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2007年5月29日(火) Journey through the past
◆スミスの名曲を巡り、UKスター同士による仁義なき闘いが勃発?(bounce.com)
 アークティック・モンキーズVSロビー・ウィリアムス。肝心の曲自体はここで聴けます。

◆ザ・フーの紙ジャケット5タイトル!! オリジナル特典ボックス決定!!!(ディスクユニオン)
 「ガールジャケ」ボックスだそうです。帯はメーカーの方で復刻されるみたい。


  
○ニール・ヤング「LIVE AT MASSEY HALL 1971」
 DVD付き輸入盤を買うか、DVDなし日本盤を買うか迷った末、結局amazonでDVD付きを購入。
 映像部分については、「ニール本人よりテープ・レコーダーの方が長く映っている」などという辛口のレビューもありましたが、実際に見てみればそれはそれほど気にならず。時代が時代だけにあまり鮮明な映像ではないけれど、名曲「Tell Me Why」を歌っているニール御大の姿を見ることができるというだけで、個人的にはかなり満足度が高かったです。
 しかもフルコンサート映像が収録されているだけでなく、ジョニー・キャッシュ・ショーでのライヴ映像やラジオ音源、歌詞や年表、当時の新聞記事などのボーナスマテリアルも充実しています。

 演奏は文句なく素晴らしいです。前回リリースの「Live at The Filmore East」がクレイジー・ホースをバックに従えたエレクトリック・セットだったのに対して、こちらはニール一人によるアコースティック・セット。「新曲だ」と言って演奏される「A MAN NEEDS A MAID」〜「HEART OF GOLD」のみずみずしいこと。
 しかも前者では、サビの部分の歌詞が「A MAN NEEDS A MAID」ではなく「A MAN FEELS AFRAID」と歌われていて、ちょっとびっくり。これがもともとの形だったんでしょうね。

2007年5月27日(日) When the angels
 以前に「資料館」に掲載した「The Who Special Box Set」記事に対して、見知らぬ外国人から質問のメールが来た。
 慣れない英語で回答を書いて返信したら、なぜか宛先不明で戻ってきてしまいました……どうなってんの。ううう。


   
○プリファブ・スプラウト「スティーヴ・マックイーン 〜レガシー・エディション」(1985/2007 Reissue)
 名作セカンドアルバムのデラックス・エディション2枚組。
 プリファブのアルバムは、すべてが名盤と断言してしまいたいくらいクオリティの高いものばかりなんですが、この「スティーヴ・マックイーン」は特に名盤度の高い作品だと思います。パディ・マカルーンの書いた美しい曲の数々を、さらに印象的なものに仕上げたトーマス・ドルビーの絶妙なプロデュース・ワークが光っている、という意味で。
 今回、ディスク1にはそのトーマス・ドルビー本人によるオリジナルアルバムのリマスターヴァージョンが収録され、ディスク2には、パディ・マカルーンが、このアルバムの収録曲をアコースティックアレンジで再レコーディングしたものが収められています。
 ディスク2がそういう内容になると最初に聞いた時は、正直「少々微妙だなあ」と思いました。あの名作を再録音するなんて無謀な試みにしか思えなかったのです。
 しかし、実際に聴いてみるとこれは素晴らしい出来だったのでした。基本的にパディ一人が歌い、演奏しているのですが、とても丁寧に、かつ丹念にそれぞれの曲が再アレンジされ、新しい魅力を湛えた深みのあるヴァージョンに生まれ変わっています。聞くところによれば、このディスク2の録音については、オリジナルアルバムを録音した時以上の時間がかかったとか。さすが完璧主義者パディ・マカルーン。「微妙」だなんて言ってすみませんでした。
 そういうわけで、名盤をまた違った角度から立体的に味わうことのできるすぐれた再発でありました。いつまでたっても色褪せることのないアルバムが、またさらに新たな輝きを付加されたのです。

 おまけとして、YouTubeで見つけた映像をリンクしておきます。すべてこのアルバムの収録曲です。
 「Goodbye Lucille #1(Johnny Johnny)」「Appetite」「When Love Breaks Down」 

2007年5月20日(日) The past and the present
 あ、amazonが在庫一掃バーゲンやってる。輸入CD990円均一セールとか。目の毒目の毒。


       
○LOCKSLEY「DON'T MAKE ME WAIT」(2006)
 タワレコに大量にディスプレイしてあったニューヨーク出身グループのデビューアルバム。大プッシュらしい。
 このPVを見てもわかるように、明らかに初期ビートルズを意識した音。で、アルバム全編この調子。
 基本的には好きな音なんだけどなあ……同時代的にビートルズを真似っこした有象無象(たとえばニッカーボッカーズとか)はイミテーションと蔑まれ、四十数年過ぎてから同じようなことすると「21世紀のビートルズ!」とかいってもてはやされるのはなんか納得いかん。ご本人たちがパスティーシュだと割り切ってやっていれば許せるんだけどね。マジなのかシャレなのか、正直よくわからんです。

○ダイナソーJr.「ビヨンド」(2007)
 オリジナルメンバー3人(J・マスシス、ルー・バーロウ、マーフ)によるリユニオンアルバム。
 自分にとってのダイナソーJr.は、(Jがほぼひとりで作り上げた)「グリーン・マインド」('91)がすべてで、それ以上でもそれ以下でもない。だからオリジナルラインナップにも特に思い入れはない。
 でもそんなことはどうでもよいのだ。このアルバムはすごい傑作だから。そんじょそこらのショボいリユニオンとはわけが違う。変わったのは、本人たちの容貌がジジイになったことだけ。メロウな轟音。無気力ヴォーカル。馬鹿みたいにエモーショナルなギターソロ。なんも新しいことやっていないのに、まったく古臭くない。嘘だと思う人はこのPVでも見といてください。(なんならついでにデヴィッド・レターマン・ショーでのライヴも。)

○ダニエル・ジョンストン「welcome to my world」
 去年リリースされた編集盤。たぶん「悪魔とダニエル・ジョンストン」公開にあわせてリリースされたもの。
 ダニエル・ジョンストンを聴いてみたいと思ってamazonやHMVで検索してみると、かなりの数のアルバムがリストアップされるんだけど、数がありすぎてどれから聞けばいいのかよくわからないという人も多かったと思う。僕もそうでした。
 で、トリビュート・アルバム「ダニエル・ジョンストンの歌」を入手して、ダニエルによるオリジナルVerを集めたディスク2をベスト盤代わりに聴くことになる。でも、この「welcome to my world」があればそんなめんどうなことをしなくてもいいのだ。代表曲をほぼ網羅し、しかも未CD化だったEP音源(「Lennon Song」「Laurie」)も収録されている。近年の音源までは収録されていないけれど、彼の音楽のエッセンスが端的に示されている初期音源をたっぷりと楽しみ、いつくしむには最適な編集盤でしょう。価格的にも手頃だし。これが気に入れば、オリジナルアルバムへの旅に出ればいいのです。僕もまだまだ旅の途中なんで、これを道しるべにして進みます。

2007年5月12日(土) Approximate
 今週は職場でイベントが連続しました。水曜は真夏日の太陽に灼かれ、木曜は雷雨と風に苦しめられ。今日もあるんすよ…。

      
◆Frank Zappaの貴重映像!!(HMV Japan)
 日本盤リリースが無期延期になっていた「Dub Room Special」DVDが復活。
 もうリリースされないもんだと思って、売り払ってしまった米盤リージョン1DVDを、最近また買いなおしたりしてたんですが…(泣)。でもとりあえず買います。ザッパですから。
 どんな内容なのかについては、以前書いたこの日記を参照していただけるとよいかと。
 
◆The Who 紙ジャケ今回は... (HMV Japan)
 なんとガールズジャケ仕様「マイ・ジェネレーション」、日本盤デフジャケ「セル・アウト」、初期編集盤「マジック・バス」「ダイレクト・ヒッツ」「ミーティ・ビーティ・ビッグ&バウンシー」の5種が紙ジャケ化になるとのこと。
 うううたまらんなあ。ついにここまできたか。
 この中ではガールズ「マイ・ジェネ」が目玉アイテムなのは間違いないですが、「ミーティ・ビーティ…」もなかなか捨てがたい編集盤ですよ。こんな風に、初期のシングルがずらりと並んでいるので。初期音源がなかなか手に入らなかった頃に、アナログ盤をずいぶん愛聴したものです。
 あとは、ディスクユニオンがどんな特典を付けてくれるのかに期待。

◆魅惑のCMソングでも注目を集める湯川潮音、ライヴ映像を限定公開!(BARKS)
 2007/03/10の恵比寿リキッドルームでのライヴから4曲を映像公開中。
 ずっとワンアングルだし、明度もあまり高くないですが、彼女のライヴ映像が見られるというだけでもう…。
 「裸の王様」「知らない顔」という個人的二大フェイヴァリット曲が選ばれているのも嬉しいです。
 6/11までの限定公開だそうですので、お見逃しなく。

◆ローリング・ストーンズ、馬の迷惑を考える(BARKS)
 ストーンズの演奏に興奮した馬300頭が暴走するところを想像したら、なんかちょっと笑ってしまった。すいません。確かに馬にとっちゃエラい迷惑だろうな。

◆ヤング・マーブル・ジャイアンツの名作がデラックス・エディションで再登場!(CDJournal.com)
 「デラックス」という言葉がここまで似つかわしくない名作もめずらしい。
 え、ヤング・マーブル・ジャイアンツを聴いたことがないって? こんなんです。麗しのアリソン・スタットン様。
 ついでに、前は見つからなかったウィークエンドの映像にもリンクしておこうっと

2007年5月8日(火) Unbroken
 この二週間に聴いた・見たものの感想その2。

      
○ストラングラーズ「Suite XVI」(2006)
 「スイート・シックスティーン」というタイトルがつけられた通算16枚目のオリジナルアルバム。渋谷陽一とか大貫憲章とかのジジイ系音楽評論家に激賞されていたので聴いてみました。
 確かにいいっすね、これは。ハードな曲からメロウなものまで、往年の手法を総動員してがんばっています。目新しさはなくても、曲自体の出来がいいので楽しめるのです。気になる方はここで試聴されるとよいかと。各曲の詳細な解説付きです。

○mihimaru GT「THE BEST of mihimaru GT」(CD+DVD)(2007)
 この時期にベストアルバムを出すなんて、本人たちが望んだものとはとても思えないですが。
 まあそれはともかく、3枚のオリジナルアルバムのおいしいところをピックアップし、しかも最新シングル「パンキッシュ☆」まで収録、ということでお得感のあるベストアルバムではあります。でも、これを聴いていると、「mihimagic」のクオリティがいかに突出していたかということがよくわかりますね。あのアルバムに収録された曲と、ファースト&セカンド収録曲とはもう全然レベルが違いますから。
 最新曲「パンキッシュ☆」でもその好調ぶりは持続されているようでひと安心。PVもアホらしくて好きです
 初回限定のDVDに収録されている「帰ろう歌」のリテイクVerのPVも楽しい。長回し全開で。

○「悪魔とダニエル・ジョンストン」(DVD)
 これはめちゃくちゃおもしろかった。実在する人物の人生を「おもしろかった」というのは語弊があるかもしれないけど。
 ただ、これを「家族の物語」として着地させようとしているのには少々うんざりします。でも事実は事実だから仕方ないのでしょう。
 ごちゃごちゃ内容を説明するよりも、とにかく観てもらうしかない映画だとは思います。
 ああそうそう。映画の中で何度か映る(現在の)ダニエルの部屋。あれは理想の部屋です。夢の国です。
 予告編をどうぞ。

2007年5月6日(日) Not a second time
 ふと気がつくと、前回の更新から二週間が過ぎていました。毎日チェックしていただいていた方、すみません。
 その間、自分PCが6年ぶりに新しくなるという出来事がありまして。新しい液晶画面でこのサイトを見てみると、いろいろと気になる点が出てきましたので、少し色合いなどをいじってみました。

 さて、この二週間に聴いたものの感想その1です。

      
○アークティック・モンキーズ「FAVOURITE WORST NIGHTMARE」(2007)
 正直、うーむって感じ。かなり楽しみにしていたんだけど。
 演奏能力がパワーアップしているのはよくわかるし、バンドとしての勢いも十分ある。でも曲がなあ……。ファーストの焼き直しみたいな曲が多いところが少々ひっかかるのです。ロッキンオン誌がやたらと褒めちぎって大盛り上がりしているのが理解できません。まああそこはいつもそうなんだけどね…。記事だけ読んでると、毎月”世紀の名盤”がリリースされているような錯覚に陥るもんな。

○スミザリーンズ「MEET THE SMITHEREENS!」(2007)
 「ミート・ザ・ビートルズ」をアルバムごとまるまるカヴァーした作品。この手のアルバムは昔からいろいろとあって玉石混交なわけですが、これは悪くない出来です。ほぼオリジナルに忠実な演奏で、違うのはヴォーカルがやたらと粘っこいところだけ。
 聴いていて楽しいのは確か。でも、それがスミザリーンズの演奏のおかげなのか、ビートルズの曲の良さのおかげなのか、よくわかんなくなってくるんですよね。

○MIKA「Life in Cartoon Motion」(2007)
 シングル「Grace Kelly」のおかげで「フレディ・マーキュリーの再来」という話題だけが先行していますが、単にそれだけではない完成度の高いポップアルバム。英国ポップ好きならばきっと気に入るであろう佳曲がずらりと並んでいます。これがまた聴けば聴くほど良くなってくるのでした。けしてフレディのデッドコピーなどではありませんぜ。
 ちなみに歌っているのはこんなお兄ちゃんレバノンはベイルート生まれの23歳だそうです

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