジのうまい人ですね。あんまり気持ちよすぎて聴きながら眠り込んでしまいました。 「資料館」にストーンズ大阪公演レポートを追加。「The Bop Junk Band SUPERLIVE on MAIL」に掲載したものの再録です。よろしければご覧下さい。 |
2003年5月23日(金) Meet the new boss, same as a old boss |
おお金曜日。 出勤時に「フーズ・ネクスト」DEディスク1。 オリジナル盤で裏ジャケに使われていた写真(スタジオのようなところでメンバー4人がテーブルを囲んでいる)の別ヴァージョンがデジパックの内側に掲載されているのだが、なぜかみんなひどく物憂げな顔をしている。あのキース・ムーンまでもが。 「もし俺がなにか悪いものを飲み込んだら お前の指をのどにつっこんで吐かせてくれ/もし俺が寒さに震えていたら 毛布で俺を暖めてくれ/お前のコートを着せかけてくれ」(「ビハインド・ブルー・アイズ」) 夕方、委託先との気の重い打ち合わせになんとか方向性をつけ、少しほっとする。今週はいろいろあったけど短かった。 帰りはアラン・トゥーサン「サザン・ナイツ」。 ヴォーカルの弱さを逆手にとり、声にエフェクトをかけることで不思議なリリシズムを醸し出しているタイトル曲が好きだ。アメリカ南部の風景を描いたジャケも素晴らしい。アナログ盤だともっといいだろうなあ。 |
2003年5月22日(木) Let the good times roll |
ひょほ木曜日。 ドクター・ジョン「ガンボ」を聴きながら出勤。ああ働きたくなくなる。 「だれかが俺んちのカギをかえちまった 俺の持ってるのじゃはまりゃしない/一晩中 自分ちの前に立ったままさ/なにか絶対におかしいよ/うっすらと明かりはついてるのに シェードは下がったまま/手が痛くなるまでドアをノックしたよ」(「サムバディ・チェンジ・ザ・ロック」) ばたばたと忙しかったはずのに、あとで思い起こしてみるとなにやってたかよくわからない。そんな一日。 帰りは「恋するふたり」をエンドレス・リピートで。至福至福。ところで「レーベルゲートCD」表示のままになってますよ、タワーレコードさん。 |
2003年5月21日(水) Right Place Wrong Time |
ぐぐ水曜日。 出勤時に大貫妙子「アンサンブル」。 一度だけ大貫妙子のライヴを見たことがある。「スライス・オブ・ライフ」がリリースされた頃だから、'87年かな。 場所はNHKホールだった。確かバンドメンバーに溝口肇が参加していたような。 とても淡々としたライヴだった。歌う方も聴く方も。途中、大貫妙子がこう言ったのを憶えている。 「みなさんとても静かですけど、楽しんでますよね。」 今もああいう雰囲気でライヴをやっているのかなあ。 午前、取材対応。午後、会議その1(セレモニー)、会議その2(定例)、会議その3(激論)。 帰りはドクター・ジョン「イン・ザ・ライト・プレイス」。 途中「サウンドハンター」に寄って、大滝詠一「恋するふたり」を買ったついでに、イアン・カー「ベラドナ」、リック・ウェイクマン紙ジャケも入手。 寝る前に「恋するふたり」を聴いたらとても幸せな気分になった。レーベルゲートCDにならなくてほんとよかった。 |
2003年5月20日(火) Metal Guru, is it you? |
うう火曜日。 ジョン・フェイヒィ「レッド・クロス」を聴きながら出勤。このアコギの音はスチール定規で頬をひっぱたかれてるような感触。 午前中、人前でまとまった話をして疲れ、夕方、エラい人のところにハンコもらいにいって緊張し。10時過ぎまで残業。 帰りはT.REX「The Essential Collection」。マーク・ボランの作り出す音楽はどれも「アナザー・ワールドで楽しく生きよう」という強い意思に満ち満ちている。20th century boy, I wanna be your toy. |
2003年5月19日(月) Melancholia |
ああ月曜日。 出勤時にザ・フー「セル・アウト」。曲間にコマーシャル・ソングを収録するというスタイルのアルバム。リマスター時に追加されたボーナス・トラックにまで同じ趣向になっているのがナイス。最終曲が次作「トミー」に繋がる「グロウ・ガール」だというのも洒落ている。 それにしても未発表だった曲に佳曲が多いなあ。「メランコリア」とか「ジャガー」とか「アーリー・モーニング・コールド・タクシー」とか。 仕事の方は悩みが尽きません。どうすりゃいいんでしょう。 帰りは真島昌利「夏のぬけがら」。まだ夏はじまってませんけど。 ここでも友部正人の曲「地球の一番はげた場所」が良かったりする。 「僕と君がすわってたのは 地球の一番はげた場所/体育館のような台所に 君があの朝 いけたバラ」 夕食後、寝ようとしたらベッド際に大きなムカデが出現。やれやれ。夏がはじまりました…。 |
2003年5月18日(日) Those good old dreams |
未見DVDの山を低くすべく2枚鑑賞。 まずELO「ディスカヴァリー」。79年発表のアルバムをまるごとプロモ・フィルム化した作品である。MTV時代の前にこうしたアイデアを実現していたのは凄いけど、映像はさすがにチープ。音楽の良さでなんとかもってはいますが。 それにしてもつくづくアンフォトジェニックなバンドだなELOって。ひげづらのオッサンばかりフロントに立ってて。 次にカーペンターズ「GOLD」。300万枚突破記念ベスト盤にカップリングされていたもの。 これは、なんかもう圧倒的。口パク映像ばかりなのに、最初から最後まで食い入るように見てしまう。カレンの歌声の持つ本質的なもの悲しさがぐいぐいと迫ってくる。それにしても、81年のプロモにおける彼女のやせ方は痛々しい…。 CDの方は昨日買ったT.REXのベストアルバムを。 アナログ時代に、初期から最後期までまんべんなく選曲した2枚組ベスト盤があって愛聴していたのだが、それに近い選曲でかなり満足。最初がんがんとばしたあと、10曲目「デボラ」でいったん落ち着いて、次の「グルーヴァー」でまたまた派手に再スタートといった感じの構成もいい。 音質の方も、きちんとしたリマスター・クレジットはないんだけれどまあまあでした。 |
2003年5月17日(土) Should I stay or should I go? |
映像版「Essential Clash」、7/16にリリース。クラッシュの全プロモフィルムに、ジョー・ストラマー監督/主演/脚本のサイレント・ムーヴィーを収録。 もうすぐドキュメンタリー「ウェストウェイ・トゥ・ザ・ワールド」も発売されるというのに、これまた購入欲をそそるアイテムだ。こうして、買ったはいいけどヒマがなくて未見のDVDがたまってゆく…。 夕方、妻と川へ花を流しにでかける。帰りに「万代書店」に寄る。 中古CDコーナーで、T.REX「The Essential Collection」(なぜか新品。ただしDVD付ではなかった)を発見、1780円と安かったので買う。 その他にマイルス・デイヴィス「マイルストーン」中古紙ジャケ、ニルヴァーナ「インセスティサイド」「BLEACH SESSIONS」も購入。 川への行き帰りに聴いたのは「ファースト・キッス」(フェアーグラウンド・アトラクション)、「オサヴリオ」(飯田圭織)、モー娘。B面集。 |
2003年5月16日(金) ぼくの失敗はぼくのひき出しの中にしかない |
タイムスリップ・グリコ新シリーズはミニチュアCD! こ、これは紙ジャケやん。食玩もついにここまで…。今まで手を出さずにいたのだが今度はヤバい…。 出勤時にクオドラフォニクス「HEAT ME」。吉田仁(サロン・ミュージック)と岡野ハジメ(元PINK)がやっていたユニットのファースト・アルバム。鞭をしばく音からはじまるんだけど、憶えている人います? セカンドではすっかりハウス・ミュージックになってしまう彼らの音だが、このアルバムでは初期のルー・リードやベルリン時代のデヴィッド・ボウイを連想させるノワール・ミュージックがたっぷりと詰まっていて今聴いてもおもしろい。 特に「LET'S LIVE FOR TODAY」(グラス・ルーツのカバー)は秀逸。 ぼちぼちと仕事を片づける。今週はなんかすごく長く感じられた。土日はゆっくり休みたい。 帰りは「永遠の遠国の歌」(あがた森魚)。ダイジェスト版の方。友部正人「誰も僕の絵を描けないだろう」のカバーはじわじわと浸みる。あがたのバックで演奏するのはムーンライダース。 「心臓をかすめて通るはビルディングの直線/直線の嵐の中で人は気が狂うだろう/大女のスカートの中に男がまる飲みされるのを見たんだ/女は最後まで男を愛せないだろう/僕は死ぬまで道路になれないだろう」 |