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2007年6月26日(火) The Great Unwanted
     
すでにあちこちで話題になっているLucky Soulというレトロポップス系グループが気になって気になって仕方ない。
MySpaceで音源聴いてその甘酸っぱさに心動かされ、YouTubeであれこれやら見てさらにくらくらし。
あとは俺の中で、トレーシー・ウルマンを超えるかどうかが問題。

2007年6月24日(日) 世界が終わる夜に
いろんなギターを作っている人。ファミコンギターもいいけど、個人的には「丸紅葉」が好きだなあ。
情報元:ferm@ta2000


  
○チャットモンチー「とび魚のバタフライ/世界が終わる夜に」(2007)
 前作から2か月の早さでリリースされた新曲3曲。

 「とび魚のバタフライ」はサーフロック調の明るい曲。ブレイクのところで、ビーチ・ボーイズ張りのコーラスが聴けるのがいい。ラストに出てくるギターリフが「ソウルトレインのテーマ」っぽいのは、なにか意味があるのかな?
 PVもなかなか楽しいので、例の動画サイトで探してみるとよいと思います。三人がフラダンス踊ったりしてるよ。

 「世界が終わる夜に」は映画の主題歌だそう。1曲目と対照的に「わたしが神様だったら こんな世界は作らなかった」というサビに端的に集約されるネガティヴ・ワールド全開の曲。これもまたチャットモンチー。

 最後の「風」が自分としてはいちばん好きだったりする。名曲「ツマサキ」に似た曲調のせつない曲。後ろで控えめに鳴っているキーボードが耳に残る。
「裏返しのシーツがひっかかる/まだ指輪の跡が消えない/外ではうるさい罵声/私は部屋で 伸びた髪を梳いた/インスタントコーヒーを飲んだ/夜みたいな朝だった/私はここだ」

 はやく新しいアルバムが聴きたいね。

2007年6月17日(日) Won't get fooled again
 「ちびまる子ちゃん」が新聞四コマとして連載開始。しかも掲載紙は「中日新聞」。系列の「東京新聞」サイトには記事が掲載されてないんだけど、中部ローカルでやるつもりなのか。
(6/24追記)北海道新聞、西日本新聞など地方紙8紙での連載だそうです。J-CASTニュースからの情報。


      
◆The Who '75年のライヴ映像! (HMV Japan)
 一瞬「おお!」ってなったけど、よく見たらMasterplanからのリリースじゃないすか。ツェッペリンのあれやらこれやらをリリースした怪しげなレーベル。とはいえ、見てみたい。安いし。音質が良いといいなあ。

◆ポール・マッカートニーがアップルのCMに出演! (The Muffs' Fanpage In Japan)
 なんのかんのいって、やっぱセンスいいよな、アップルって。

◆ピンク・フロイド、スペシャル・アルバムをリリース(BARKS)
 アルバムリリース40周年を記念して、デビューアルバム「夜明けの口笛吹き」が3枚組デラックスエディション化されるとのこと。シド・バレットファンにとってのマストアイテム。

◆80'sアーティストが集結!英フェス“Retro Fest”が今秋に開催 (CDJournal.com)
 いつかだれかがこういうフェス企画するんじゃないかとは思っていたが……80年代はもう「Retro」なんすね。

◆PANTAの80年代ソロ作品が3ヵ月連続で紙ジャケ復刻リリース!(CDJournal.com)
 発売当時「PANTAが日和った」と、ファンにも評論家にもたたかれまくった「KISS」と「唇にスパーク」が、今の耳にどう聞こえるのか確認してみたい。

2007年6月14日(木) I don't want control of you
◆Frank Zappa DVDと紙ジャケボックス!(HMV Japan)
 「Apstrophe(')」と「Over-nite Sansation」制作をたどるドキュメンタリーDVDと、「Does Humor Belong in Music ?」「Playground Psychotics」「Ahead of Their Time」「The Yellow Shark」「The Lost Episodes」「Have I Offended Someone ?」の6タイトルを収録した紙ジャケボックスが発売されるとのこと。
 ボックスの方は、もともとCDでリリースされたアルバムばかりなので、紙ジャケ化する意味を全く感じずスルー。
 でもドキュメンタリーの方は見たい。お願いだから、ちゃんとした字幕付けてね。


 
 ほんとはポール御大の新譜のことでも書こうと思っていたんですが、この間の日曜日にティーンエイジ・ファンクラブのベストアルバム新古品を格安で入手して以来、なんかスイッチが入ってしまってTFCしか聴いていないのです。CD棚に入っているTFCアルバム総動員。
 脳味噌がとろけそうな美メロと身体に直接作用するギター。午睡の時に見る甘い甘い夢のよう。
 困るのは、彼らの音楽を聴いていると、勤労意欲がまったく湧いてこなくなること。もうその世界から抜け出したくなくなるんで。
「朝 彼女に会いたければ 水晶玉が必要/そして お告げを読み取る魔法の目もいる/流れ星を追ってたら 間違った道に入りこんでしまったよ/愛の次元では 遠くのものをつかもうとすると すぐに消え去っていく」(「SPARKY'S DREAM」)

2007年6月8日(金) Lots of drops of brandy
   
 可児市文化創造センターで、チーフタンズの来日公演を観ました。

 直前にフィドルのショーン・ケーンが病気のため来日不可となり、急きょ若いサポートメンバーを追加しての公演だったそうですが、そんなトラブルをまったく感じさせない余裕の演奏でした。
 前述したサポートメンバーの他にも、女性のみのトラディショナルグループであるリアダンや、アイリッシュダンスのダンサーまで加わったぜいたくなステージでした。

 しかもスペシャルゲストは元ちとせ。 彼女はすでにチーフタンズと2曲レコーディングをすませているとのことで、その曲を歌いました。赤いドレスに身を包んだチャーミングなお姿でした。

 妻が発売日にチケットをとってくれたおかげで、最前列のやや左寄りという良い席で見ることができたのも幸運でした。彼らの演奏を眼前で堪能することができたのですから。アイルランドの至宝、パディ・モローニのユーリアンパイプやマット・モロイのフルート、ケヴィン・コネフのバウロンと歌、トリーナ・マーシャルのアイリッシュハープ、どれも素晴らしかったです。生音の豊かさを感じさせてくれるコンサートでした。

 ひとつ残念だったのは、3歳くらいの男の子を連れてきていた母親です。

 最前列ほぼ真中の席に座っていたということは、熱心なファンなのかもしれませんが、3歳の子に2時間の間、おとなしくさせるのは無理でしょう。

 案の定、子供はむずかって「早く終わってほぉしぃ…」「おうちに帰りたいよぉ」などと言っているのが僕の耳にも聞こえてきました。しかも、ハープのソロの部分など、静かな場面でそういう声が聞こえてくるんですからたまりません。
 途中休憩のときに、係員が注意に来たのですが、母親は「静かにするよう子供と約束しています」「他人に迷惑はかけていません」というようなことを言って、結局最後までいました。

 他の観客に迷惑をかけていたのは間違いないとして、子供は子供でかわいそうだと思うんだけどなあ。好きでもないものを2時間も見せられるのは彼にはすごい苦痛だよ、きっと。

 でも、本編が終わりステージを去る時に、にやりとしながら、その子供に手を振っていったパディ・モローニはさすがでした。度量のひろいおっさんです。

2007年6月6日(水) Rainbow
◆Ry Cooder 紙ジャケット・コレクション(HMV Japan)
 ファーストから「Bop Till You Drop」までの8タイトル。2007リマスターってのはたぶん日本独自リマスターだろうな。

◆BOB MARLEYの名作『EXODUS』が発売30周年を記念して、USBメモリーでリリース(bounce.com)
 おもしろ。要はデータを売るんだけど、容器付けときましょうってことですかね。


   
○バトルス「ミラード」(2007)
 米国NY出身ポストロックバンドのファーストアルバム。
 アルバム以前にリリースされたEPを聴いてきた方々からは、すでに「期待はずれ」的な鉄槌を下されてしまっているようですが、このアルバムで初めてバトルスの音楽に触れた自分にとっては、なかなか楽しめるアルバムでした。
 ドラムスのプレイヤビリティがとびぬけて凄いのは誰もが認めるところでしょう。でも、それ以外のメンバーの音の出し方も、非常にストイックかつマジカルで、チャーミングですらあると思いました。
 「ポストロック」とかいう言葉を聞くと、すぐスロッビング・グリッスルなんかを連想してしまったりする方(俺のことか)、あんなグログロなもんじゃありませんのでご安心を。むしろ、一種のプログレとしても聴けてしまう局面もあるのでした。
 
 というわけで、興味のある方は、ここで試聴してみてください。
 それからPVもなかなかカッコいいので、そっちを見てもらってもよいかもです。
 
 それはそれとして、メンバー4人のうちの2名、タイヨンダイ・ブラクストンデイヴ・コノプカって、ひさびさに「発語の快感」を味わわせてくれる名前だなあ。

2007年6月3日(日) 終楽章
◆コルトレーンの"ジャイアント・ステップス"を、テナーの譜面で追う映像
 telの日常三昧経由。音符がぽこぽこと生まれてくるように見えるのが面白い。作るの手間かかっただろうな。


  
○竹内まりや「Denim」(初回限定盤)(2007)
 聴いていてなんだか居心地の悪さを感じてしまう新作。
 彼女の場合、音楽的なネタはもう出尽くしてしまったのだなあと思う。今回のアルバムを聴いていると、「あ、これは『家に帰ろう』だよな」「これは『シングル・アゲイン』」「これは『プラスティック・ラヴ』か」と、過去の曲を連想することしきり。
 安定しているといえばいえるのだろうが、そこに新鮮さはない。「新作を聴く」というスリルが感じられない。

 しかし、山下達郎が中心となって作られたトラックそのものは、あいかわらず丁寧に、かつ緻密に作られているし、彼女の歌自体も成熟度を増していて、聴いている分には非常に心地よいのだ。

 だからこそ、とても居心地が悪い。「安定」に吸い込まれていくことの居心地悪さ。「安定」が当たり前であることのすわり心地の悪さ。聞きたくもない人生論が語られていることの落ち着かなさ。こんな記事を読むと、ますますそんな気持ちが募ってゆく。

 初回限定盤には、過去のシングルB面曲6曲を収録したボーナス・ディスクが付属しているのだが、これを聴いていると少しほっとする。竹内まりやの音楽を聴くことが、無条件で楽しく、せつなく、スリリングだった頃を、ちょっとだけ思い出させてくれるから。  

2007年6月2日(土) Another version of the truth
◆藤本美貴がモーニング娘。を脱退(ナタリー)
 政治家はスキャンダルが発覚しても辞めないけど、モー娘。メンバーは辞めていく。日本の伝統美に殉じるアイドル。
 

  
○ナイン・インチ・ネイルズ「イヤー・ゼロ〜零原点…」(2007)
 今出てるミュージックマガジンでありえないくらい酷評されていた新作。

 「ノイズ成分は多くても聴きやすい・わかりやすい作品」というのが僕の第一印象でした。アグレッシヴにスタートしながらも、いくつかの局面を経て、ラストはまるでゴスペルのような曲で幕を閉じるのです。

 アルバムを貫くコンセプトについて、日本盤ライナーには「15年先の未来を描いた」という記述が。しかしどう見てもトレント・レズナーの攻撃目標は、アメリカが今現在深く関わっている戦いのことだとしか思えませんでした。
 デジパックを開けると出てくる「聖書を持った洗練された手」と「マシンガンを持った荒々しい手」の対比写真なんか、もうあからさますぎ。ここまでくると、少々陳腐にすら思えてきます。

 というわけで、”内”よりは”外”に向かっているという印象を与える作品です。そのあたりが好悪の分かれる大きな要因なのかもしれません。僕は「好」の方に一票を投じてもいいと思っていますが。

「おれたちはずいぶん遠くまで来たと思っていた 自らの嘘によりかかって/いよいよその結果に直面するんだ/これが終わりの始まり」(「THE BEGINNING OF THE END」)

 どんな音なのか自分の耳で確かめたい人はこちらを。全曲フル試聴できます。

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